前回は、幼児や小学校低学年の子供達が勝てない理由でもある、飛び込みの弱さを補う秘策を紹介しました。
この秘策により、間合い内の相手には、ポイントが取れるようになるでしょう。

一方、これだけでは、まだまだ不十分。
そこそこ間合いがわかっている相手に対しては、自分からポイントを取りに行くことはできないでしょう。

そうなんです。
勝てない子の多くは、届く間合いに入れないのです。

というか、組手に必要な足さばきができないのです。
この記事でも紹介したのですが、足さばきは、主に3つあります。


ぶっちゃけ、間合いに入る足さばきは、

送り足/寄り足だけで十分。

常にステップインしてから突くことを体に覚えさせなければなりません。

インしなければ、届く間合いに入れない。
初心者の子や勝てない子は、そんな簡単なことがわからないので、足踏みしてしまいます。

最初は、大きくステップインして、徐々に小さくしていけば良いと思います。
これが出来るようになると、間合いというものも、徐々に覚えていくでしょう。

そしたら、ステップインに継ぎ足を隠したり、その他の足さばきを覚えていけば良いと思います。

また、自分の間合いを把握するための補強として、10~20cm離して手と手を合わせたステップトレーニングを行っていくと良いでしょう。
主導権側に合わせて、距離を保つ練習。

さらに、もう少し実践性の高い練習として、肩タッチゲームなどをさせていくと良いでしょう。

ゲーム性を持たせた方が楽しんで稽古できるので、子供達のモチベーションも高まるでしょう!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。