今日は、シトルリンの市場動向について、紹介です。

原料受託バンクのランキングなどには、現れてこないのだが、シトルリンの市場は、伸びていると思う。
弊社も、使用量が格段に伸びている。

実際問題、このシトルリンの市場は、2段階で伸びたと思う。

第一次成長期では、アフィリエイト広告による荒い売り方で、増大系のサプリメントに用いられました。

まぁ、現在も、やんちゃな会社さんが売り続けています。ただし、アフィリエイト広告の力も落ちているので、販売量は、かなり目減りしているだろう。
一方、1社でドカンと売る会社が無くなっただけで、全体の販売量は、微増している可能性もある。Facebookを活用したり、売り方が多様化しているだけだと思います。

第一次成長期、弊社の山芋抽出物が特許素材として、一緒に使われ、原料が多く動きました。
この記事の影響。定番の組み合わせになりつつある。



第二次成長期では、主にAmazonで販売され、市場を伸ばしました。
第一次のクリエイティブの流れで、精力系・増大系のサプリメントが多いです。

まだ続いています。
弊社も、シトルリンの案件が多いです。

これまでの荒い売り方をされる商品と異なり、基本的に800mg以上配合されており、

ゴミ商品ではない

という特徴もあります。
購入層の男性顧客が、シトルリン量あたりのコストも評価しているためでしょう。

副材にコストをかけるのではなく、主材のシトルリン配合量にコストをかけるようになりました。
また、シトルリン800+数のクリエイティブという商品も増えました。

基本、Amazonで売れる商品は、広告費割合が少ない分、原価率が高いです。シトルリンに限らず、HMBやプロテインでも、同様なことが言えると思います。
近年、安価な商品でも、高原価と言う強い商品も現れ始めています。

こういった背景より、今、シトルリンの打錠などで製造ラインがいっぱいになっている工場が出てきています。
年末商戦に向けて、早めにライン確保しないと、納品しきれない状況もあります。
要注意です。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。