先月、厚生労働省からプエラリアミリフィカを始めとした4素材が「特別の注意を要する成分」として指定されました。

厚生労働省/プエラリアなど4品指定へ/「特別の注意を要する成分」として  2019/05/23 日本ネット経済新聞 (外部サイト)

その影響で、それの代替原料を探される傾向が非常に強くなってきています。
まぁ、Amazonでも、そこそこ売れるから、なくせないのでしょう。

そこで、よく問い合わせがあるのは、ホルモン系の素材として、ジオスゲニンが検討されます。

とは言っても、ホルモン様作用がある訳ではない。不足していないと、産生を助けない。
なので安全
だから、それで良いと思う。

バストアップには効きませんよ!と回答すると、求めるような回答でないため、不機嫌になる顧客もいるが、弊社は都合の良い嘘は決してつかない。

また、プエラリアミリフィカを配合しないのなら、プエラリアと言う(バストアップイメージの)ワードのチカラを活用して販売することができないという問題点が生じます。

そこで活躍するのは、葛花です!
弊社の原料:美活花80ですね。

プエラリアとは、葛の学名。
なので、葛花は、プエラリア花抽出物/プエラリア花エキス末と言う学名表記も可能な訳です。
さらに、葛花由来イソフラボンの表記が可能です。

プエラリアの商品にすることができるのです。
女性ホルモン様作用は極めて低いですけど・・・。

ただし、葛の根は医薬品の葛根なので、花が由来であることは、しっかり明記しなければならない。
まぁ、プエラリアミリフィカも根なので、極めてギリギリな素材であることがわかるだろう。

先述の通り、プエラリアの抽出物は、女性ホルモン様作用は極めて低いです。
葛花由来イソフラボンも、女性ホルモン様作用は極めて低いことがわかっています。
この抽出物を用いると安全なプエラリア商品を作ることが可能なのです。

さて、最後に、バストアップ商品に対する見解です。
原則、女性ホルモン様作用が強い素材を高配合した商品は、危険です! 女性ホルモン様作用のある素材は、使い方が難しいです。健康被害がでないような調整が求められます。
そもそもぶっちゃけ、生理不順を起こすだけで、バストアップにつながらんと思う・・・。
この商品カテゴリー自信が微妙な存在です。

どうせ消費者を騙すなら、健康被害を起こすような商品でなく、安全な商品で美容や元気に寄与するような商品であってほしい。

何れにしても、このプエラリアミリフィカ問題も、上手くソフトランディングしてもらえればと思っております。
やっぱり、これだけの市場がなくなってしまうのは損失ですからね。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。