雑草魂🌱栗山雄司.🥋🥊

機能性食品素材の原料販売と健康食品サプリメントOEM製造を行うアンチエイジング・プロ COO、格闘系オヤジ🥋栗山雄司.のブログ。 大学や提携医療機関と共にフェリチン鉄やジオスゲニンなどの臨床研究を行いながら、当社にて営業・学術・集客・輸出入実務・特許戦略・人事など、幅広く担当する。

仕事ではマーケット情報や学術情報をまとめながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

インフルエンサー物販の昨今

最近、インフルエンサー管理会社(企画会社)からの問い合わせが増えている。
まぁ、モラルがある会社さんもあれば、酷い会社さんもいる。まぁ、何れにしても、どの方も、この業界のことや健康食品のことを全く知らずに、この健康食品サプリメント事業に進出してくる。それも、自分たちの目線で。
過去、制作会社さんの進出が目立った時期があり、ほとんどの会社さんが成功できずに撤退されていきました。



そして、今、同じようなことが繰り返されようとしている。

そもそも、インフルエンサーマーケティングって、ブログの時代から行われています。当時は、超露骨なステマ。そして、以下のように変化していきました。

【ブログステマ全盛期時代】
ぶっちゃけ、ブログによるステルスマーケティング。
当時、ブログ1記事あたりの広告費がインフルエンサーさん毎に羅列されていた資料もあった。
高いインフルエンサーさんの広告は、1記事200万円(8時間縛り)という高額なものも多く存在しました。

仕切っていたのは大手ブログ会社さんで、広告主の中にはクッキーや美顔器で大きくなった上場会社さんも存在します。
一時代を築きました。

そして、2012年、ペニオク問題が社会問題にもなり、突然、衰退の一途をたどりました。
まぁ、数人のタレントさんが人身御供となり、上手く終息の形になりました。それは、裏の話。

ここからしばらく、インフルエンサー物販は、下火になります。

【キュレーションサイト全盛期時代】
WELQやNaverまとめなどのようなキュレーションサイトが健康医療系の情報を独占する傾向が強くなった。
こういったキュレーションサイトに対して、物販の広告費も流れました。キュレーションとアフィリエイトを絡ませながら儲けたアフィリエイター会社さんも少なくないでしょう。

そして、2016年、WELQ問題が社会問題となり、Googleも健康医療系のアルゴリズムを変更するなどして、キュレーションサイトも排除されていくことになりました。


ちなみに、ユーチューバーの成功者がぼちぼち現れ始める。

【アフィリエイト型記事広告全盛期時代】
次も、アフィリエイト広告を利用したステマなのですが、形態が変わりました。
真っ黒な記事サイトを挟んでの販売。
このブログでも、何度か紹介させていただきました。ちなみに、最初は、アフィリエイトプログラムの挟んでいましたが、規制の強化と共に、純広告型に変化していきました。

ちなみい、健康食品サプリメントのランキングサイトなども、典型的なステマサイト。

ちょうどその頃、やりたい放題の状況が続き、医師と詐称しブログで健康食品を販売していた男性が騒がれたこともありました。ちなみに、その男性が用いたアフィリエイト広告主は、1億円を超える課徴金の制裁を受けることになりました。

2021年8月の薬機法改定により、メディアやアフィリエイターまで処罰される可能性が出てきたため、一斉にメディアが引き、広告考査(審査)が厳しくなり、結果、衰退していく形に。



広告を打ちたくても打てないので、2022年の売上が半減もしくはほぼゼロになった販売会社さんもたくさん出てきました。ゴミ商品は一層されました。

ちなみに、この時期、コロナ禍の影響もあり、多くのユーチューバーが出現し、大成功する人達も出てきました。
一方、ユーチューバーが増えすぎ、2022年後半あたりから、食っていけないユーチューバーも出現し始めました。
2023年に入り、そういったユーチューバーからコラボ提案のスパムメールが届くようなこともありました。

【ユーチューバー物販時代到来】
ユーチューバーの中には、物販で成功する人達も現れてきました。まぁ、純粋なユーチューバーでなく、ブロガー時代から力を持ったインフルエンサーの方が成功している傾向が強いように思えます。

ちなみに、Instagramなどのインフルエンサーマーケティングも、広告媒体として定番化し始めました。一方、インフルエンサーの影響度に響く可能性から、ステマが行いにくいようです。
インスタライブでセミナーを行い、自分の商品を販売するインフルエンサーさんも見受けられます。実際、弊社の顧客にも、成功しているインフルエンサーさんもいらっしゃいます。

2023年に入り、食っていけないユーチューバーが物販を始めるケースが増え始めました。

それが今。

そのため、ユーチューバーを中心としたインフルエンサーマーケティング会社からの問い合わせも増えることになったのです。

基本、Z世代が中心。この世代の特性か?ステマへの非難が起こりやすく、ステマは好まない。
でも、情報に流されやすい一方で、個が強い。また、SNS映え命の世代でもあり、ケミカルよりイメージの良いナチュラルを好むなど、他人からの見え方を気して自身の嗜好性が構築されている傾向も強い。
そのため、意外に、自己満足だけで利益追求に徹しないケースも多く見られる。
加えて、コスパにもうるさい。
そういった特性を考えると、インフルエンサー物販を企画しディレクションする人達が、どこまで柔軟に物事を考えて進めていけるか?で勝敗が分かれると思う。

最後に、私は、こういった新しい動きに対して、非常に良いことだと思う。こういった動きがないと、若い世代で、健康食品サプリメントの市場は拡大しないだろう。
一方、そう簡単ではなく、自分達だけで作り上げようとすると、必ず失敗するだろう。この業界、甘くない。特に、F1ターゲットのビジネスは、LTVも短く、なかなか難しい。

一緒に仕事する場合、こういった若い世代の動きに対して、決めつけたり露骨に誘導したりしても、上手くいない。反発されるだけ。まぁ、考えるヒントを与えるのが我々の役目なのだろう。

オンライン診療とサプリメント事業

昨年末あたりから、オンライン診療を行っている若い医師からの問い合わせが増えています。

オンライン診療もかなり飽和して、厳しい状況になりつつあるのかな?と思っちゃいます。
特に、個人で開業されているクリニック。
やっぱり、大手IT会社がシステマティックなスキームで進出しているから、個人経営だと、なかなか対応できなくなってきているんだと思います。



結局、コスト合戦になってしまうので、どうしても収益性の面で苦しくなってくる。そんな状況が加速しているのだろう。

また、クリニックのネット集客は、多店舗になればなるほど広告費用対効果が良くなるセオリーがあるので、特徴のない個人のオンライン診療クリニックは、ドンドン淘汰されていくだろう。

そこで、サプリメント販売のような物販に活路を見出そうとされているケースが増えてきているのでしょう。
むしろ、先日紹介した私の顧客の成功例は、オリジナルサプリメントを差別化戦略として活用した。そして、実際、サプリメントで、治療の効果を高めた。

結論として、選択と集中で、1品のオリジナルサプリで勝負しないと成功できないでしょう。



上記ページの補足:
商品は、中価格帯(単品で5000円前後、定期コースで4000円前後)で、リピート性の高いものが好ましい。イニシャルの製造コストは、最小ロットで総額70万円前後。パッケージは、凝らずにできるだけシンプル(嵩張らないアルミ袋推奨)。

まぁ、そういったクリニックさんは、資金も潤沢とは限らないので、1品のオリジナルサプリを作ることもできないかもしれない。
でも、多品目で、いろいろな卸商品を売っちゃうと、大して儲からんし、売り分けのオペレーションの人件費が合わない。

基本、勝負する決断力や覚悟のない医師が多いため、案件はなかなか成約しないだろう。やっぱり、ほとんどの医師は、ビジネスマンではない。
加えて、上記のようなセオリーを紹介しても、個が強すぎて、なかなか言うことを聞いてくれる医師ばかりではない。

おそらく、こういったケースは、ますます増えてくるんだろうなぁ・・・。

弊社は、幸い、勝ち組のオンライン診療クリニックや販売力のあるクリニック、ビジネスドクターの顧客が多く、顧客に恵まれていたんだろうなぁ。

まぁ、こういった資金の問題、共同購入方式として、1つの法人をベースとした複数人の医師の共同プロジェクト・共同商品で展開すると良いのだろうが、なかなか上手くいかなかったりするのだろう。

オンライン診療の制度が始まり、若い医師が容易に独立できるようになりました。
一方、ビジネスは、そんなに甘くない。
加えて、コロナで盛り上がったオンライン診療は、再びオフライン診療へと戻りつつある。

今後、個人のオンライン診療クリニックは、ますます苦しくなるのかもしれない。そういった一端というか、そういった闇の部分が垣間見えてきました。

最後に、オンライン診療という制度は、医師を道具にしたドライなビジネスモデルだけを加速させる制度だったのかもしれない。
特に、AGAなどは、スキーム化しやすく、ドライなビジネスモデルを作りやす野だろう。
表現は悪いかもしれないが・・・ED薬クリニックの医師と同じで、存在すればよいだけ。

会計事務所なども、同じようなドライなビジネスで展開する会社さんだけが勝ち残っている。
IT技術を利用しつつ、会計士が必ずしも行う必要のない単純作業を低賃金のバイトやパートにやらせて、低価格でサービス提供するような会計事務所。

幸い、医療のオンライン診療は、上手くスキームを組むことで、サプリメント物販で成功できる余地が残っている。
ただし、大手IT会社が行わないようなスキームを組む必要がある。

これからチャレンジされる若い先生達にも頑張ってもらいたものです!
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プロフィール

博士(水産学) 48歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員/博士論文は海洋ゴミがテーマだが、現在は、機能性食品原料を開発。

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