東京都は、緊急事態宣言で公共施設が使えないため、稽古ができないという方も多いのではないでしょうか?
こういった時は、技術の研究を行うと良いと思います。

今回のテーマは、継足!

継足がわからない方は、まず、こちらをご参照ください。


この継足のメリットは、

速く力強い突きが打ちやすい

です。子供や女性でも、速く力強い突きが打ちやすくなりますし、男性は、より速く力強い突きが打てます。
ただし、上手く後ろ足の動きを隠さないと相手に来るのが読まれちゃいます。

実際、速いことで有名なダグラス・ブロス選手は、継足での刻み突きを本動画の半ばでも紹介しています。



私も、大学時代、継足を使うことが多々ありました。
一方、過去、継足を否定する方も多くいらっしゃいました。ちなみに、ボクシングでは、継足がNG。便利なのに、ダメとされている。

私の場合、ステップインに合わせた刻み突きフェイントと同時に継足を行い、次の刻み突きでポイントを取ることが多かったです。
意外に、7割程度は、この継足による刻み突きでポイントを取っていたと思います。

近代の競技空手では、フェイントではなく、フェイントのワンを打ってから、ツーの逆突きで決める。
私は、そこでも継足を隠すようにしている。

また、ヨーロッパ型の空手では、ワンは開くだけ。ジャブに近い。



意外に、このワンツーが使えます!
連突きにも変化しやすい。
継足も加えつつ、アレンジもしています。

一方、このルフェーブル先生の後ろ足を伸ばし切る上中ワンツーは、怖くて打てません。二軸で打つ究極の形だとわかっているのだが。
前足を刈られる不安感と、打ち終わったとの不安定さが怖い。
あと、何より、マットで練習しないと使えない。床だとワックスによっては滑らずつっかえる。

だから、そこを継足で補えないか?と試行錯誤している。

そして、実は、継足を上手く使っている選手は、植草歩選手。
亀梨くんにも継足を説明してる。



要するに、私は、このフェイントを開くワンに変えて、継足で飛び込んでいます。
上中に限らず、上上でも。上中の高さで上上を打つ応用も。
さらに、ワンのフェイントの後、ツーは継足の前足回し蹴りに変化させることも。

まぁ、今の時代、継足も上手く使わないと損だということでしょう。

ちなみに・・・
今の私は、このワンツー(+連突きへの変化)、昔から利用しているフェイントからの継足の刻み突き(上段逆突き)が私の攻撃パターンを構成している。
あとは、ポイントを取るのは、刻みのカウンターや後の先くらいだろう。
でも、基本、待つ我慢ができず、攻めタイプ(先タイプ)の組手選手なので、自分から攻撃を仕掛けることがほとんど。
今後、ますます、継足を活用していくと思います。
教えている子供達にも、活用させていくでしょう。

皆さんも、是非、継足を研究してみてください。