私は、縁あってタイトルの偶成会の高木秀穂先生(故)からも指導を受けさせていただくチャンスがありました。
短い期間でしたが、純粋な和道流に触れた非常に貴重な時間でした。

お亡くなりになったことを知った時、とてもショックでした。

でも、この記事を見て、短い間でしたが技術を伝承させていただき、今でも、その技術が残っているんだなぁと感じました。

今、國際松濤館で稽古しているため、どうしても、松濤館の技術中心で稽古しています。
一方、私は、和道流として和道流の形で全空連段位を取得し続けているので、和道流の技術も意識することが多いです。
元々、両流派とも富名腰先生の空手から始まっていますが、戦後のGHQの関係から大きく技術体系は大きく異なっています。
相反する点が多く、松濤館流ではOKだけど、和道流ではNGという点がいくつか存在します。
茨の道だけど、両流派の違いをよく理解しながら学ぶことができています。

通わせていただいていた大学生時代、先生から動きが硬い堅いと、よく怒られたなぁ・・・。
脱力の稽古方法を教えていただき、3ヶ月以上徹底的に稽古していた記憶があります。
それが四方突き。

この記事を書くに至った動画。
懐かしい・・・。
今考えると、当時のガチガチの私にピッタリな稽古方法でした。当時の私に足りなかったのは、脱力だったんだろうなぁと思う。
急に勝てるようになったし・・・。
和道流の形をやり込んで本質を知れば知るほど、私に足りないものを補う稽古だったと思う。

ちなみに、あれは和道流の秘伝の体の使い方だったんだろうなぁと思うような技術もいくつか存在する。和道流系のYoutube動画を見ていると、改めて再認識できる。

当時、一緒に組手の稽古をしていただいた戸谷さんや瀧川さんにも感謝です。
また、どこかでご一緒したい・・・。

改めて当時を振り返ると・・・毎回終電ギリギリ💦だったけど、高木先生のご自宅での飲み会も楽しかったなぁ・・・。
試合に勝つことばかり意識していた当時、空手の本当の楽しさを教えてもらったなぁ。

お元気なうちに、一度、お会いしたかったし、お会いしておくべきだったなぁ・・・と今になって後悔。10年も空手から遠ざかったことが悔やまれる。

今後、高木先生から受け継いだ技術や空手の楽しさを指導している子供達にも伝えたいなぁと思います。
ほんの少しでも技術を受け継いだもの責務だと思う。

最後に、今さらながらで大変恐縮なのですが、高木先生のご冥福をお祈りし、本記事の〆にしたいと思います。
合掌🙏