健康食品サプリメント市場の理想像・未来像 by 博士マーケッター

勝ち残る健康食品サプリメントをテーマに受託製造加工・原料供給を行う栗山雄司のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法の話など

健康食品サプリメントを利用して介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、アンチエイジングをベースとしたセルフメディケーション;予防が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、市場の未来を予測しつつ、勝ち残っていける商品作りを追求し続けています。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

研究開発

健康食品サプリメント業界人向けオススメ学術書

私は、年間、何冊の学術書を購入しているだろうか?
本当に良い書籍は、極一部です。
今回、事務所移転で断捨離しましたが、半分くらいはゴミとなりました。

今回は、持っておいて損はない健康食品サプリメント業界の技術者にオススメな3冊を紹介です。
※画像をクリックするとAmazonのページに飛びます。

  

1. 図解入門よくわかる最新分析化学の基本と仕組み
対象:品質管理担当、機能性表示食品担当、研究開発担当、学術担当

こういった分析化学の基礎を紹介した書籍って、なかなか良いものがありません。
難し過ぎて、分析化学を専攻していた人でないとわからないような書籍もたくさん存在します。
これは、よくできている。
おそらく、分析化学の単位を取得していなかった理系の方にも理解しやすいような内容です。

近年、機能性表示食品の申請では、機能性関与成分の定量に様々な分析技術が用いられます。そういった意味でも、こういった書籍のニーズは、高まっているだろう。

会社に一冊置いておくと良い一冊です。

  

2. 医歯薬系学生のためのビジュアル生化学・分子生物学
対象:研究開発担当、学術担当

ごく最近の生化学全般がまとまっています。
体内酵素やサイトカイン、免疫系の内容など、幅広く紹介されています。

コラーゲン・エラスチン・プロテオグリカンなどの構造も学術レベルで詳しく紹介されています。

Section だけまとめると、以下のとおりです。

Section 1 生体の組成
Section 2 遺伝情報の発現と伝達
Section 3 遺伝子工学
Section 4 情報伝達系
Section 5 生命科学
Section 6 感染・炎症・免疫
Section 7 癌
Section 8 結合組織
Section 9 骨・軟骨
Section 10 歯の生化学

すでに、古本しかないけど、オススメの一冊です。
どこかの大学の教科書に採用されていたと推測され、学術書なのに古本で安価に手に入る一冊です。

  

3. 最新 ビタミン学―基礎知識と栄養実践の手引き
対象:商品設計担当、学術担当

私がビタミンのバイブルとして利用している書籍です。
臨床レベルのビタミンの基礎を説明した一冊です。

ビタミンは、医薬品にも利用されており、明確な機能性があります。
基礎を学び、健康食品サプリメントの商品設計でも、体感素材・機能素材としてビタミンを上手く活用していくべきです。

医歯薬系学生のためのビジュアル生化学・分子生物学は、完全に理系の方向けですが、この書籍は、理系の方でなくても良いと思います。

これも、入手しにくくなっている書籍です。
手に入るうちにGetしておきましょう。

なお、これら3冊は、会社の備品として購入しておいても良し、個人で保有しても良し、といった書籍です。
是非、お役立てください!

原料販売事業ポリシーの目的と意味

この度、弊社サイトに原料販売事業ポリシーのページを追加させていただきました。

原料販売事業ポリシー
※研究実績を見てもらいたい。

まず、やっぱり、どうしても裏で模倣原料が出回り始めます。遅かれ早かれ、売れてくると、仕方ないこと・・・。
ポリシーの提示は、その対策の一環でもあります。

例えば、赤ワインエキス末については、弊社はCyvex Nurtrition社(現 Biorignal社)の正規代理店ですが、実際、こっそり並行輸入されたり、模倣原料を作って販売されることが多々あります。
(酷い場合、弊社と同じ原料だと言って営業されている。)

一方、こういった原料は、必ずしも弊社原料と同一ではありません!
実は、各国で法規制が異なるため、弊社用の非公開オリジナル規格や分析方法が設けられていたりします。それが弊社のノウハウだったりします。
加えて、国内でも確認分析が実施されています。
そういった理由で、より安全に原料を流通させることができているのです。

この原料販売ポリシーに記載されている有効性データや安全性データだけではないのです。

次に、このポリシーを提示することで、弊社の姿勢を少しでも知ってもらいたい!という意図があります。

ぶっちゃけ、健康食品・サプリメントの原料販売営業は、無駄が多すぎます。
用事もなく、ろくな提案もしないのに雑談するだけの営業に来たがる。加えて、規格書、資料や見積書を出すのに一週間近くもかかるケースも少なくない。非生産的であり、かつ営業経費をかけ過ぎだと思う。
ただ仕事したふりをしている営業マンがたくさんいます。

そんなに営業経費をかけるのであれば、研究開発費に回すべきである!というのが私の持論。

無駄に営業に行っても有益な情報がもたらされなければ、今の時代の顧客は迷惑なだけで、全く喜ばない。
飲みに行くことも望まないし、禁止している会社も増えてきている。

要するに、弊社は、今の時代の顧客が最も喜んでもらえる体制を追及しているだけです。
だから、無駄な営業もしない。
でも、対応は、とにかく迅速に!

展示会に関しては、費用対効果が合えば、弊社も出展しても良いと思う。特に、人手が余っている会社さんは、出展すべきだろう。
でも、出展費用や人件費などを考えると、現時点では、全く検討していない。

Webの集客は、Googleさんのアルゴリズム次第なので、気が抜けない。
1つのメディア/コンテンツをみんなで盛り上げながら、活用していくことが一番望ましい。
やっぱり、活用するにしても、安ければ良いと考える顧客も多く、こういったポリシーのアピールは、とても大事になってくるだろう。
極論、価格だけで勝負すると、最終的に、米国のように中国原料だらけになってしまうだろう。

弊社としては、この姿勢を貫いていくだけです!

原料メーカーのP/L管理:研究開発費と営業効率

3回にわたるシーリーズ2回目、次は、原料メーカー編。
近年の原料メーカーのP/L管理は、時代の変化の波を最も大きく受けていると思いますが、

研究開発費と営業効率の管理

に尽きると思います。

この管理ができないと、添加物原料のように、結局、コスト合戦をせざる終えなくなるからです。
コストだけだと、中国やインドの原料には敵わないです。
しっかり研究開発を行い、グローバルな展開を意識した戦略も求められるようになってきていると思います。
輸入原料に関しても、国内ニーズに合ったデータ取りを行い、輸入者独自のデータ蓄積が必須となっていくでしょう。

研究開発費を投じらておらずデータがない原料は売れません!

これは、大手受託加工会社の友達が言った言葉でもあります。ほんと、その通り!
原料メーカーは、研究開発費を捻出し予算組みしつつ、常に原料に投資していく必要があるのです。そうしなければ、後発組(特に中国)に負けてしまいます。
市場の変化もはないので、進化し続けないと、あっという間に負け組の仲間入りです。
ぶっちゃけ、古い体質で、経営者が利益総取りで研究開発が投じられず社員が苦しんでいる酷い会社がいくつも存在します。それでは、事業が先細りになって終わりです。

市場が成熟してくると、機能性食品原料は、ヒト臨床試験データがあったり、特許取得していることが当たり前になってきます。

また、近年は、市場が大きく変化し、営業効率を考えていかなければならない時代になってきています。
営業効率を高めて、少しでも研究開発費を捻出する必要があります。
仕事する振りだけしている成果を上げない営業マンは不要です。
インターネット上で公開できる情報はできる限り公開し、一定以上の情報は、契約で縛りつつ適当に公開していく必要があります。

さて、今回も、質問です。原料メーカーさんへ。

原料選定時に必要な情報をどこまで開示されていますか?
社内で明確な見積り価格のルールは存在しますか?
原料の採用までに、どのくらいの時間を割いていますか?


実際、原料選定時に必要な情報が公開されていれば、わざわざ規格書をメールやFAXで送るような業務は不要です。
規格書などは極一部の顧客が要求してくるくらいで、業務としては、見積りを送るくらいで済むでしょう。その見積りも、ルールが決まっていれば、即日提出できるはずです。

適度な情報公開やマニュアル化により、無駄がなくなり、営業効率は高まります。

呑んで人間関係を築くだけで仕事がもらえるような時代ではなくなりました。むしろ、用がない営業は遠ざけられる時代。
無駄な業務を行うより、有益な情報を流したり、クリエイティブの提案を行ってみたりなど、別の方法で営業を行っていかなければならないのです。ここは、15]年前くらいとの大きな違い。

時代は変化しています。

私の持論、原料事業に特化するより、OEM事業も同時に行っていくことが営業効率を最大化できるでしょう。
理想を言うと、ちょっとした販売も行い、3つくらいの事業を行っていくことがより望ましいでしょう。
OEMや販売の現場を知っていれば、顧客から原料にどのようなものが求められるかが理解できます。原料顧客に対しても、的確なアドバイスが可能になります。
原料営業マン不要論を唱えるベースは、ここにあります。
ただし、学術やマーケティングができる営業マンは必要です。要するに、窓口の営業だけという人材が必要とされない事業だと思います。

極端なことを言いますが、OEM営業ができても原料営業ができないような人間はたくさんいますが、原料営業ができてOEM営業ができない人は少ないです。
原料営業は、どうやったら商品が売れる見せ方ができるか(;マーケティングとクリエイティブ)、理系の知識や1つの素材に対する深い知識が求められるからです。
人材育成が大事な事業でもあると思います。

次は、お金の話。
日本の原料メーカーは、常時在庫を持って、即納が求められるため、

必ず仕入れが先行します。

自社工場で製造しても設備投資や粗原料の仕入れなどが先行しますし、輸入原料は原則前金です。その管理費も加味して原料の価格設定していく必要があります。
厳密には、キャッシュフローも意識し、全体的なP/L(経常利益)を加味して価格設定を行っていく必要があるのです。

もちろん、P/Lを考えると、価格には、研究開発費や営業経費も乗せていかなければならないです。加えて、自社工場で製造している場合は、粗原料コスト・工賃、品質管理費やリスク管理費まで価格に組み込んでいく必要があります。

そして、取り扱う原料によって、適正な価格や利益率も変わってきます。原料価格は、素材のライフサイクルでも適正価格が変化していきます。どうしても、競合が増える度に落ちてきます。
競合を意識しなければなりません。競合とは、同じ原料だけでなく、類似原料なども含みます。

具体例を挙げると、輸入原料は、海外で委託生産を行っている原料を除き、国内製造原料に比べるとそれほど利益が取れません。特に、添加物系の輸入原料は、価格競争も激しいので、どうしても薄利になってしまいます。
また、研究開発の必要性という背景で、機能性原料よりスーパーフードのような一般食品原料の方が薄利になってしまいます。

不用意な値下げも行いにくい業界のため、供給を始める最初の段階でマーケットプライスを設定しなければならないので、価格設定が難しいです。
ある程度、商品になった時の原料原価比率などを想定しなければならないです。OEM事業も行った方が良いのは、こういった見込みが的確に行えるからでもあります。

繰り返しますが、原料事業は、研究開発や特許取得という特殊なものが求められます。
市場の動きも無視できない。
クリエイティブにも直結する。
原料事業は原料事業で奥が深いのです。

原料事業は、私が一番得意な部分なので、OEMと同じく、ついつい長くなってしまいました。
申し訳ないです。
是非、参考にしていただければ幸いです。
仕事のガイド
30万アクセスを超える前のノウハウを凝縮したブログ記事ガイド
ブログガイド

業務効率化の神ツールを紹介!
業務効率化ツール

成熟する健康食品サプリメント業界、勝てるセオリーで商品を作り、業務は効率化する!が非常に重要になってきております。是非、参考にしていただければと思います。
アクセス数(PV)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

趣味のガイド
競技空手研究
国内外を問わない空手の動画の解説や練習方法、グッツの紹介など
今のテーマはヨーロピアン空手
>> 國際松濤館 若草支部


ボクシングシューズ&コンプレッションまとめ
オススメの1足・1着を紹介!

新宿ラーメンバナー
新宿にお越しの際は、是非、参考に!
記事検索
著書&顧問先
ヘルシー&ビューティー4
ヘルシー&ビューティー vol.4でプロテオグリカンの記事を書かせていただきました。

秘密の赤ワイン
順天堂大学の吉田先生と書かせていただいた書籍です。赤ワインのアンチエイジング成分について、一般の方でもわかりやすく書かれています。赤ワインを使った料理レシピが紹介されていたり、普通に読んで楽しい内容になっています。書籍の帯は、たかの友梨さんです。


弊社顧問 吉田先生ブログ

<わたしの顧問先>
クリニカメディカ/髪のクリニックSeed
Y'sサイエンスクリニック
顧問先Y'sサイエンスクリニック
ギャラリー
  • TBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」とロビー活動・広報活動
  • 消費税増税前に空手用品を購入!
  • 消費税増税前に空手用品を購入!
  • 亜鉛含有酵母のX線分析による残留粗原料チェック
  • なぜ会社ランキング1位だったのか?
  • ゲノムDNAの立体構造から見えた乳がん細胞の弱点:レスベラトロールで検証
プロフィール

博士(水産学) 45歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

営業は天職、通販化粧品会社や広告代理店での所属経験がある異色のコンサルタント。
博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
プロフィール詳細は、カテゴリー最下段より。

カテゴリ別アーカイブ
厳選おすすめ書籍

業界人ならびに健康食品関係の企業は携帯必須。東京都のマニュアル最新版。今回は、若干厚い・・・。


日本抗加齢協会の機能性食品のデータブック


神田昌典さんの本で一番好きな一冊。分厚いけど、あっという間に読めちゃう一冊。Kindle版もあり。

健康食品通販オススメ書籍
アフィリエイトプログラム
本ブログは、Amazon アソシエイト・プログラムやバリューコマースを利用しています。オススメ書籍やスポーツ用品を示すのに活用しております。+マーケティング調査のためです。

良い商品はオススメしても、本プログラムで儲けるつもりはないため、スポーツ用品などは、Yahoo!ショッピングや楽天も含め、最も安いショップでご購入いただければ幸いです。