以前、以下のようなジオスゲニンの記事を書いて、大きな反響があったのですが、実は、この点は、安全性という点も、大きな意味を持ちます。
ジオスゲニン配糖体の1つであるジオスチンは、溶血作用があるためです。
ジオスチンのようなサポニンは、ジオスゲニンのようなサポゲニンと異なり、親水基を持ち、界面活性作用を示します。
その界面活性作用が溶血作用を引き起こすのです。
我々が手間をかけて加水分解処理で糖を切ってジオスゲニン遊離体にしている理由の1つでもあります。
ジオスゲニンとジオスゲニン配糖体では、毒性が異なってきます。
ジオスゲニンは、以下のような毒性データが存在しますが、ジオスゲニン配糖体では、このデータで示されている安全性に当てはまらないのです。
Oral LD50 (rat): >8 g/kg
Intraperitoneal LD50 (rat): 4872 mg/kg
Oral LD50 (mouse): >8 g/kg
Intraperitoneal LD50 (mouse): 3564 mg/kg
トゲドコロや加水分解処理されていないワイルドヤムエキス末などを利用する場合は、注意が必要です。
その点を理解した上で、原料選定を行う必要があります。
あと、シュウ酸カルシウムの問題もあります。加水分解に酸を用いれば、シュウ酸カルシウムも分解できてしまいます。
大手さんが弊社の原料を選ぶ理由は、ここにもあるのです。
ちなみに、弊社の原料では、加水分解処理がしっかり行われているので、配糖体としては残っていません。完全にジオスゲニン遊離体に変換されています。
まぁ、ジオスゲニンに変換すると、血中への移行が悪くなるというでデメリットも生じてきます。
安全なジオスゲニンのまま、吸収を良くする。
今後の課題です。
ジオスゲニン配糖体の1つであるジオスチンは、溶血作用があるためです。
ジオスチンのようなサポニンは、ジオスゲニンのようなサポゲニンと異なり、親水基を持ち、界面活性作用を示します。
その界面活性作用が溶血作用を引き起こすのです。
我々が手間をかけて加水分解処理で糖を切ってジオスゲニン遊離体にしている理由の1つでもあります。
ジオスゲニンとジオスゲニン配糖体では、毒性が異なってきます。
ジオスゲニンは、以下のような毒性データが存在しますが、ジオスゲニン配糖体では、このデータで示されている安全性に当てはまらないのです。
Oral LD50 (rat): >8 g/kg
Intraperitoneal LD50 (rat): 4872 mg/kg
Oral LD50 (mouse): >8 g/kg
Intraperitoneal LD50 (mouse): 3564 mg/kg
トゲドコロや加水分解処理されていないワイルドヤムエキス末などを利用する場合は、注意が必要です。
その点を理解した上で、原料選定を行う必要があります。
あと、シュウ酸カルシウムの問題もあります。加水分解に酸を用いれば、シュウ酸カルシウムも分解できてしまいます。
大手さんが弊社の原料を選ぶ理由は、ここにもあるのです。
ちなみに、弊社の原料では、加水分解処理がしっかり行われているので、配糖体としては残っていません。完全にジオスゲニン遊離体に変換されています。
まぁ、ジオスゲニンに変換すると、血中への移行が悪くなるというでデメリットも生じてきます。
安全なジオスゲニンのまま、吸収を良くする。
今後の課題です。