私は、年間、何冊の学術書を購入しているだろうか?
本当に良い書籍は、極一部です。
今回、事務所移転で断捨離しましたが、半分くらいはゴミとなりました。

今回は、持っておいて損はない健康食品サプリメント業界の技術者にオススメな3冊を紹介です。
※画像をクリックするとAmazonのページに飛びます。

  

1. 図解入門よくわかる最新分析化学の基本と仕組み
対象:品質管理担当、機能性表示食品担当、研究開発担当、学術担当

こういった分析化学の基礎を紹介した書籍って、なかなか良いものがありません。
難し過ぎて、分析化学を専攻していた人でないとわからないような書籍もたくさん存在します。
これは、よくできている。
おそらく、分析化学の単位を取得していなかった理系の方にも理解しやすいような内容です。

近年、機能性表示食品の申請では、機能性関与成分の定量に様々な分析技術が用いられます。そういった意味でも、こういった書籍のニーズは、高まっているだろう。

会社に一冊置いておくと良い一冊です。

  

2. 医歯薬系学生のためのビジュアル生化学・分子生物学
対象:研究開発担当、学術担当

ごく最近の生化学全般がまとまっています。
体内酵素やサイトカイン、免疫系の内容など、幅広く紹介されています。

コラーゲン・エラスチン・プロテオグリカンなどの構造も学術レベルで詳しく紹介されています。

Section だけまとめると、以下のとおりです。

Section 1 生体の組成
Section 2 遺伝情報の発現と伝達
Section 3 遺伝子工学
Section 4 情報伝達系
Section 5 生命科学
Section 6 感染・炎症・免疫
Section 7 癌
Section 8 結合組織
Section 9 骨・軟骨
Section 10 歯の生化学

すでに、古本しかないけど、オススメの一冊です。
どこかの大学の教科書に採用されていたと推測され、学術書なのに古本で安価に手に入る一冊です。

  

3. 最新 ビタミン学―基礎知識と栄養実践の手引き
対象:商品設計担当、学術担当

私がビタミンのバイブルとして利用している書籍です。
臨床レベルのビタミンの基礎を説明した一冊です。

ビタミンは、医薬品にも利用されており、明確な機能性があります。
基礎を学び、健康食品サプリメントの商品設計でも、体感素材・機能素材としてビタミンを上手く活用していくべきです。

医歯薬系学生のためのビジュアル生化学・分子生物学は、完全に理系の方向けですが、この書籍は、理系の方でなくても良いと思います。

これも、入手しにくくなっている書籍です。
手に入るうちにGetしておきましょう。

なお、これら3冊は、会社の備品として購入しておいても良し、個人で保有しても良し、といった書籍です。
是非、お役立てください!