健康食品サプリメント市場の理想像・未来像 by 博士マーケッター

勝ち残る健康食品サプリメントをテーマに受託製造加工・原料供給を行う栗山雄司のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法の話など

健康食品サプリメントを利用して介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、アンチエイジングをベースとしたセルフメディケーション;予防が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、市場の未来を予測しつつ、勝ち残っていける商品作りを追求し続けています。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

健康増進法

景品表示法及び健康増進法の解釈拡大によるリスク

弊社のOEMでは、数のクリエイティブは推奨しません。理由は、タイトルの通り、景品表示法及び健康増進法の解釈拡大により、一発で規制対象になってしまうリスクがあるからです。

現在、ビタミンたっぷり、鉄が豊富など、強調表記を行う栄養素については、栄養成分表示の中に含有量が記載されていなければ、景品表示法及び健康増進法上、表示違反(優良誤認)になる。

一方、この規制は、パッケージなどに対してのみであり、広告まで規制されていない現状がある。
そのため、パッケージに栄養成分の表示がなくても、栄養素の強調表記が広告で盛んに行われている。

まず、表示義務を広告まで解釈が拡大されれば、多くの商品が表示違反となってしまう。
そのリスクを加味して、栄養成分表示を行っていく必要があるのです。

次に、まだまだ規制が浸透していないが、消費者庁や富山県を始めとした一部の行政では、栄養素に限定せず、強調表記を行う成分すべてに対して、栄養成分と同様な含有量表示を求めています。
(消費者庁がそいういうなら、そうなってしまう。)

含有する旨も、内閣府令で定める事項に該当するからです。

これが栄養成分同様、含有成分も、広告にも解釈が拡大されれば、数のクリエイティブが利用できなくなってしまいます。

数のクリエイティブには、そういったリスクがあるのです。
なので、上場会社レベルの大手企業は、数のクリエイティブを使うことがほとんどありません。このリスクを理解しているからでしょう。

例えば、ファンケルさんの効年ですが、以下のように表記されています。

【主要成分/1日3粒当たり】
トンカットアリエキス:100mg、ジオスゲニン(ヤマイモ由来):50mg、亜鉛:10.0mg、ビタミンD:25.0μg

しっかりと、含有量が表記されていますので、解釈が拡大しても、問題になることはないでしょう。

そもそも、1日分あたりに1mg配合しても、有効量配合しても、同じような取り扱いがなされてしまうのは、明らかに問題がある。
そして、私の意見、強調表示成分の配合量を消費者に伝えないことも、優良誤認に該当するだろう。今後、消費者庁も、こういった優良誤認を客観的に判断していくだろう。

ほとんどの数のクリエイティブは、消費者を騙している要素がある。

上記の段階で徐々に解釈を拡大していけば、中小企業がネットで販売している多くの商品は無くなってしまうだろう!

その点を加味して、クリエイティブをイメージしながらの商品開発が求められる。

この数のクリエイティブの要素は、化粧品から生まれているのだろう。でも、健康食品と化粧品は違う!
数のクリエイティブは、どうしても消費者を騙してしまう。

そんな消費者を騙す業界であってはいけない!

商品開発に携わる多くの方に、その点は、理解していただきたい。
利益だけでなくモラルも大事にすべきです。

おそらく、このブログタイトルでの投稿は、本記事が最後となるだろう。
今、支持される健康食品業界であるために最も言いたいことを記事にしてみた。

医薬品のように売るダイエットサプリメント

相変わらずFacebook広告は、荒れています。紹介しきれない。そして、この広告まで酷いと、反対に笑っちゃいます。

無法地帯

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撮影日:2018年10月7日
撮影場所:Facebook
広告主:株式会社ティージーエム(LOCO VEIL

機能性表示食品を超えるという表現は、消費者庁にケンカを売っているようなもの。

まぁ、公開されているLPを見ても、よう捕まらんなぁと思うくらいの内容です。課徴金命令付きで、厳しく指導されるのも時間の問題だろう。

でも、その時には、会社がなくなっているかもしれない。
IT会社は、基本、会社をつぶして儲けるのが常套手段としている。

こういった状況を見ていると、売って逃げたもん勝ちの市場になってきているのかも・・・。

意外に、広告代理店が黒幕で、広告費として上手く形を変えて儲けている可能性もある。実際、近年、一番儲かっているのは、広告周辺の会社さんというケースが多い。

こういった問題は、広告免責の幅を広げないと解決しないだろう。

過去、販売教唆で有罪になったOEM企画会社も存在するくらいだから、広告代理店・コンサル・メディアも処罰される可能性があることは知っておかなければならない。

栄養成分表示の強化と対応ポイント

先日13日の東京都の講習会(平成29年度健康食品取扱事業者講習会)では、いくつかの変更ポイントや強化ポイントが指導されました。
想定外で、びっくりしたのは、栄養成分の表示についてです。

今後、栄養成分の表示は規制・指導が強化されます。

今回の講習会では、栄養成分表示の表示値が推定値であることを明記しつつ、かつ表示値の根拠を準備する必要性が示されました。
あれっ?いつから法律が改正されたのだろう?と思ったのですが、調べてみると・・・
この栄養成分表示については、2015年3月30日に出ている「食品表示法に基づく 栄養成分表示のための ガイドライン」 にしっかり記述されている内容なのです。

この強化を見越したかのように、東京都の栄養成分表示ハンドブックも11月に改訂されているのです。

さて、この強化によって、どのような影響が出るのか?

パッケージや販促物(ランディングページ)などで栄養成分(特にビタミン)の強調表示が行いにくくなります!より具体的に言えば、多数のビタミンが入っていることなどは謳いにくくなります。
まぁ、未だ商品に栄養成分の含有量を表記していなくてもランディングページなどで栄養成分の強調表記が行われている(健康増進法上で)好ましくないケースも多いのですが・・・具体的な事例として、パッケージ上で〇種の栄養素をたっぷり配合などの表現が行いにくくなります。

パッケージでビタミンの強調表記を行う場合、強調表記を行うビタミンの数が多いほど、分析コストとして、お金がかかります。

製薬会社の管理基準と同じになります。
製薬会社では、栄養成分以外でも、強調表記を行う場合、必ず加速試験を実施して表記値を決定しています。

その強化に関して、対応ポイントを紹介です。

まず、ビタミンについては、経時変化による減衰があるため、最終商品毎に加速試験を実施して表示値を決める必要があります。既存商品であれば、成り行き保管されたものを実施した方が良いです。
その際、表示値は、誤差範囲内に入るようにしなければなりません。
理想は、減衰率を求めて、減衰した時点で表示値になるよう増し仕込みを行うのが理想です。ただし、栄養機能食品の場合、上限値を上回らないような調整が必要です。

ミネラルに関しては、減衰しないので、原料規格書・試験成績書・配合表などの書類がそろっていれば、根拠となるでしょう。
できれば、製造直後の商品で構わないので、1回くらいは分析を実施しておいた方が好ましいでしょう。
東京都のハンドブックの方で、根拠書類についての事例が紹介されていたので、弊社での管理指針を決定するのにも非常に助かりました。

適切に対応していけば、問題になることはないでしょう。

ここで、こう思う人がいらっしゃるでしょう。
管理が面倒なので栄養成分表示は行わない方が良い。
もっとリスクが高い栄養機能食品なんと行うべきでない。

まぁ、工場の立場で考えると、リスクが増えるだけなので、栄養成分表示はさせたくないでしょう。

一方、今の流れを見ていると、数年後には、広告規制がさらに強化され、保健食品(トクホ・機能性表示食品・栄養機能食品)以外は、ほのめかす程度でも機能性を謳わせないという方向へ進んでいくでしょう。
その時、我々は、その変化を見越し、顧客の商品が勝ち残るような対策を今から講じていくことが重要になってきます。

今後、OEM会社の対応も分かれてくるでしょう。
商品に栄養成分を表示するとリスクも増えます。これから商品を作っていく方は、その点をよく理解して、適切に方針を決定していただければと思います。
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博士(水産学) 45歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

営業は天職、通販化粧品会社や広告代理店での所属経験がある異色のコンサルタント。
博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
プロフィール詳細は、カテゴリー最下段より。

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