移動のシーズン。うちは、オフィス移転の予定はありませんが、先日、更新の話が届きました。まぁ、更新します。

それでも、うちのオフィスは、人数の割に広すぎるんですよね・・・。
でも、展示されている商品・パッケージ見本、試作品や製造した商品で溢れているので、スペース的には、それほど余裕がある訳ではないです。
荷物が多い・・・。

また、原料事業も、関連会社のGMP工場に投げていて、違法で粉体爆発のリスクも有するオフィス小分けをしている訳ではないので原料小分けスペースは不要ですが、OEM商品の試作品は、小分けが必要なので、1デスクが小分け専用デスクになっています。勿体ない話。

まぁ、売上規模などを考えると、オフィスとしては、小さいくらいだと思う。
うちは、売上等が非公開の会社のため、顧客や取引先から、社員の少なさなどで下に見られたり、なめられたりすることがある。
徹底した業務効率化のデメリット。
だから、オフィスは、これくらいの方が良いのかもしれない。でも、レンタルオフィスで上場していた会社を知っているので、くだらないなぁとも思う。

ちなみに、顧客や取引先が来社した際、口をそろえて便利な場所と言っていただける。
ほんと、代々木駅徒歩2分・新宿駅でも徒歩7~9分と、便利な場所ですからね♪

だからと言って、坪単価も高くない。

過去、中堅以上の地方本社の受託加工会社さんで、東京支店を出される際、もの凄く高い物件(坪単価30000円以上)にされていた時期がありました。
今は、ほとんどがリーズナブルな物件に引っ越されている。

こういったオフィスの賃料は、代表的な固定費ですからね・・・
こういった固定費って、過度になると、無駄でしかないですからね・・・。
コロナの影響もあり、近年では、フリーアドレス(固定座席なし)でリモート中心という大手受託加工会社さんも出てきているくらいです。

今の時代、社長室や重役室っていうものも、ナンセンスなんでしょうね。
年商数億、社員5名もいないのに、社長室を持っていう中小企業さんを見てしまうと、笑ってしまう。まさに裸の王様。

リアルな話、健康食品サプリメント製造系の会社(OEM会社や原料メーカー)のオフィスは、以下の条件が好ましいと思う。

・駅から5分以内
・東京・新宿・渋谷・池袋などへのアクセス良好な立地
・坪単価18000円以内(理想は15000円以内)
・リフォームされて室内は綺麗

所詮、我々は、黒子の存在ですから・・・目立っちゃいけない。
古くても構わないから、坪単価18000円以内に抑えた方が良いと思う。広さにもよるけど。
アクセスは、できる限り良い方が良い。そのため、どうしても、建物が古くなる可能性もある。場合によっては、オートロックがなく、弊社のように別途オートロックを付ける必要があるケースも出てくるだろう。

今の時代、黒子は、そういった無駄をなくし、少しでも研究開発費や社員への給与へ回すべきだと思う。
経営者の見栄なんて、クソくらえ!

そういった意味では、弊社のオフィスは、1978年5月築と築50年近くだが、代々木駅徒歩2分で坪単価11000円と激安で、コスパが良いと思う。中も、リフォーム済で綺麗。
こんな物件、なかなか見つからんと思う。
あえて文句を言うと、水圧が弱い点や壁が薄い点が問題。安い分、仕方ない。

ちなみに、安い理由は、都市計画予定地であり、立ち退きの可能性があるから。
コロナの影響もあり、今や、その可能性もほぼゼロ。
ラッキーな物件。
そうは言いつつ、住宅で販売されている物件(約30坪)は、7000万円を超え、ぼちぼちする。

健康食品サプリメント製造系の事業の場合、立地は、昔ほど、日本橋・神田周辺にこだわる必要性がなくなりました。
残っているのは、問屋・商社さんだけ。
神田周辺は、家賃相場がやや落ちているだろうが、日本橋周辺は、反対に上がっているだろう。まぁ、神田は、サラリーマンにはありがたい街だが。
日本橋・神田周辺のメリットって、新幹線の利用しやすさだったのですが、最近、大阪や名古屋へ出張に行くケースも減りました。8割は、オンラインで済んじゃいます。
我々のような黒子の会社にとって、神田は良い立地ですが、まぁ、こだわる必要はなくなった。

東京駅周辺は、再開発が進み、便利にもなっている。八重洲の地下街なんて、大きく変わりました。
一方、観光客も溢れており、観光客価格で飲食店も高め。当然、家賃相場も上がっているだろう。
特に、日本橋だけでなく、京橋あたりも上がっていると思う。宝町まで行けば、うちよりやや高いくらいの家賃相場だけど、15号の内側(東京駅寄り)になると、倍近くまで上がってしまう。
本当に便利なのかな?と疑問に思っちゃう。
銀座へ頻繁に遊びに出る人には良いのかもしれないが・・・今時・・・って感じです。

一等地の丸の内は、中小企業には適さない。特に、黒子の存在には適さない。

新宿も、観光客で溢れているのだが、東京駅ほどではない。代々木は、新宿と神田・東京の関係に近く、パワースポットに隣接している。渋谷も近い。C2中央環状線の大井JCT~大橋JCT間が開通し、バスタができてから、羽田へのアクセスも格段に良くなった。
まぁ、新宿にも9分程度の現オフィス、便利過ぎて、我々は、なかなか離れれないだろう。

ちなみに、新宿での物件選びは、注意点がいくつかある。
まず、西新宿は、元墓場で、今でもお墓が残っているので、あまり良い場所とは言えない。5丁目まで行くと不便。
反対に、代々木八幡周辺や新宿御苑周辺は、パワースポット。ただし、新宿二丁目は、もともと遊郭があった場所でもあり、今でもディープなエリア、飲食店が集まる中心部はオフィスとしてNG。
また、新宿駅前の千駄ヶ谷5丁目や代々木2丁目は物件が少ない。
要するに、なかなか物件探しが難しいエリアなんです。

渋谷は、再開発で、がらりと状況が変わった。
道玄坂一丁目なんて、もともとIT会社が集中していたエリア。

他にもいろいろなビジネス街がある。
働いたことがないから、何とも言えないが、それぞれのメリット・デメリットがあるのだろう。

今回は、私の個人的な見解として、だらだらと思うことを記事にしてみました。
ぶっちゃけ、コロナにより、オフィスというものの必要性が低くなりました。若い人達は、テレワークで働ける会社を積極的に選ぶようにもなりました。
そのため、若い人達の会社は、オフィスを超リッチなシェアオフィス(固定スペース付き)にして、テレワーク中心で顧客との打ち合わせの時だけ出社するというスタイルで働き始めていたりもします。
オフィスの概念も変わりつつある。
我々は、その変化にも順応していかなければならないのだろう・・・。