健康食品サプリメント市場の理想像・未来像 by 博士マーケッター

勝ち残る健康食品サプリメントをテーマに受託製造加工・原料供給を行う栗山雄司のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法の話など

健康食品サプリメントを利用して介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、アンチエイジングをベースとしたセルフメディケーション;予防が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、市場の未来を予測しつつ、勝ち残っていける商品作りを追求し続けています。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

ランキング

原料受託バンク原材料ランキングから見えるもの2019年10月

恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。

1位 コラーゲン
2位 CBD
3位 乳酸菌
4位 モリンガ
5位 プラセンタ
6位 DHA
7位 NMN
8位 ギャバ
9位 ビタミンC
10位 酵素


>>先々月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

今回のランキングは、大きな変動がありました。
要因は、明らかに、

展示会の影響

でしょう。
日本の展示会だけでなく、海外の展示会の影響もあるのでしょう。
私のブログ記事でも、Supply Side West 2019 の記事へのアクセスが多いです。



まぁ、CBDは、日本と海外の展示会の影響が大きそうですが、NMNやモリンガなどは、国内の展示会の影響でしょう。

私がSupply Side Westの記事でも紹介した通り、NMNは、米国ではあまり盛り上がっていないです。
NMNの盛り上がりは日本限定のようです。

しかも、このNMNの売り先は、主に中国であり、中国で大規模に製造し始めたNMNが日本や米国で商品製造して中国に売られるという不思議な構図ができ始めています。

私の予想。
おそらく、NMNはブームが起こる前に沈んでしまうだろう。特に日本では。
すでに価格が崩れ始めています。
しかも、ほとんどの中国系顧客が中国で仕入れてNMNを支給するという状況です。
誰も儲からない。
ブームが起こる前から勝手に群がって、アホな市場形成を行ったものです・・・。

モリンガについては、よく見えない。
何となく、いくつかの会社さんのメディア展開(広告)の影響もありそうです。
でも、着実に市場は伸びていると思う。でも、ここから定番原料化していくためには、何らかのフックが必要な感じがする。

そして、今後が読めないのはCBDです。
基本、お役所次第だと思う。
CBD自身が医薬品区分に登録されたら、盛り上がるだけ盛り上がって終わりです。
実際に、いくつかの販売メーカーで供給が止まっている。
おそらく、海外と日本のTHCの分析検出限界などが影響しているのではなかろうか?と推測しています

ちなみに、お役所の対応次第では、大麻由来に限らずオレンジ由来のものもダメになり、健康食品に限らず化粧品でもダメになるだろう。
まぁ、オレンジ由来のCBDの化粧品は、何となくセーフラインのように思えるが、こればっかりは何とも言えない。

何れにしても、こういった流行物を追うかは考え物です。
すぐに群がり市場を飽和させてしまいます。
原則、弊社は、流行物を追いません。
先日も述べた通り、オンリーワンの商材で原料にコツコツ投資していった方が高LTVで大きな収益が出るからです。
まぁ、ビジネスだけでなく、そこに社会貢献性などが組み込まれてこないと、日本の市場ではなかなか評価されないと思います。日本特有の商文化。別の言い方をすると、日本の原料メーカーの成功のポイントも、ここにあるのでしょう。

この私のセオリーに乗っていて、市場でも売れている原料は、12位のセラミドやランキングには出て来ないエラスチン、大豆イソフラボンの中でもアグリマックスなどだと思います。
あと、意外にルテインやサラシアなども、当てはまるのかもしれない。
こういった原料の特徴は、価格で勝負の中国原料に負けない差別化ポイントがある点だろう。

ちなみに、プラセンタは、CBDに弾かれた形になった訳だが、この市場も、変化が無くなりつつあります。
新規の原料でフックとなる差別化ポイントの開発が途絶えているからだろう。
コラーゲンや乳酸菌を含め、成熟期に移行した素材は、新たなクリエイティブを創造し続けないと、伸びが止まってしまいます。

最後に・・・
今回の変動により、この原料受託バンクの閲覧者層に変化が生じていることが明確になり始めました。

既存のOEM会社さんや問屋商社さんの閲覧が減り、国内外の原料メーカーや販売者など閲覧が増えているように感じます。
根拠はないですが、何となく。
今までの主閲覧者のOEM会社さんや問屋商社さんは、これほどCBDやNMNなどに興味を持たないと思います。

このランキングには、注目という市場動向が反映されている一方で、実際の流通が反映されていない状況があると思います。
うちの山芋抽出物:ジオパワー15なんて、製品ランキングで1位でも、山芋という素材としては30位にも入らない(笑)
これって、閲覧をする競合原料メーカーが存在しないためだと思います。

プロテオグリカンも、似たような傾向がある。
化粧品原料で抗シワのデータが取得されるなど、盛り上がりを見せているので、それほど反映されていない。

おそらく、今回の変動は一時的なもので、数ヶ月後には8月あたりのランキングに戻っているだろう。

このランキングから、市場動向の本質の部分だけを選択的に捉え、今後の戦略に反映していくべきだろう。

原料受託バンク原材料ランキングから見えるもの2019年9月

恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。
9月は、既存顧客からの原料問い合わせが非常に多く、私はアホみたいに忙しかったのですが、市場に動きはあったのでしょうか?

1位 コラーゲン
2位 乳酸菌
3位 プラセンタ
4位 CBD
5位 DHA
6位 プロテイン
7位 大豆イソフラボン
8位 カルシウム
9位 モリンガ
10位 松樹皮


>>先々月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

さて、9月のランキングも、まぁ、ぼちぼち変化がありましたね。

ポイントは、4位のCBDと11位のNMN でしょう。

これは、市場における閉塞感と言うか、真新しい注目素材が不在であることを物語っているでしょう。

市場が成熟してくると、こういったことが起こってきます。
一昨年のSupply Side West 2017でも新規原料は、大豆由来フェリチン鉄(SloIron; まめ鉄)とサケ鼻軟骨由来プロテオグリカン(Juvecol)だけでした。

実際、CBDやNMNのOEM問い合わせは、少なくなかったです。
それぞれの特徴がある。

CBDは、大麻由来を指定される。
弊社は、いろいろ画策中。
結局、オイルだと充填できる工場も限られるから、供給できてもOEMのみだろう。

NMNは、ほとんどが中国企業で、原料支給案件が多い。

まぁ、国内でも、一定の特殊販路では、両原料のニーズは高まりつつあるようです。

こういった際どい素材のニーズが高まるのは、正直、複雑な心境です・・・。
でも、それが市場のニーズなのでしょう。

さて、次に・・・。
30位以内の素材を見ていて、共通する条件に気が付きました。

化粧品原料でも人気の原料が多い

ということです。特に、中国で人気な素材です。

プロテオグリカン、セラミド、ヒアルロン酸、そして、プラセンタなんて、良い例です。

そして、中国向けの化粧品市場では、OEM供給から原料供給へと完全にシフトし始めています。なので、CFDA申請などを行い始めている原料も増えています。

少なからず、そういった影響が現れているのかな?と思っています。

まぁ、そうは言っても、プロテオグリカンなんて、健康食品業界でも採用が続いているんですけどね・・・。

あと、全体的に、今月のアクセス数は、比較的多いようです。
それは、ちょうど、年末商戦向けに滑り込む商品開発が行われたのでしょう。

冒頭でコメントした通り、9月は、原料問い合わせが多かったです。また、採用が決まったという連絡も多かったです。
ほぼ既存顧客からの問い合わせであり、ド新規のネット系顧客からの問い合わせが少なかった。
(この傾向は、弊社のワークバランスにも影響するから、ちょっと困る部分もある・・・。)

市場への新規参入は落ちているのかな?と感じています。

理由の1つは、8月に起こった黒い売り方をしていたシンゲンメディカルの逮捕だろう。



このまとめ記事のように9月26日のフジテレビ:直撃LIVE グッディ!でも、大きく取り上げられていました。
私は、偶然、コンサル先への移動中の車の中で見ていました。



番組では、真っ黒なコンテンツ誘導型集客の違法性についても、弁護士が徹底解説していました。
弁護士が解説していた通り、お金の流れを調べられてしまえば、すぐにバレてしまう。
このような吊るし上げがあると、黒い販売で儲けようとしていた会社は、新規参入を見送ったり、展開を制限したり、消極的になるのは間違えないです。

こういった影響が出ているのだろう。
まぁ、Amazonも終焉が見え始めていますしね・・・。

一方、また別の手法で、黒い売り方が創造され、一時的に大きく展開されるでしょう。
でも、そのライフサイクルは、年々短くなり続けている。

何れにしても、毎年10月と11月は、独身の日やクリスマス商戦の影響で、原料発注量が最も多い時期です。
弊社も、今期の売上目標を達成できるかは、10~12月の売上が勝負です。
さて、こういったランキングがどのように反映されるのかが楽しみです。

そうそう、今日から、Hi(展示会)が始まります。
明日の午後あたり、足を運ぼうかなぁと思っています。

原料受託バンク原材料ランキングから見えるもの2019年8月

恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。

1位 コラーゲン
2位 乳酸菌
3位 プラセンタ
4位 モリンガ
5位 カルシウム
6位 DHA
7位 大豆イソフラボン
8位 プロテイン
9位 CBD
10位 ヒアルロン酸


>>先々月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

さて、8月のランキングは、まぁ、ぼちぼち変化がありましたね。

2位と3位の入れ替わりは、単に先月解説したプラセンタのメディアの影響がなくなったためでしょう。
シンプルな理由。

モリンガやプロテインがずっとランキングし続けています。
まぁ、プロテインは、なんとなく理解ができます。

一方、モリンガは、大手さんが手掛けているため、市場規模以上に注目されているように感じてしまいます。
まぁ、今後の市場動向に注目です。

全体から見えること 混沌。
どこも悩んでいる。

市場が大きく売れている商品は、利益率が低く儲けにくい。
しかも、新規参入ほど市場が伸びていないので、通販は広告費用対効果だけが悪くなり新規顧客の獲得も大変。
だからと言って、なかなか起死回生の素材はない・・・。

そして、何と言っても、ビジネスのライフサイクルが短くなりすぎて、勝ちモデルがすぐに陳腐化してしまう。


今回は、そんな市場の苦悩 が現れているような感じがします。
だから、リスクがあっても勝負されるのでしょう。
まぁ、機能性表示食品も、必ずしも広告費用対効果が良いとは限りませんからね・・・。

実は、こういったランキングに表れない部分に勝ち素材は存在しているんですけどね・・・。
露出が大きい素材は、必ずしも儲かるとは限りませんからね。
本当に儲かる情報は、隠される時代になりました。

持論 群がってしまった素材では儲からない!

さて、話はランキング解説に戻り・・・
次に、アンケートの影響もあるCBD については、コメントが難しい。

ハイリスクハイリターン なビジネスであることは、間違えないと思います。
由来が何であれ、食薬区分で薬と判断されれば、流通できなくなるだけです。

そうは言いつつ、弊社も試作までは行っているのだが・・・。

何れにしても、ヒメツルニチニチソウ の事例は、忘れてはいけない。
いきなりビンカミン高含有の原料が市場から無くなりました。
全草は非医薬品でも、ビンカミンは医薬品(誘導体であるビンポセチンも医薬品)。

基本、有効性の強い成分は、医薬品指定される可能性が高いと考えた方が良いでしょう。

一方、11位 NMN ( ニコチンアミド・モノヌクレオチド )は、帝人さんの事例があるため、微妙なラインです。
輸入原料では、未だ正規通関できた事例を聞かない。
登録原料メーカーがゼロなのに、11位なのは、前代未聞!
問い合わせも多いので、弊社は、中国向け限定でOEM供給しようか迷っている。
日本向けには、基本、正規通関された原料のみに限定しようと思う。

現在、食薬区分上、その他(化学物質等)に記載される方向性で進んでいるような感じがします。正規通関は、その記載後だろう。
一方、中間原料で仕入れてNMNに合成したり、国内精製してしまうと、国内製造原料になるだけでなく、植物検疫というフィルターも無くなる。
そのグレーゾーンで商売している会社さんも存在するのだろう。

CBDほどリスクはないが、リスクがあるのは間違えないだろう。
何れにしても、供給する会社が、どこまで担保するか?だと思います。現段階において、品質は担保できても、食薬区分の部分まで保証する会社はないだろう。

まぁ、NMNの場合、もう米国の安い商品がAmazonで出回り始めいてるので、また別の問題も出てきています。


原料価格を50万/kgで計算しても、ほぼ原価です。おそらく、原料を安く買うため、数百kg単位で原料仕入れされているのでしょう。結局、中国製造の添加物原料の末路、

こんな商品が市場を独占してしまうと、日本の企業は、どこも儲からないです。

以前にも話しましたが、今、日本市場の本当の敵の存在が大きくなり始めています!



たまらんですよ・・・。
個人輸入品や海外輸入品は、日本の関連法規をすり抜けて入ってきてしまいます。
そして、困ったことに・・・消費者は、リスクを理解しないで購入してしまうので、こういった商品の売上が伸びてしまう。
リスクがあっても、安ければ選ばれてしまいます。

実際問題、上記ページでも、遊びでジェネリックのレビトラのアフィリのリンクを貼っておいたら、数個売れているし・・・。
リスクがあっても選ばれてしまう実際を物語っています。
重篤な副作用など、事故が起こっても自己責任なのに・・・。

これは、グローバルで価格勝負していける強力な商品が個人輸入品や海外配送品で簡単に購入できるようになっちゃうと、日本市場がすべて食い荒らされてしまうことを物語っています。

今、その問題が、健康食品サプリメント市場にも起こり始めているのです。
このままでは、日本のサプリ市場は、中国原料のアメリカ製造品(大量製造品)に独占されてしまうだろう。

行政も、国益というものも加味しながら、何らかの対策を早急に講じてもらいたいものです。
どうせ、Amazonも日本に法人税を払っていない訳だし・・・。

【追記 15:17】

消費者庁さんも、対応していただいているようです。

なお、こういった国境を超えた戦いの場合、優れた日本の独自技術を活かした対策が不可欠になってくるだろう。
それは、中国向け商品戦略でも同じことが言えます。本質は同じなのだろう。

いくつかの方法があります。
弊社は、それをコツコツと実行していくだけです。

最後に、長くなっちゃったので・・・
会社ランキングについては、後日、改めて解説してみたいと思います。
申し訳ありません。
<(_ _)>
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博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
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