原料戦略からの健康食品サプリメント製造業界 生き残り術

浮き沈みの激しい健康食品サプリメン業界で受託製造加工や原料供給を行う栗山雄司のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法、中国を始めとした海外展開の話など

機能性食品素材で介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、素材の研究開発とマーケット創造の両方が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、その実践で得られた市場での生き残り術を紹介していきます。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

プロテオグリカン

鮭鼻軟骨抽出物:北海道漁連とコラボ!

本日、このような告知を弊社ホームページ上で行わせていただきました。



いろいろ水面下で進めております。

今回は、北海道漁連というキーワードがクリエイティブ的に刺さるかな?と思い、早速、告知することにしました。
まぁ、何となくですが、信用度も増すような感じがします。

まぁ、弘前の原料では不可能なクリエイティブ♪

実際、2018年までは、長万部港や羅臼近辺で漁獲されていた鮭の鼻軟骨を用いていましたが、2019年からは、もう少し地域が広がっております。
ちなみに、一定量購入の年間契約になっちゃいますが、場所によっては水揚げ港を限定することはできるでしょう。

また、北海道のジュエリーアイスのような氷頭という表現などは、化粧品原料の極生プロテオグリカンにピッタリな表現だったりすると思います。

鮭鼻軟骨2

ちなみに、ジュエリーアイスが有名なのは、北海道の豊頃町です。



こういった努力で、コツコツと素材を育てていく必要があります。
ほんと、コツコツとです。

中間加工原材料の生鮮原材料まで遡っての原産国表示

皆さん、鮭と言えば、どこの都道府県をイメージされますか?

やっぱり! 北海道 でしょう!!

一方、健康食品サプリメント業界で、鮭のプロテオグリカンというと、弘前の地名を挙げる人が多いでしょう。
確かに、業界での知名度は、北海道より弘前なのです。

でも、消費者を対象とした広告表現上、どちらの都道府県が強いのでしょう?
言わなくてもわかることです。

消費者と業界人のイメージのギャップが存在するのです。
実際、過去に、大手の広告マンの友人が同じようなことを言っていました。なかなか弘前=鮭って、イメージ的に紐づかないじゃあないですか・・・。

それが、大手さんでの採用が少なくても、北海道産の鮭鼻軟骨抽出物(プロテオグリカン)が中小企業だけで売上を伸ばし続けている理由なのです。

まぁ、大手さんが採用している原料って、中小企業は使いにくいですからね・・・。
大手さん同士で食い合っている原料には、限界があります。

この北海道というキーワードをフルに活用しない手はありません!

さて、どのように活用すればよいのでしょうか?

原産国表示で差別化すれば良いのです!

国産の原料に限っては、都道府県での表示が可能です。

ちなみに、皆さん、中間加工原材料の生鮮原材料まで遡っての原産国表示って、ご存知でしょうか?
基本、健康食品サプリメント原料の中でも抽出物やエキス末は、中間加工原材料です。

原料原産地表示制度に関するQ&A - 消費者庁のⅣ.原原-41に解説されているのですが、粗原料の原産国が明確なら、製造国ではなく粗原料原産国を表示することができるのです。

>> 新たな原料原産地表示制度に関するQ&A 消費者庁 ※外部サイト

apple

例3のように、あれドイツ製造は?という感じで、りんご果汁(りんご(ドイツ、ハンガリー))と、製造国として表示されていません。粗原料であるりんごの原産国だけです。
同じように、鮭鼻軟骨抽出物も、鮭の原産国(水産物の場合、水域名、水揚げした港名、水揚げした港又は主たる養殖場が属する都道府県名)を表示可能です。

SCPコンプレックスLSの場合、

鮭鼻軟骨抽出物(鮭(北海道))

という表記が可能なのです。
より粗原料の産地を強調した表示が可能になります。

ちなみに、残念ながら、鮭鼻軟骨抽出物は少量で効果が期待できる素材なので、トップに来て原産国表示されることは非常に少ないです。
まぁ、鮭鼻軟骨抽出物以外を全て食品添加物にすれば、出来ないことはないですが・・・。

例えば
鮭鼻軟骨抽出物(鮭(北海道))/ ゼラチン、ウコン色素、結晶セルロース、微量二酸化ケイ素、ビタミンB1、ステアリン酸Ca
のように・・・。

もちろん、原材料表示で強調しなくてもクリエイティブでは強調できますし、製造を行っているリナイス社は、北海道大学のキャンパス内に会社があるので、そういった部分でも北海道を強調することが可能です。
他にも、長万部のGMP工場を上手く活用しても良いと思います。

北海道のクリエイティブ表現は、工夫次第なのです。

本原料に限らず、是非、こういった生鮮原材料まで遡っての原産国表示を活用いただければと思います。
例えば、中国製造の北欧産ビルベリーエキス末などは、上手く活用できるのではないでしょうか?

原料受託バンク原材料ランキングから見えるもの2019年10月

恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。

1位 コラーゲン
2位 CBD
3位 乳酸菌
4位 モリンガ
5位 プラセンタ
6位 DHA
7位 NMN
8位 ギャバ
9位 ビタミンC
10位 酵素


>>先々月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

今回のランキングは、大きな変動がありました。
要因は、明らかに、

展示会の影響

でしょう。
日本の展示会だけでなく、海外の展示会の影響もあるのでしょう。
私のブログ記事でも、Supply Side West 2019 の記事へのアクセスが多いです。



まぁ、CBDは、日本と海外の展示会の影響が大きそうですが、NMNやモリンガなどは、国内の展示会の影響でしょう。

私がSupply Side Westの記事でも紹介した通り、NMNは、米国ではあまり盛り上がっていないです。
NMNの盛り上がりは日本限定のようです。

しかも、このNMNの売り先は、主に中国であり、中国で大規模に製造し始めたNMNが日本や米国で商品製造して中国に売られるという不思議な構図ができ始めています。

私の予想。
おそらく、NMNはブームが起こる前に沈んでしまうだろう。特に日本では。
すでに価格が崩れ始めています。
しかも、ほとんどの中国系顧客が中国で仕入れてNMNを支給するという状況です。
誰も儲からない。
ブームが起こる前から勝手に群がって、アホな市場形成を行ったものです・・・。

モリンガについては、よく見えない。
何となく、いくつかの会社さんのメディア展開(広告)の影響もありそうです。
でも、着実に市場は伸びていると思う。でも、ここから定番原料化していくためには、何らかのフックが必要な感じがする。

そして、今後が読めないのはCBDです。
基本、お役所次第だと思う。
CBD自身が医薬品区分に登録されたら、盛り上がるだけ盛り上がって終わりです。
実際に、いくつかの販売メーカーで供給が止まっている。
おそらく、海外と日本のTHCの分析検出限界などが影響しているのではなかろうか?と推測しています

ちなみに、お役所の対応次第では、大麻由来に限らずオレンジ由来のものもダメになり、健康食品に限らず化粧品でもダメになるだろう。
まぁ、オレンジ由来のCBDの化粧品は、何となくセーフラインのように思えるが、こればっかりは何とも言えない。

何れにしても、こういった流行物を追うかは考え物です。
すぐに群がり市場を飽和させてしまいます。
原則、弊社は、流行物を追いません。
先日も述べた通り、オンリーワンの商材で原料にコツコツ投資していった方が高LTVで大きな収益が出るからです。
まぁ、ビジネスだけでなく、そこに社会貢献性などが組み込まれてこないと、日本の市場ではなかなか評価されないと思います。日本特有の商文化。別の言い方をすると、日本の原料メーカーの成功のポイントも、ここにあるのでしょう。

この私のセオリーに乗っていて、市場でも売れている原料は、12位のセラミドやランキングには出て来ないエラスチン、大豆イソフラボンの中でもアグリマックスなどだと思います。
あと、意外にルテインやサラシアなども、当てはまるのかもしれない。
こういった原料の特徴は、価格で勝負の中国原料に負けない差別化ポイントがある点だろう。

ちなみに、プラセンタは、CBDに弾かれた形になった訳だが、この市場も、変化が無くなりつつあります。
新規の原料でフックとなる差別化ポイントの開発が途絶えているからだろう。
コラーゲンや乳酸菌を含め、成熟期に移行した素材は、新たなクリエイティブを創造し続けないと、伸びが止まってしまいます。

最後に・・・
今回の変動により、この原料受託バンクの閲覧者層に変化が生じていることが明確になり始めました。

既存のOEM会社さんや問屋商社さんの閲覧が減り、国内外の原料メーカーや販売者など閲覧が増えているように感じます。
根拠はないですが、何となく。
今までの主閲覧者のOEM会社さんや問屋商社さんは、これほどCBDやNMNなどに興味を持たないと思います。

このランキングには、注目という市場動向が反映されている一方で、実際の流通が反映されていない状況があると思います。
うちの山芋抽出物:ジオパワー15なんて、製品ランキングで1位でも、山芋という素材としては30位にも入らない(笑)
これって、閲覧をする競合原料メーカーが存在しないためだと思います。

プロテオグリカンも、似たような傾向がある。
化粧品原料で抗シワのデータが取得されるなど、盛り上がりを見せているので、それほど反映されていない。

おそらく、今回の変動は一時的なもので、数ヶ月後には8月あたりのランキングに戻っているだろう。

このランキングから、市場動向の本質の部分だけを選択的に捉え、今後の戦略に反映していくべきだろう。
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博士(水産学) 45歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

営業は天職、通販化粧品会社や広告代理店での所属経験がある異色のコンサルタント。
博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
プロフィール詳細は、カテゴリー最下段より。

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