先日、私は、ボクシングシューズを潰してしまい、悲鳴をあげました。
やっぱり、ボクシングシューズは、脆い・・・。
なので、ボクシングの練習には、耐久性のある練習用のシューズが不可欠です!
改めて痛感しました。
贅沢言えば、ミドルカットで足首を覆ってくれているシューズが理想です。なので、私は、アンダーアーマーのPhenomのミドルカットを愛用しています。
(このモデル、日本では販売撤退っぽい・・・残念。)


ここ最近、練習している人の足元をついつい見てさしまいます。ん〜、病気だな・・・。
研究の結果、ボクシングの練習用には、基本、グリップが利く、フィットネスなどの屋内トレーニングシューズが適しています。その中でも、足首の可動領域が広い構造(ソールが薄い)と反発性(適度なクッション性)を兼ね備えていることが重要です。
ランニングシューズのように長く屋外を走るというより、トレーニングシューズの室内を飛んだり跳ねたり時には踏ん張るような用途がボクシングにマッチするのでしょう。
実際、世界王者の山中選手は、ナイキのフリー TR 3.0 V4 を履いていたりされます。
https://nike.jp/nikebiz/news/other_150911-1.html
確かに、ボクシングの練習用には適していると思います。

まあ、他にも、長持ちするレスリングシューズやフットサルシューズという選択肢もあるのですが、クッション性に乏しいので、足に負担がかかります。週に何度も練習している人にはしんどいかもです。特に、私が足を使うタイプだから。そう思うのかもしれません。

一方、現実問題、そもそも屋内用のトレーニングシューズ(特にフィットネスシューズ)が日本であまり販売されていないことに気が付きました。
国内での販売状況です。

ナイキ:そこそこあるが高い(フリー TRシリーズ)
プーマ:ない
アディダス:ない
アンダーアーマー:少しある(Phenomなど)
リーボック:少しある
アシックス:ない
ニューバランス:極わずかある
※サッカートレーニングシューズとは似て非なるものなので注意→ソールで判断
※区別がつきにくいダンス用はソールが厚くボクシングに向かないので要注意。

存在していても、非常に高価です。アメリカなどには、たくさん良いトレーニングシューズが存在するのに・・・。アシックスやプーマは、アメリカと日本ではあまりに展開が異なります。
まあ、市場規模の違いでしょう。
プーマなんて、結構良いトレーニングシューズがあります。

調べていてわかったこと。リーボックは、比較的トレーニングシューズ(クロスフィットシリーズ)に力を入れているということです。初めて知りました。今まで、特定のスポーツというより、ポンプとイージートーンのシューズのイメージしかありませんでした。意外に、総合格闘技も支援しているブランド。
アディダスの傘下に入ったので、路線をアディダスと住み分けされているのかな?とも感じました。
日本でも、代官山や六本木、西麻布でプロ志向の強いサテライトジムなども出されています。先日、中村アンさんのトレーニング様子が「あしたキラリ+」というショート番組でも紹介されていました。
Reebok CrossFit Daikanyama
さらに、フィットネスを通した健康的でポジティブなライフスタイルを提案するコンセプトショップ(フィットハブ)を展開され始めたりもしています。地味に、直営店を増やされています。
ただし、リーボックのシューズは、基本、ソールが厚く、必ずしもボクシングには向いてないです。作りがしっかりし過ぎているんです。残念。

ソールは大事!
繰り返しますが、反発性を兼ね備えつつ薄いのが基本。
ただし、70kgを超えるウェイトの重い人は、ソールが厚めでも大丈夫です。膝や足首の負担低減の方を優先した方が良いと思います。リーボックのシューズやバスケットボールのシューズも適していると思います。
ごつい黒人の選手などは、練習用にソールの厚く丸みのあるアンダーアーマーJetのようなシューズを履いているのを見かけます。

そして、ここが難しいのですが、ソールの角の部分が丸いことが好ましいです。ランニングシューズとは全く逆の構造。つま先や親指側面が擦れるので、構造によっては、ソールが剥がれてしまいますし、右ストレートを打つ度に角が引っかかったりもします。

そうなると、やっぱり、MicroGとSpeedFormの両方を兼ね備えたアンダーアーマーのシューズが良いのかなぁ。この2機能の組み合わせだと、足への負担も少ないしなぁ。
たぶん、日本では流通していませんが、アシックスのGel Fitというフィットネスシューズも似たような構造をしています。個人輸入して入手するしかないです。

ボクシングに適した削れてきてちょうどええ具合になってきましたが、半年履いたPhenomもくたびれてきました。どうしても個人輸入になってしまうのですが、もう一回Phenom(できればeliteモデル)を購入したいなぁと思いつつ、別のシューズも検討しています。
これからも探求は続きます・・・。