幸せ笑顔を作るアンチエイジングライフ研究所★栗山雄司

年中、健康食品やサプリメントの製造や販売に関わっている代替医療事業クリエイターのブログです。医療機関向けサプリメントを得意とし、エビデンス型の商品開発を重要視しております。健康メディア用コンテンツ提供、騙されない健康食品の選び方や競技空手・ボクシングの格闘オヤジ日記、新宿ランチ紹介も。

介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、アンチエイジングを意識したセルフメディケーション;予防が不可欠です。健康食品・サプリメントも重要なツールの1つです。
また、健康食品業界を良くしていくため、消費者を騙しながらゴミ商品を販売している健康食品を撲滅しようと奮闘中!

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品・サプリメントを作ってます。
ビジネスでは市場創造を重要視しております

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シトルリン

男性更年期を救うジオスゲニン:PDE5阻害や抗炎症の作用

私は、定期的に各種素材・成分の文献検索を行っています。たまに、非常に面白い報告を発見することもあります。
今回、ジオスゲニンで面白い論文を見つけたので、ご紹介です。

In Vivo Protective Effects of Diosgenin against Doxorubicin-Induced Cardiotoxicity.Nutrients. 2015;7(6):4938-54.

ジオスゲニンの抗悪性腫瘍剤(ドキソルビシン)由来の心臓毒性に対する保護効果に関する論文です。オープンソースの論文なので、どなたでも論文を入手できます。

なんと!その論文の中では、PDE5阻害作用が紹介されていました。
まぁ、PDE5は、平滑筋の弛緩などに関わるcGMPという物質を分解する酵素ですので、心臓の評価としては、当然、重要な評価項目になってくるんでしょうね。

さて、なぜ?男性更年期を救うのか?

それは、PDE5阻害がED薬の作用メカニズムだからです。

まぁ、いろいろな用途で体が使うため代謝もされやすいでしょうから、シルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル(レビトラ)、タダラフィル(シアリス)ほどの効果は期待できないでしょう。まぁ、あくまで食品ですから。
でも、エビデンス型の商品開発を行っていく上で、こういった動物試験でも、ないよりはあった方が良いです。

さて、このPDE5阻害作用のメカニズムは、細胞内の抗酸化作用(ROS)によるもののようです。意外に、実はこれが画期的だったりもします。

結局、こういった細胞内の抗酸化による抗炎症作用が様々な機能性のベースとなります。そのため、現在、ジオスゲニンは、抗ガン(アポトーシス誘導)、血管新生や脂質過酸化の阻害などの動脈硬化性疾患の予防データも示され始めています。

それらの機能性を紹介したこんなレビュー論文も出ています。
ジオスゲニンの薬理学的活性と機構における進歩

加えて、不足するホルモンの産生サポートにも働くわけですから、まぁ、男性更年期のいろいろな予防という意味で、ミドルエイジ以降の男性にとっては、とてもありがたい作用を示す訳です。

もちろん、男性に限らず、ミドルエイジ以上の女性にもオススメです。
骨粗しょう症予防や認知症予防の観点からも、ジオスゲニンを活用することが可能だと思います。

現在、大手さんの男性更年期対策のサプリメントだけでなく、男性向けのシトルリンサプリメントで多く利用されているジオパワー15(ジオスゲニン含有やまいも抽出物)ですが、こういったベースの情報/データがあると、もっと売りやすくなるでしょう。
今後に期待です。

原料受託バンク原材料ランキングから見えるもの2018年10月

恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。

1位 コラーゲン
2位 乳酸菌
3位 ヒアルロン酸
4位 エラスチン
5位 プラセンタ
6位 セラミド
7位 ビタミンE
8位 コンドロイチン硫酸
9位 フコイダン
10位 高麗人参


>>先々月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

さて、10位以内のランキングについてですが、
やはり、おからが落ちましたね。
唯一、変化が見られたヒアルロン酸とエラスチンについては、桑高さんがおっしゃっておられましたが、原料サプライヤーへの一斉アンケートによる露出増と被アンケート関係者等によるものが大きいようですね。

その他、上位素材のアクセスが減っておおり、

市場の停滞感を表しているように思えます。

中国向けの案件も、今後の規制強化をにらんで落ち着きを見せつつあり、今年は、独身の日手前の駆け込み需要もなかったように感じられます。

ここ最近は、弊社がゴミ商品を嫌う姿勢を示していたり、コピペの問い合わせができないようにしているので、インターネット系のゴミ商品案件は、極端に減っております。

まぁ、ゴミ商品で参入して失敗というケースが大半だと思われますので、参入しきった感もあるのかもしれませんね。
その詳細は、来週、紹介しようと思います。

インターネット販売の商品は、傾向として短寿命になりつつあります。広告費用対効果が悪くなったら商品を変えて販売するというサイクルを繰り返します。一時的に売れた場合でも、あまり1つの商品に広告費を投入しないです。
また、近年の販売方法は、特定キーワードのコンテンツを作ってSEOなどで購入者を誘導して販売につなげる手法から、特定キーワードを買って直接顧客を誘導する手法へとシフトしています。

そのため、こういったランキングにも動向が表れにくいのでしょう。
インターネット上において、健康食品のキーワードで検索されるケースが減っているのだと思います。
意外に、こういった動向がリンクしている。

健康食品や化粧品において、通販という販売方法も、ドクターシーラボのグループが買収される例からも感じ取れるように、成熟しきったのかもしれません。
今、医薬品の通販が好調のようですが、先日紹介した軽減税率の対象から外れる件など考えると、成熟しきるのは時間の問題だと思います。

新たな市場創出が強く求められているんだと思います。

また、新たな素材が現れないという点も、停滞の大きな理由だろう。

実際、原料の登録は増えていても、素材の種類は増えていないだろう。

【ここから少々長い余談がづづきます(笑)】
ちなみに、このランキングには表れていないが、やっぱり、(パーソナル)ジム系のサプリメントは、好調なところは好調のようです。
ベタに案件も増えている。
でも、セオリーが固定いるため、同じような商品ばっかりだ。

昨年2月に紹介したセオリーは、今でも変わらない。
あえて言うと、プレワークアウトにシトルリンが利用される頻度が増えたことくらいかなぁ。

弊社は、比較的シトルリンを安く仕入れているためか、シトルリンのOEM製品は成約率が高く、リピートも良くしているような感じがします。
こういった動向って、ランキングには表れてきません。
協和発酵さんが自社商品で市場を牽引してくれているんですけどね・・・。

あと、忘れていました(笑)
ランキングに表れていない市場動向として、今年は、プロテオグリカンの機能性表示食品の問い合わせがめちゃ多かった。主に大手さん。
私が、このような記事を書いたからだろう。

プロテオグリカンは機能性関与成分として分子量を規定すべき

ぶっちゃけ、7月の改正後、基原の特定や定性分析の部分で、プロテオグリカンは、混沌としている。
非変性でなく、変性したプロテオグリカンだと、遺伝子解析などを行わない限り、基原の特定できないだろう。
定量限界を下回っているだろう?と思うような商品も多かったため、取り下げられる商品も増えてくるだろう。
加えて、某大手がプロテオグリカンの定量分析について消費者庁から指摘され、回答ができないために撤退するという噂まで流れている。
どのような落としどころで収まるかを見守るしかない。

冬の繁忙期を過ぎると、来春のダイエット商品の開発がスタートします。
私の予想では、黒い広告におけるゴミ商品の販売以外、ジム系のサプリが東京オリンピックまで伸び続けるだろうと考えています。
さて、どうなるでしょうか?

アルギニンとシトルリンの分析:ケルダール法でのタンパク質量

弊社は、アミノ酸を配合したサプリメントを製造するケースが多いです。特に、アルギニン、シトルリン、オルニチンが多いです。
そして、アルギニンやシトルリンを高配合した商品の栄養分析を行うと、分析委託機関から必ず電話が来ます。

理由は、タンパク質量が100%を超えるケースがあるからです。
そうなるのは、ケルダール法という窒素量からタンパク質量を計測する方法に関係します。
良い商品ほど、この現象が起こります。

通常、タンパク質の最小単位であるアミノ酸は、窒素を持ちます。その窒素の量を測れば、タンパク質量が求めることが可能です。
一方、このアミノ酸の中には、特別なケースとして、窒素を多く持つアミノ酸が存在します。
それがアルギニンとシトルリンです。
構造式を見れば、一目瞭然です。
構造式
アルギニンは2倍、シトルリンは1.5倍のタンパク質量で検出されます。

アルギニンが50%以上配合されていると、タンパク質量が100%を超えます。その他にアミノ酸が配合されていると、30%程度でも簡単に100%を超えます。当然、100%などを超えると、分析機関の方は、びっくりする訳です。

でも、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、システイン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アラニン、プロリン、グリシン、セリン、チロシンは窒素は1つ、リジン、ヒスチジン、トリプトファン、アスパラギンは窒素が2つと、この差はどう計算に反映されているのかなぁ?と密かに疑問に思う次第です。
分子量全体に占める窒素の割合などで平均化された係数が利用されているのかなぁ・・・。

ちなみに、燃焼法でのタンパク質量の分析であれば、このような事象は起こりません。
OEMの現場で起こるちょっとしたトラブルの紹介でした。続きを読む
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ヘルシー&ビューティー4
ヘルシー&ビューティー vol.4でプロテオグリカンの記事を書かせていただきました。

秘密の赤ワイン
順天堂大学の吉田先生と書かせていただいた書籍です。赤ワインのアンチエイジング成分について、一般の方でもわかりやすく書かれています。赤ワインを使った料理レシピが紹介されていたり、普通に読んで楽しい内容になっています。書籍の帯は、たかの友梨さんです。


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サプリに対する想いです。初めての方は、是非、読んでもらいたいです! ブログガイド 健康食品業界に20年近くいると、時代の流れというものも強く感じます。サプリメントは、市場の成熟と共に役割や環境も変化しています。社会に貢献できるサプリメント道というものを必死に模索しております。
プロフィール

博士(水産学) 44歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

営業は天職、通販化粧品会社や広告代理店での所属経験がある異色のコンサルタント。
プロフィール詳細は、カテゴリー最下段より。

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神田昌典さんの本で一番好きな一冊。分厚いけど、あっという間に読めちゃう一冊。Kindle版もあり。

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