現在、超高齢化社会がさらに進むにつれて、シニア層の消費動向も変化してきています。
年金だけの収入で貯蓄が増えることはないので、長生きすることが不安につながり、消費に拍車をかけている現状があります。
一部の富裕層を除き、年々、シニア層の消費も鈍くなり始めています。

これは、平均寿命ほど健康寿命が延びない時に生じる動きだと思います。

過去、通販業界でも、親が通販で定期購入していた商品を子が解約するということは多々ありました。
例えば、本人死亡の顧客リストに電話をかけると、突然、死んだはずの本人が電話に出て、子供が定期コースを解約していたことが発覚し、定期コースを再開するというようなこともあったようです。

今は、その現象が逆転し始め、子が親のために良い健康食品・サプリメントを探して与えようとする傾向が強まっています。

今、弊社で多いのは、認知症の親を持つ子供(っと言っても、おじさん、おばさん)からの問い合わせです。
特に、弊社の場合、ヤマイモ抽出物(ジオスゲニン)の問い合わせが多いです。
富山大学のエビデンスを見ているのでしょ。
原料1kg買うという方もいるくらいです。

まさに、子が親の健康ためにお金を使う時代へと突入し始めているのでしょう。

介護離職・介護離婚・介護破産など、起こり始めている現実を考えると、そうならざる終えないのだと思います。

実際、介護は若者の労働力も奪うため、日本にとっても競争力を奪っていってしまう可能性もあります。ほんと、何とかしないといけないと思います。
私は、こういった問題に一石を投じるような素材開発を行っていきたいとも考えています。

そういった状況を一早く察知し、老人が老人自らで介護を行おうとしているかい援隊本部という会社も存在していたりもします。

現実問題、もっと大変なのは、我々世代を含めた若手の老後です。
まず、我々の老後は、年金を今程もらえない時代。
老人が増えれば、反対に、介護の料金も高くなる可能性も高いです。

加えて、これだけ所得格差が開き、中流層から下流層へと流れ込んでいる現代、将来、老後破綻してしまう人もたくさん出てくると予測されます。

健康であり続けなければ、安心して生きていけない時代へと変化していくでしょう。

当然、アンチエイジング格差は生じます!

また、定年も75歳くらいまで引き上げないと、日本は年金制度を維持できない状況もあるので、我々世代以降の世代は、若々しさを保つことで、頑張って長く働かなければならないです。

冗談ではなく、100歳くらいまで健康であり続けることを視野にアンチエイジングに取り組んでいく必要があるのだと考えています。

何事も生涯現役!と考えている私ですが、人生、長ぇなぁと思いつつ、まずは、その長い人生に臨む気持ちから変革していかなければならないのだと思います。
皆さん、頑張りましょう!