健康食品サプリメント市場の理想像・未来像 by 博士マーケッター

勝ち残る健康食品サプリメントをテーマに受託製造加工・原料供給を行う栗山雄司のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法の話など

健康食品サプリメントを利用して介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、アンチエイジングをベースとしたセルフメディケーション;予防が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、市場の未来を予測しつつ、勝ち残っていける商品作りを追求し続けています。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

中国案件

日本NHK Next World关于NMN的纪录片

NMNは、日本の市場より、中国の市場で盛り上がっています。
日本で盛り上がっているのも、クリニックやクローズド販路だけだろう。

実際、日本のNHKでNMNを紹介した際の動画が以下のように公開されています。

日本NHK Next World关于NMN的纪录片
訳:NMNに関する日本のNHKネクストワールドドキュメンタリー


しかも、中文の字幕入りで。
すげぇなぁって感じ。

もちろん、英語の動画も多く存在しており、レスベラトロールのシンクレア先生までNMNについて述べています。


中国中心でニーズがあるのだが、今流通している原料は中国産。
中国国内で競争が起こり、原料価格も、かなり下がっているようです。

アメリカや日本で研究が進み、産業では中国に独占される。

まさに、そんな感じ。
実際、数の勝負で、研究が乗っ取られるケースも出てきてる。
(ここは、日本政府も、大学や企業を守っていかなければならんだろう。)

以前にも述べた通り、OEM案件も、ほとんどが原料支給。OEMをお願いするので、原料の輸入も代行してもらいたいと依頼される始末・・・日本企業が入る隙間がない。
ただし、どのように原料を支給するかまで考えられていない・・・。

なかなか微妙な市場。
さて、この市場は、どうなっていくのでしょうか?

実際、日本でも食薬区分に入ると報道されていますが、日本の企業が商品展開するのだろうか?
単味では、海外発送品に負けてしまう。
以前に紹介したオートファジー素材のように、何らかの組み合わせの工夫が必要だろう。



また、出来れば、日本の独自技術で製造された原料と組み合わせるのが理想なのだろう。
実際、依頼される設計を見ても、日本独自素材が用いられている。
こういった設計を見ていると、中国案件のレベルも上がったなぁと感じます。

まぁ、何れにしても、我々は、上手く中国企業と付き合っていく必要があるだろう。

P.S.
中国企業を意識して、新たな試みとして、中国語のタイトルにしてみた。

NMNの市場動向:中国企業の自作自演

本日は、NMN市場の話。
このNMNは、サーチュイン活性が期待され、マウスで糖尿病のデータが出されるなど、注目のアンチエイジング素材です。
まぁ、飽食の中国裕福層には、うってつけの素材です。


何だかんだで、NMNのOEM製造の案件は、定期的に来ます。ほとんどが中国向けです。
そして、ここ半年、

中国からの原料支給

の案件ばかりです。
まぁ、結局、中国向けのビジネスも、中国人だけで終息するようなビジネスへと変化してきている。
原料の問い合わせは、完全に途切れました。

実は、中国向けではないですが、CBDも同じような傾向CBDも同じような傾向CBDも同じような傾向があります。

まぁ、こうやって問い合わせが来るだけでもありがたいのですが、一番止めて欲しいのは、原料名/成分名を偽られること。多くは、ナイアシンを支給すると言ってきます。

我々が一括表示を作った場合、もし偽りがあると、様々な困ったことが想定されます。

まず、原材料表示名を偽ることになる。また、ナイアシンの強調表記をしてしまうと、ナイアシン分析しても検出されない。

中国だけで、日本で流通させなければ良いのですが、食品衛生法に違反してしまう。

我々は、そういった管理をしっかりするので、見落とさないですが・・・。

でも、こういった形で、中国製造の原料で中国向けだけで盛り上がっている姿を見ると、非常に滑稽に見えてきてします。

日本製を活用した自作自演の市場を作っている訳ですから・・・。

添加物系の原料なので、最終的にコスト合戦になることが見えているのに・・・。
それを避けたければ、日本の技術で原料に一工夫することだろう。まぁ、そこまでする企業はないだろうが・・・。

何れにしても、これがNMNの市場の現状です。

また、中国案件も、原料支給の案件が増えてきました。
中国からの直接支給なので、輸入通関などはどうするのか?などを考慮していないので、非常に浅はかで困ることもある。

以前、支給原料のリスクや管理についても記事を書きましたが、


安易に支給原料を受け入れてはダメで、受け入れ側も何らか管理を行っていかなければならない時代になってきています。

それは、NMNについても同様です。

そもそも、支給されたNMN原料がNMNとは限らない。弊社は、原料で定量分析ができる体制を作ったので、本物かの判別は付くが、この体制が整っていないと、騙されてもわからないだろう。

何れにしても、このNMNの市場は無理に追う市場ではないと思う。
それより、もっと重要な案件をコツコツ進めるべきなのだろう。

独身の日2019から見える中国市場の変化

昨日の中国は、香港での暴動の一方、恒例の独身の日フィーバーで盛り上がっていました。
アリババの売上は過去最高の4兆1000億円だったようですね。



昨晩は、ワールドビジネスサテライトでも、特集していました。
その様子を見ていて思ったこと。

中小企業から大手企業の市場へ
中国企業主体の日本企業の下請け化


まず、資生堂や花王など、日本の大手企業の参入が目立ち始めました。資生堂さんなんて、アリババと提携し、中国向け商品を作るなど、中国市場に対して特別待遇しています。

中国の購買力というパワーにより、日本からの仕入れ先や仕入れ方法の幅が広がり、ブランド力の高い大手企業の商品を安価に供給することが可能になったのでしょう。
結果、日本の企業が下請け化し始めています。
それが化粧品業界で顕著です。

また、近年は、独身の日に間に合わせようとする無計画な案件がなくなりました。ワールドビジネスサテライトでも紹介されてましたが、すでに独身の日は20日前から始まっているような時代になったためでしょう。

まぁ、ほんと、変化が早過ぎる!

実際、中国の企業が日本で会社を作ったり買ったりして事業展開することで、その日本ブランドの顔をした中国企業の商品が中国に多く輸出されています。

結局、中国人が作る日本製商品は中国で流通するけど、純粋な日本ブランドは、大手企業のものを除き、大きく流通しにくくなってきている。

そして、結果として、そういった流れをEC法が後押しした。

健康食品や化粧品の中国ビジネスの難しいところは、通関する人で中国への入り方(;輸出)が大きく違ってくること!

そういった背景もあり、日本における中国ビジネスで成功している面々は、通関会社を中国に持っていることが多い。
まぁ、言わば、中国の通関側に力が働く人達でないと、上手く流通できない仕組みがある。おそらく、中国の大手企業が協力すれば、難易度の高い通関も容易になるのだろう。

実際、日本企業単独で中国市場にトライした会社さんは、上手く輸出できていない。
また、通関にコネがない中国人の会社でも、上手く輸出できていない。
数年たっても、通関できていない会社がたくさんある。
反対に、中国企業は、比較的簡単に通関を通してくる。

一方、日本の大手さんは、提携関係を組むことで、こういった問題を解決できる。多くの企業が通関で苦労しているのに、大手さんは、難なく通関を通している。
これが現実だと思う。
中国は同朋同士で儲けるビジネス思想があるので、その思想に則っていなければ、入り込むことができない。
そして、今年の独身の日は、そういった真実がより明白になったような感じがする。

おそらく、大手企業の商品は、ブランドを利用したいから日本から供給されるだろう。そして、合弁会社を中国に作って、中国生産に切り替わっていくだろう。

一方、ブランドのない中小企業の商品はコピー品に置き換えられ、いつの間にか発注が途絶えるだろう。
そういった意味で、中国製へのコピー品置き換えへの防止対策が不可欠になって来るのだが、何だかんだで、日本のコピー品対策と同じで、原料戦略の工夫が有効だろう。

言いなりで作るのではなく、日本でしか作れないような原料をメインとした商品しか提案しないなどの工夫が必要だろう。理想は、供給制限されている原料を配合すること。
最悪、原料取引が中心になっていくのだろうが、コピー品置き換えの抑制にはなるだろう。実際、一歩先を行っている化粧品が原料取引中心となりつつあるから、健康食品も原料取引に収束していくのだろう。

さて、そこで、日本の原料メーカーは、どのように中国と付き合っていくべきか?

まず、中国で原料を作りたいとオファーを出してくるかもしれないが、絶対に応じてはいけない。
どんなに契約があったも、必ず抜け道がある。
また、通関時、本当の情報を出すかどうかは、よく考えなければならない。本当に重要な部分は隠すべきだろう。

そして、最も重要なこと。
日本の独自技術を磨くこと!
これに勝る対策なし。
真似できない商品というのが理想。

我々も、こういったことを意識して、中国とビジネスを行っていかなければならないだろう。
今後の日本、中国とのビジネスを避けて通れないのも事実である。
ただし、焦って攻める必要もないとも思う。
無理は禁物。

まぁ、私は私のやり方で、中国市場を攻略していきたいと思う。
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成熟する健康食品サプリメント業界、勝てるセオリーで商品を作り、業務は効率化する!が非常に重要になってきております。是非、参考にしていただければと思います。
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プロフィール

博士(水産学) 45歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

営業は天職、通販化粧品会社や広告代理店での所属経験がある異色のコンサルタント。
博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
プロフィール詳細は、カテゴリー最下段より。

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