健康食品サプリメント市場の理想像と未来像

勝ち残る健康食品サプリメントをテーマに受託製造加工・原料供給を行う栗山雄司のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法の話など

健康食品サプリメントを利用して介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、アンチエイジングをベースとしたセルフメディケーション;予防が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、市場の未来を予測しつつ、勝ち残っていける商品作りを追求し続けています。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

アミノサプリ入門

意外に体感があるシトルリン、Amazonでも激熱!

タイトルの体感は、最近、顧客から聞く言葉です。ジム系の顧客で。

プレワークアウトには、とても良いようです。

まぁ、いきなりプレワークアウトと言っても、わからないかぁ。
プレワークアウトとは、血流を促進して、運動前の集中力を高めたり、ケガを防止したりする分類のサプリメントです。

でも、シトルリンはNO(一酸化窒素)系なので、カフェインやシネフェリンと異なり、血流が促進するまで時間がかかるはずなんですよね・・・。末梢血管の拡張までしてくれると思いますが。

運動の1時間くらい前には、摂取していた方が良いと思います。
まぁ、香辛料系ハーブに関しては、血流促進効果は比較的すぐに消えますので、商品設計が難しいところです。

何れにしても、シトルリンは、血流改善で老廃物排泄などにも良いだろう。疲労低減の効果として、翌日に体感が示されるケースも多いと思います。
理想は、アルギニンやオルニチンとの組み合わせ。

ちなみに、シトルリンは、このプレワークアウトだけでなく、精力系でも人気が高いです。
両方の目的で使用している人も少なくなさそうです。
シトルリンにジオスゲニンを配合すれば、完璧になる。

Amazonでは、HMBと同様、シトルリンも、かなり激戦になっています。
(Yahooショッピングなどでなく、Amazonなのは、DHCさんと比較されにくいからでしょう。)
商品戦略上、いろいろな工夫も必要そうです。
現在は、800mg/日が主流ですが、1000mg、1600mgという商品が出てくるのも時間の問題です。

シトルリンのサプリの場合、必然的に、摂取粒数が大きくなったり、錠剤サイズが大きくなってしまいます。
これも、HMBと同じ。
今後、賦形剤を減らすだけでなく、大きくても飲みやすい剤形を意識した工夫が必要になってくるだろう。

最後に、今でAmazonの流れで起こってくるだろう問題点。
それは、異なる安価が原料が意図的に配合された巧妙な偽物商品。

こういったネット系の会社さんの特徴
品質より価格
安い原料に飛びつき、品質管理機能がないので、騙されていてもわからない。

例えば、シトルリンと言って、安価なリジンやアルギニンが支給されると、HPLC、NIR(近赤外)やIR(赤外)でチェックしない限り、判別が付きにくいです。
多少の臭いの違いはあれど、どれも白い粉。
まぁ、こういった問題も生じてくるので、今後、cGMPのように原料受け入れ時の同一性試験が不可欠になってくるんだろう。

過去、日本でも、コエンザイムQ10ブームの際、偽物がたくさん出回った。
Q10ではなくQ9だったということもあった。

Amazonのようなドライな市場が拡大していくと、上記のような問題も起こってくるだろう。
そのようなドライな市場は、すでに米国が通過してきた道です。米国において、サプリメントがcGMP基準で製造されていないといけない点は、必然的だったのだろう。
今後、日本でも、同様な基準に変化していくのだろう。
そこは、先手を打って対応していこうと思います。

アルギニンとシトルリンの分析:ケルダール法でのタンパク質量

弊社は、アミノ酸を配合したサプリメントを製造するケースが多いです。特に、アルギニン、シトルリン、オルニチンが多いです。
そして、アルギニンやシトルリンを高配合した商品の栄養分析を行うと、分析委託機関から必ず電話が来ます。

理由は、タンパク質量が100%を超えるケースがあるからです。
そうなるのは、ケルダール法という窒素量からタンパク質量を計測する方法に関係します。
良い商品ほど、この現象が起こります。

通常、タンパク質の最小単位であるアミノ酸は、窒素を持ちます。その窒素の量を測れば、タンパク質量が求めることが可能です。
一方、このアミノ酸の中には、特別なケースとして、窒素を多く持つアミノ酸が存在します。
それがアルギニンとシトルリンです。
構造式を見れば、一目瞭然です。
構造式
アルギニンは2倍、シトルリンは1.5倍のタンパク質量で検出されます。

アルギニンが50%以上配合されていると、タンパク質量が100%を超えます。その他にアミノ酸が配合されていると、30%程度でも簡単に100%を超えます。当然、100%などを超えると、分析機関の方は、びっくりする訳です。

でも、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、システイン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アラニン、プロリン、グリシン、セリン、チロシンは窒素は1つ、リジン、ヒスチジン、トリプトファン、アスパラギンは窒素が2つと、この差はどう計算に反映されているのかなぁ?と密かに疑問に思う次第です。
分子量全体に占める窒素の割合などで平均化された係数が利用されているのかなぁ・・・。

ちなみに、燃焼法でのタンパク質量の分析であれば、このような事象は起こりません。
OEMの現場で起こるちょっとしたトラブルの紹介でした。続きを読む

生き残っている商品の意外な条件:アミノ酸高含有の体感商品

市場動向を紹介です。
改めて、弊社OEMならびに関連会社への原料供給の傾向より、リピートしている商品をピックアップしてみました。
弊社の赤ワインエキスや山芋抽出物、葛花抽出物などは別として、アミノ酸高含有商品が圧倒的にリピートしていることがわかりました。
まぁ、弊社が得意なカテゴリー♪

それも、面白いことに、アミノ酸が3g以上含有で且つアルギニン・オルニチン・グルタミンの商品が良く売れていました。商品の価格が高くても売れている。
さらに、弊社の得意分野♪

ちなみに、シトルリンも伸びているのですが、単味の商品より、アルギニンやオルニチンとの組み合わせで総アミノ酸量が3g以上の商品に限定して売れていました。
シトルリンの単味商材って、良い商品でも、売りにくいのかもしれないです。まぁ、オルニチンやアルギニンほど体感がないのも一因かも。

要するに、売れているのは、アミノ酸商品でも体感商品。
明らかに体感を得ることができるであろう配合がなされた商品でした。しかも、剤形は、粉末ドリンクと液体ドリンクに限定されていました。
ドリンク市場全体が落ちているのに、面白い傾向だなぁと思いました。
ちなみに、グルタミンは液体ドリンクに利用できないので、粉末ドリンクのみ。

やっぱり、市場は、商品に明らかな体感を求め始めているなぁと改めて痛感しました。

例えば、オルニチンやアルギニンを5g以上配合したHGHドリンクなどは、成長ホルモン分泌されて眠くなるという体感もあるようですが、美容面や抗疲労面での体感が大きいようです。さらに、弊社オリジナルとして、葛花を組み込むと、さらに体感が上がります。

今後、こういった体感型の商品が地味に市場を席巻していくのでしょう。
予防の面を除くと、体感できる良い商品でなければ売れないという流れは、市場にとって良いことだと思います。
体感というのは、私が目指す支持される健康食品の条件ですな。
我々も、ゴミ商品を作るより、良い商品を作りたい!

現在、体感型のHGHドリンク(大瓶)でも、液体の商品はないのですが、できないことはないです。アミノ酸の配合バランスや香料の工夫次第です。より少ないアミノ酸量で、高い体感性を演出できるアミノ酸を選択すれば良いだけです。アミノ酸量を減らせれば、腎臓への負担も減るので、メリットもあります。
(私は、アミノ酸を一回で7.5g以上は摂取させたくない。多けりゃ良いってもんではない。)
何れにしても、液体のHGHドリンク(大瓶)は、利便性だけでなく、コスパも良くなるはずなので、まだまだ隙間があるなぁと感じてます。

ちなみに、アミノ酸バランス以外にも、いろいろノウハウあるんですよ。
アルギニンやシトルリンは、一酸化窒素を産生します。また、アルギニン高用量摂取は、ヘルペスも元気にしてしまいます。その弊害も取り除いてやる必要があります。

頑張って、体感型の良い商品を作っていかなきゃな!
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博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
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