健康食品サプリメント市場の理想像・未来像 by 博士マーケッター

勝ち残る健康食品サプリメントをテーマに受託製造加工・原料供給を行う栗山雄司のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法の話など

健康食品サプリメントを利用して介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、アンチエイジングをベースとしたセルフメディケーション;予防が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、市場の未来を予測しつつ、勝ち残っていける商品作りを追求し続けています。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

適正な表示

表示基準の改定に伴う書類フォーマット変更と業務効率化

今週からの新生活で1時間早く出勤するようになり、その時間は、なるべく普段できないような業務に割こうと考えています。
今日は、タイトルのような表示基準の改定に伴う書類フォーマット変更と原価表の改善を行いました。
フォーマットの主な対応ポイントは、以下の通り。

原産国表示
栄養成分表示

原産国表示は、猶予期間が迫りつつあります。
すでに、弊社では、原則、原産国表示を行ってもらっています。

そのため、見積書の段階で、予想される原産国表示なども表示しつつ、中国製造の表示を嫌う顧客に対しては国内製製品などを提案できる体制を整えています。
トラブルは、未然に防げた方が良いという考えからです。

実は、こういった対応を行っていると、いろいろな疑問が生じてきます。例えば、以下のような疑問。

・アレルゲン表記と原産国表記の両方を行わなければならなかった場合の表記方法
・「製造」「産」の使い分けのポイント


まぁ、自社原料の原産国表示をかなり早い段階で進めていたため、慌てることなく対応できています。
そして、今回も、これらを加味した上で、書類フォーマットの変更を致しました。

弊社の場合、基本、すべての書類は、自動化(+データベース化)を進めています。

理由は、以下の2つ。

提案スピード重視
業務効率化
新人育成


おそらく、私が機会損失というものを嫌うからでしょう。
だから、私の下がキツイ理由の1つでもあります。

私は、新人でも一時間以内にOEM案件の見積書が出せる体制を目指しています。
※データベース上にある原料だけで製造するサプリ案件の場合。

また、無駄な繰り返し業務も嫌うので、とにかく、自動化で仕事を楽にしようと考えるタイプです。
楽になった分、営業/提案の質を高めるべき!と考えています。
その方が、部下達も結果が出しやすくなり、会社の売上も上がる。

まぁ、弊社の自動化されたシートを用いていけば、自然に覚える(学ぶ)と自負しております。

私が、このOEM事業を始めた時、一番もどかしかった点は、自動化されていなかったことです。データベース化は、ある程度できていた。
例えば、工賃がわからないから、その工賃を調べるのに1~3日・・・見積りを出すが数日後・・・。
今でもそういった会社さんは存在しますが、今の時代、私のように機会損失を強く意識する顧客の案件は取れないでしょう。

せっかちは私は、コツコツと自動化を進めました。
そして、今でも、効率性を上げるため、改善し続けています。

まぁ、原料でもOEMでも、見積が出てくるのが遅い会社は、

営業決裁権の明確化

がなされていないことが多いです。
上の役目は、下の決裁権も明確にしてやることだと思います。それが、働きやすい職場環境を作ったりもします

未来工業創業者の山田昭男社長は、報連相を不要とする従来の管理とは真逆のことを言っておられますが、実は、働く人達それぞれの決裁権が明確化しているから可能なんだと思います。
決裁権を明確にすれば、働く人の責任も明確化されます。
プレッシャーもあるかもしれませんが、結果、業務も効率化(→高利益体質)し、働きやすくなると思います。

私は、これからも自動化の改善を行い続けます!
今は、剤形や原材料比率などの条件によって、提案の適正価格が調整されるように工夫しています。また、試作費の取り方や最低利益確保方法などの選択肢も増やしています。
良い仕組みへの改善、頑張ります!!

ジオスゲニン含有の商品&表示条件

ジオスゲニンでニュース検索していたら、このような記事がみつかりました。

乱れた食生活・不規則な生活習慣・運動不足に着目した「なかったコトに!40代からのカロリーバランスサプリ」 から『大容量』 タイプ 2019年3月22日(金)新発売

ヤムイモ(ジオスゲニン含有)となっていたので、調べてみたら、



原材料表示に「ワイルドヤムエキス末」となっていた。

まぁ、うちの原料(ジオパワー15)も「ワイルドヤムエキス末」と表示可能なので、うちの原料が採用された可能性もある。
広く流通させていると、どこで使用されているかがわからない・・・。

以前、シニアのマルチビタミンとしてジオスゲニンを配合すると良いと紹介したこともあるが、実際、40歳を過ぎたら、ジオスゲニンを摂取し始めた方が良い。

一方、弊社の原料でなく、酸処理されていないワイルドヤムエキス末を採用していた場合、厳密には表示違反になる。

その場合、「ジオスゲニン配糖体含有」と記載されなければならない。

酸処理してジオスゲニンとして定量されていたも、原料に含まれるのはジオスゲニン配糖体だからだ。

トゲドコロ粉末の資料でも、ジオスゲニンではなく、ジオスゲニン配糖体としているのは、酸処理していないためである。ジオスゲニン配糖体としてでしか含まれていない。

ジオスゲニン含有と表記できるためには、原料が酸処理されている必要があり、実はハードルが高めの制約があるのです。
なので、単なる山芋粉末などは、ジオスゲニン含有とは書けない!
例えば、国産山芋(ヤマイモ末)が使用され、ジオスゲニンを謳うこの商品は、表示違反なのだ。

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加えて、トゲドコロを除き、国産の山芋にはジオスゲニン配糖体がほとんど含まれない!かつ、含まれていても、芋の特定部位にしか含まれず、可食部全部を粉末にすると、ほとんど検出されない。弊社でも実証済。

まぁ、含有量も表示せずにジオスゲニンを広告上で強調表記していることも、厳しい行政(消費者庁や富山県など)には違反と判断されるだろう。

ジオスゲニンを謳う場合、注意が必要なのです!
そこは、気を付けてくださいね。

どこまで原料メーカーの原産国表示を信じるか?

どこの工場も、もうそろそろ原産国表示に対応するための準備を進めているのではないだろうか? 弊社も、準備し始めています。
一方、こういった原料調査を行うと、結構、間違いが多いです。最も間違いが多いのは、最終商品での原材料表示方法です。
ぶっちゃけ、品質管理に関して、時間が止まっているような原料メーカーも少なくないです。

原産国表示が入ってくると、情報を受け取る側も、ますますチェックが必要になってくるでしょう!

健康食品原料の場合、エキス末・抽出物は加工食品に該当します。したがって、原産国ではなく、製造国を表示することになります。主に抽出した国が製造国となります。
行政に問い合わせ際の回答や行政のセミナーでは、以下のようにされている。

小分けやリパックでは製造国は変わらない
また、篩にかけても、製造国は変わらない

原則、成分や成分組成の変化があった最終国となる


結構、この部分を間違って表示する原料メーカーが出てくるでしょう。実際、原産国表示は、意図的でなくても食品偽装の部分にも入ってくるので、間違っていると、厳しく処分されるでしょう。

さて、情報を受け取る側は、どのような情報を求めるべきでしょう?

Best
すべて製造工程が行われた地域・工場の開示

輸入原料の場合、小分け場所も開示

Better
抽出工程や粉末化工程が行われた地域の開示


こういった情報開示は、早めに、的確に行われる必要があるでしょう。

今後、HACCPにもつながってきます!

小分けも含め、どこでどのような品質管理体制で原料が行われているかの管理が必要になってくると思います。
GMPにHACCPを網羅させようとすると、必然的に求められる管理だろう。
cGMPレベルで同一性試験まで求めらるかもしれないという状況ですから・・・。

HACCPとは、Hazard Analysis Critical Control Pointであり、食べ物の安全性を確保するため、その工程・加工・流通・消費というすべての段階で衛生的に取り扱うことが求められ、食品製造行程中に危害防止につながる重要管理点をリアルタイムで監視・記録していくことです。

例えば、菌汚染が確認されたら、どこで菌汚染が起こったか?を追跡する体制が求められます。また、事前に防止する体制も求められるでしょう。

実際問題、すでにこういった要素が加わっている原料調査書も多く見受けられます。

実際、上記のような詳細情報を含んだ原料調査書を求め、原産国表示が正しいかのチェックも行っていく必要があるのでしょう。

中には、糖類(例:還元麦芽糖水飴や乳糖)やデキストリンなど賦形剤さえ日本製造でしっかりしていれば十分であり、甘く考えている会社さんもいるでしょう。
一方、景品表示上、数のクリエイティブが使えなくなれば、賦形剤以外の原料が一番最初に表示され、原産国表示が必要になってきます。
時代の流れとして、管理レベルを上げていかなければならないのです。

それは、OEM会社だけでなく、原料メーカーも同じです。
気を引き締め、管理レベルを上げていきましょう!

ちなみに、弊社は、原料受託バンクでも、全原料で原産国を開示し始めています。また、OEMの見積りの際、予想される原材料の原産国表示についても提示するようにし始めています。
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業務効率化ツール

成熟する健康食品サプリメント業界、勝てるセオリーで商品を作り、業務は効率化する!が非常に重要になってきております。是非、参考にしていただければと思います。
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博士(水産学) 45歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

営業は天職、通販化粧品会社や広告代理店での所属経験がある異色のコンサルタント。
博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
プロフィール詳細は、カテゴリー最下段より。

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