健康食品サプリメント市場の理想像・未来像 by 博士マーケッター

勝ち残る健康食品サプリメントをテーマに受託製造加工・原料供給を行う栗山雄司のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法の話など

健康食品サプリメントを利用して介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、アンチエイジングをベースとしたセルフメディケーション;予防が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、市場の未来を予測しつつ、勝ち残っていける商品作りを追求し続けています。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

品質管理

品質管理のための簡単な実験:pH測定

弊社の山芋抽出物:ジオパワー15は、ジオスチンの糖を外してジオスゲニンにするため、酸処理されている。
そして、その酸(塩酸)の残留がないか?の証明を求められた。

塩酸のようなものは、イオン化されるので分析しても出てこない。
一番明確に残留がないことを示すには、pHを測定するのが手っ取り早い。なので、測って結果を撮影した。

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ちゃんと、中性を示している。
当然、残留しているはずないんだが、こうやって視覚的に示すことは大事なことなのだろう。

原料メーカーの情報開示とリソース管理

昨日、以下のような告知をさせていただきました。その理由について、少々コメントしたいと思います。

主力原料の規格書の情報追記(弊社サイト)

まず、近年、健康食品の商品設計は、IT化が進んでいます。
展示会や業界紙などで原料を探すということが減り、原料受託バンクを始めとしたインターネット検索で原料を探すことが主流になりつつあります。

業界も変化しているのです。

そして、私は、先日、どのように原料情報を入手して商品に使用されるまでのステップを紹介させていただきました。

商品設計時に必要な原料情報と検討ステップ

今回の情報では、それら必要な情報をできる限り、追記させていただきました。
原料の情報開示は、極当たり前の時代になってきています。

また、開示できる情報は、極力情報開示した方が業務の効率化につながります。
顧客から連絡を受け、情報源の資料を探して、メールなどで送るなんていう無駄な作業がなくなり、人のリソースをもっと別のところ(提案やテクニカルサポートなど)に割くことができますからね。

実際問題、原料の情報を業務的に顧客へ送ることを仕事し、社内に仕事している振りしている人が多いと、なかなか情報公開が進まないと思いますが・・・。

一方、食品の用途特許も認められるようになり、原料メーカーとして開示情報の目的外使用も取り締まっていかなければならない状況もあります。

そうしなければ、先日の下町ロケットでの(奥沢が佃に言い放つ)一場面のように「下請けは元受けに協力して当たり前」となってしまい、いい様に利用されてしまいます。

販売メーカーが使用している原料のメーカーの損失につながるような特許申請や原料開発を行うのは、仁義に反すると思います。

そこは、企業防衛として、今後、原料メーカーがしっかり管理していかなければならない部分だと思います。
そして、管理していくにあたり、開示する情報と秘密保持契約後に開示する情報などの線引きをしっかりする必要があると考えております。

ほんと、時代の変化というものを感じてしまいます。
この時代の変化に対応していかないと、生き残れないんでしょうね・・・。

東京2020に向けてのHACCP対応と健康食品業界

すでにHACCP義務化が決定され、さて、どうなるんだろう?という状況が健康食品業界でも続いています。
どこも、おそらく、業界団体である日本健康・栄養食品協会が基準を作って何とかしてくれるのでは?と楽観視している人も少なくないだろう。

もちろん、その対応はGMP工場に対してのみです。
焦って、GMPの申請を行っている工場も増えているだろう。

ただし、cGMPにあって健康食品GMPにない項目が追加されるだろう。
同一性試験など・・・。
そこが不透明な部分であり、一番の問題点。

あと、すべての業務がGMPなどで網羅できないので、網羅できていない部分などは、どうなるか?です。例えば、セットアップ工場の計量された原料の発送工程など。

そもそも、日本の健康食品業界の難しいところは、健康食品(サプリメント)と一般食品の線引きが曖昧なところです。米国では、サプリメントの位置付けが明確であり、一般食品と区分が分けられています。

そして、サプリメントの製造について、米国ではcGMPが義務付けられています。それに伴い、原料の製造も、GMPが必ず求められる。
日本では、サプリメント製造すら、GMPが必須になっていない。

失礼な言い方になってしまうかもしれないが、汚い菓子工場で作られていても、問題ない。

当然、いきなり高いレベルでの管理が求められると、対応しきれない会社も多く出てくるだろう。
原料メーカーが代表例。

ぶっちゃけ、原料メーカーの何割が満たせるのだろうか?

国内に原料のGPM工場がいくつあるだろうか?


原料の製造工場に限らず、当然、小分け作業を行う工場にも、HACCPが求められるだろう。輸入原料は、多くがHACCPに対応しているが、小分けされると、話は別である。

海外と異なり、原料にはGMPが求められず、原料の製造基準が適当だったがために、このような問題が起こります。

さて、どうなることやら・・・。

現段階で、確実に言えることは、

原料の受け入れ基準が上がる
大手受託加工工場は使用される原料が制限される

ISO22000を取得する会社も増えてくる
原料小分け専門の会社のニーズが高まる


などであろう。
まぁ、流石にリスキーで違法なオフィス小分けなどが無くなるだろう。業界にとって、良いこともあるだろう。

ぶっちゃけ、原料メーカーの淘汰が始まる可能性もある。

急な時代の変化とは怖いものです。
変化に取り残されないよう、日々努力していくしかないと思います。
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博士(水産学) 45歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

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博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
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