タイトルのようなボストン大学の研究グループによる論文を見つけたので、以下のように、ざっくり概要(ポイント)を翻訳して紹介いたしました。


タイトル(和約):

フラボノイド オフスプリング コホートによる長期的なフラボノイド摂取とアルツハイマー型認知症ならびに関連する認知症リスクの関係


<概要>
米国にて、認知症のない2800人に対して、アルツハイマー型認知症ならびに関連する認知症(以下、認知症とする)になるリスクを20年追跡した。結果、フラボノイドをたくさん摂ってた人は、認知症になるリスクが有意に低かった。

出典:Long-term dietary flavonoid intake and risk of Alzheimer disease and related dementias in the Framingham Offspring Cohort. Am J Clin Nutr. 2020;112(2):343-353.


フラボノイドとは、ポリフェノールの一種。
フラボノイドの多い食べ物は、ベリー類(ブルーベリーやイチゴなど)、プラム、リンゴ、チェリー、オレンジ、ホウレンソウ、カカオ、ナッツ、赤ワイン、大豆、お茶などです。

成分の例で言うと、プロアントシアニジン(プロアントシアニン)、レスベラトロール、イソフラボン、カテキン類など。

詳しくは、フィトケミカルマップ(植物名付き)を参考にしていただければと思います。

フィトケミカルマップ(植物名付き)

こういったフラボノイドは、認知症に限らず、動脈硬化系疾患の予防効果も示されており、積極的に摂取した方が良いでしょう。

弊社の原料(赤ワインエキス末)でも

血管を柔らかくする効果

も示されており、長期的な摂取によって、動脈硬化系疾患も予防していけるでしょう。



こういった長期的な予防効果って、本当は非常に大事なことなのに、機能性表示食品では利用できない効果だったりします。
数ヶ月での試験で、有意差を示す必要があります。有意差を示すことができない健康成分もたくさん存在します。
日本の機能性表示食品制度の欠点だと思います。

米国などは、こういった予防効果を認識し、フラボノイドなど抗酸化物質を日常的に摂取する文化が根付いています。
日本も、ちょっとづつ根付きつつありますが、長期的な要望効果より、短期的な効果に走りがちです。

日本は、超高齢化社会が訪れています。
運動・生活習慣・食生活だけでなく、上手くサプリメントを利用して、加齢性の疾患を予防していく時代だと思います。

新型コロナウイルスによって、さらに医療費が圧迫し、セルフメディケーションの部分を強くしないと、国の財政は持たないだろう・・・。
老後のQOLも自己責任となるだろう。

ちなみに、実は、こういったフラボノイドは、ジオスゲニンなどのサポニンと同時に摂取した方が良いです。特に、認知症予防という観点では、フラボノイド+ジオスゲニンの組み合わせがもっと増えても良いと思います。
ジオスゲニンは、脳の神経細胞の修復・再生というメカニズムで

認知機能の改善効果

が示されていますから。



是非、商品設計などの参考にしていただければと思います。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

kuri photoM2株式会社アンチエイジング・プロ COO/順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。