この度は、ちょっと羊膜や臍帯の研究について、調査する機会があったので紹介です。

まず、臍帯について。
臍帯中の

幹細胞を新型コロナウイルスの治療に活用する研究

が進んでいます。
この様な記事も出て、テラの株価が高騰しまいた。



臍帯って未知の部分が多いのですが、良質な幹細胞が含まれ、様々な機能性をもたらしているのかもしれませんね。

また、フラコラの協和さんが、

サイタイエキスの美肌効果

を報告されています。最近、サイタイのOEM案件が増えていた理由も納得。



論文を入手して読んでみましたが、機能性関与成分が示されておらず、機能性表示食品向けの試験ではなさそうです。
近年、経口のプラセンタエキス末やコラーゲンペプチドの機能性は、ジペプチドが関与していることがわかり始めているので、このサイタイエキスも、ジペプチドが関与しているのかもしれないです。

何れにしても、サイタイについて、経口のエビデンスが非常に少なかったので、とても有益な報告だと思います。

次に、羊膜について。
羊膜は、再生医療 の分野で、結果を出し始めています。
基本的に、

視力回復

に活用されようとしているようです。



そして、9割で、結果が示されているようです。



生命の神秘だなぁ・・・。

ちなみに、協和さんの報告は豚由来、その他はヒト由来です。
そこは、ご注意ください。

基本的に、プラセンタの機能性関与成分の1つは、活性ペプチド とされています。
そして、近年、ペプチドの中でも、有効性が高いのはジペプチドであることがわかり始めています。

おそらく・・・
臍帯も羊膜も、経口摂取の場合、機能性関与成分の1つは、ジペプチドなどの活性ペプチドだと思います。

今後、こういった研究が臍帯や羊膜でも進んでくると思います。

ん~、でも、羊膜は化粧品の方が先にブレイクするような気がします。

キーは、幹細胞と活性ペプチドの定量分析や活性評価だろう。

ヒト幹細胞の化粧品のブームも下火になりつつあるが、やっぱり、次も再生医療ベースで、臍帯や羊膜でのブレイクの可能性もあるだろう。
今後が楽しみです。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。