今、日本は、大規模に製造業の操業が停止していないため、新型コロナウィルの影響が部分的にしか生じていないというのが実際だと思います。

海外で操業が止まっている一方、今回のトヨタの高岡工場が初めてで、大規模なレベルで、日本での操業が止まったと聞かない。




中国や欧米との違いです。
これは、感染が都市部に留まっていることを意味すると思います。

現在、気を抜けない状況は続いています。
感染者は、以前として増えています。

この製造ラインが止まってくるような状況になってくると、新型コロナウィルスによる経済的な損害は、一気に大きくなるでしょう。

そのため、工場関係者は、かなり外出を控えていると思われます。
感染者が出てしまうと、工場の操業が問答無用で止まってしまい、会社に大きな迷惑をかけてしまう。工場関係者の不用意な行動が理由であれば、責められてしまう。
今の日本の製造業の状況は、工場関係者の努力も大きいと思われます。

日産の製造ラインが止まっているとはいえ、中国の製造ラインの状況を見ていると、実際、中国では製造ラインを止めないことが優先されていたのではないだろうか?
弊社原料の製造委託先(桂林)の製造も、2月下旬より通常通り稼働しています。

ここは、医薬品の中間原料を製造している関係上、優遇されているのようにも感じられるが・・・。また、中国の工場の多くは、従業員の寮が工場内にあって、従業員を隔離しやすかったという理由もあるだろう・・・。

何れにしても、新型コロナウィルスは、
製造の現場の水際で止めなければならない!

都市部で働く人達も、努力していると思うが、気を抜いてはいけない。
もうボチボチ、高齢者の外出を制限した方が良いと思うし、もっと入国基準を厳しくしても良いと思います。



日本は、未だ瀬戸際だと思う。
でも、ビジネスは、止まっていられない。

弊社が関係する製造業に対して、営業面や市場動向を中心に、もう少し詳しく状況を分析してみると・・・

健康食品・サプリメントの製造業は、なんだかんだで忙しい状況が続いています。
幸い、暇になることは、ありませんでした。
少しだけ、空いた程度。
こんな状況なので、工場の従業員で感染者が出てしまうことを非常に恐れただろう。(同時に、マスクの備蓄も残り少なくなり、マスク不足も深刻になりつつあると思う。)

加えて、先日も紹介した通り、中国市場が動き出したので忙しくなる一方です。
素材的には、やっぱり、免疫系が熱いんだろう。

日本案件で営業は動けなくても、メールやチャットベースの中国案件は、外出制限の影響を受けることなく進めることができるからでしょう。

ただし、日本案件の場合、販売ルートによっては、かなり影響の差が出ており、弊社の原料の発注にも現れています。
やっぱり、SKHは、打撃を受けているだろう。サロン系やジム系の店舗も、良くない。
逆に、通販は、景気が良さそうです。特に、EC系。

こういった販売ルートによる差により、原料メーカーでも景気の良い会社と景気の悪い会社に二分されている感じがします。

一般食品の製造業は、おそらく、顧客層によって、差が生じているだろう。
外食向けや給食向けの製造業は大打撃を受けているだろう。
コンビニ向けの製造業は、変わらないだろう。
やっとでも利益率が低い業態でもあるので、かなり大変だと思います。

化粧品の製造業も、健康食品・サプリメントと同じです。
忙しい状況は、続いていたと思います。

特に、消毒液の増産で中国の化粧品製造ラインが一時的に止まっている影響で、その不足分が海外(中でも近い日本)からの製品に注目が集まっているようです。
最初に動くのは、動きが速い越境ECだろうなぁと予測しています。

ある意味、意外に化粧品業界は、チャンスなのです。
(それを反映するかのように、一部の化粧品会社さんの株価は、もう下げ止まっている。)

一方、動いているのは、中国系企業ばかりで、日本の企業は、出遅れているような感じがします・・・。

ざざっと、営業の現場の動向を書きなぐったが・・・

どの業種も、営業はアナログな企業ほどで出遅れていると思います。
例えば、客先を訪問できなくて営業マンが暇している(人件費垂れ流しの)会社さんなどは、最たる例なのでしょう。

今回の新型コロナウィルスの一件では、おそらく、働き方や生き残るビジネスモデルなど、様々なものが強制的に変化させられたような感じがします。

製造業の製造ラインや研究開発は、変化させにくい分野だと思います。
一方、製造業の営業(集客)は、大きく変化させられた部分だと思います。今後、ますます勝ち負けが生じるでしょう。

まぁ、何れにしても、我々は、出来ることをコツコツ行っていくしかないのかなぁと思う次第です。
私も、忙しくて遅れていた研究開発や資料作成の仕事を粛々と進めております。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

kuri photoM2株式会社アンチエイジング・プロ COO/順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。