空手の稽古納め後、年末年始は、逆上(上段逆突き)を見直しを行いました。かなり逆上が速くなりました。笑ってしまうくらい。実験台にした小僧小娘も。

そこで「なぜ、細身でも海外選手の逆上は速いのか?」という疑問について、考えてみました。

結論として、ヨーロッパ式の逆突きの打ち方に理由があるのでしょう。

まず、ヨーロッパ式の逆突きについて、日本式の逆突きと何が異なるのか?

まぁ、ざっくりいうと、体の使い方が根本的に異なります。
基本、ヨーロッパ式は、踵が上がります。
多くの人は、踵を上げるか上げないかの差くらいにしか考えていないかもしれませんが、実は、腰の回転の軸の数が異なります。

例えば、ルフェーブル先生の突きも完全にヨーロッパ式です。

日本式は、腰の軸だけで回転させてます。一方、ヨーロッパ式は、後ろ足のつま先と腰の2軸で回転させます。


ヨーロッパ式の逆突きは、まず、つま先を中心に後ろ足を回転させ、その回転を腰につなげて上半身を回転させることで突きが放たれます。
日本式以上に腰が回転します。基本、逆半身で突かれます。

まぁ、これは、ボクシングのストレートと同じ体の使い方です。
ヨーロッパの選手はボクシング経験者も多く、ボクシングの技術がヨーロッパの競技空手に組み込まれているのでしょう。

ぶっちゃけ、ボクシングの経験がなければ、踵を上げて突くだけ程度しか指導ができないでしょう。
実は、踵を上げるだけでは、上手く速い突きが打てません。多少、腰の周りが良くなる程度。

重要なのは、つま先の軸の回転方法!

これは、私のノウハウなので、このブログで詳細は公開しない。教え子と身近な仲間だけにしか伝えません。

ヒントは、小指 です。

知ってしまうと非常に簡単なのですが、空手だけの経験だと、なかなかたどり着けないでしょう。
実際、國際松濤館流には、ヨーロッパ式を組み込んでいる選手が多いです。でも、体の使い方の本質にたどり着いていそうな選手は見たことがないです。

さらに、ステルス逆上の最新の日本式技術とも組み合わせやすく、非常に有効です。
最新の日本式である、四股立ち構えでも問題なく導入できるのですが、むしろ、四股立ち構えと相性が良い様に思えます。

ちなみに、後の先にもどの程度利用できるかが今後の研究課題です。あと、中段逆突きは、どこまでヨーロッパ式を組み込むべきか?という疑問も解消させてなければなりません。

近年、回し蹴りも、ヨーロッパ式が導入され、さらにトップ選手は改良まで行っています。
植草選手もテコンドーを学び、技術を取り込もうとしているようですし、競技空手の技術は、今後、もっと進化していきそうです。
付いていくのが大変・・・。

でも、やっぱり、最新の技術を自分のものした方が有利に試合を進めることができます。勝率も上がります。
日々研究あるのみです。