恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。

1位 CBD
2位 コラーゲン
3位 乳酸菌
4位 DHA
5位 NMN
6位 モリンガ
7位 プロテイン
8位 プラセンタ↓
9位 セラミド
10位 ギャバ


>>先々月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

今回のランキングにも、大きな変動がありました。

まず、CBDが1位に!

直前予想では、ランクインするだろうと予測していましたが、1位になるとまでは予測していませんでした。



このCBDというキーワードが世の中の大麻の報道に押し上げられているのでは?と思うほどです。
連日の芸能人の報道で、キーワード的に押し上げられているはずなので・・・。

同様に、NMNも、ここまで検討するとは思いませんでした。

このことは、市場の停滞性を表しているのだと思います。
要するに、売るもんがない。

実際問題、ここ数年、ヒットというヒットがありません。
近年で言うと、HMBがヒットしましたが、あっという間に群がって、盛り上がりが終息してしまいました。
現在は、価格合戦になって、誰も儲からない市場へと変貌しています。

そこで、次のヒットとして目が付けられているのは、この2素材なのですが、際どい素材でもあるので、多くの会社が様子見をしている状況があると思います。
現在は、情報収集が中心。

CBDは葉っぱの混入の問題があり、NMNはコストの問題があるためだろう。

何だかんだで、CBDと言っても、大麻の成分。米国でも、州によっては禁止されている。
NMNは、食薬区分で明確に非医薬品医なっていない。

個人的見解だが、ぶっちゃけ、社会貢献性などを考えるともっと優先して市場を拡大すべき素材はたくさんある! と思う。
NMNは、庶民にいきわたるコストまで落ちれば、それなりに社会貢献性はあるだろう。しかし、CBDは、どうなのだろう? ニーズはあるのかもしれないが、健康食品である必要性がわからない。


次に、ランキング全体の動きについて。

ここ最近のランキングの動きを見ていても、この原料受託バンクは、中国系の企業の利用率が高まり、ランキングなどにも反映されやすくなっている傾向も伺えます。NMNもCBDも、さらにプロテイン(えんどう豆や玄米)も、中国で製造されている。

そして、ランキングに売上ベースの市場動向が反映されにくくなっているような感じもします。実際、市場で動いている素材と乖離し始めています。これは、「感じ」でなく「断定」。

酵素が落ち、CBDやNMNが上がったのは、興味が置き換わっただけ。

現在、本ランキングには、11位から30位を中心に、所々に売上ベースの市場動向が埋もれています。

例えば、プロテオグリカンなどは、化粧品だけでなくサプリメントでも、着実に市場が伸びています。
化粧品原料で抗シワ試験も出たので、ますます市場が活発化するだろう。
今や、こんな商品までにプロテオグリカンが配合されている。


ランクダウンしたプラセンタは、化粧品が好調。サプリは、やや停滞気味だが、なぜかクローズド系の市場で伸び始めている。
この市場を伸ばすためには、徹底的に差別化がポイント。今後、市場を牽引するのは、エッジの利いた原料である必要があると思う。

山芋などは、直前予想の通りです。36位まで上がっているそうだが、市場動向を反映していない。
まぁ、山芋ジオスゲニンで機能性表示食品が受理されても、伸びない理由は明確なのだが。

また、高麗人参などは水面下で機能性表示食品の開発が進められていたり、熟成ニンニクエキスで機能性表示食品が取られ、広告活動も盛んに行われている。ルテインも、新たな原料で受理されている。
これら素材は、市場での注目度も上がっているはずである。

反対に、Amazonで熾烈な価格戦争が起こっているシトルリンなどの素材、情報隠蔽されているかのように、全くランキングに現れてこない。
こういった市場における生の動向情報は、別の手段で得なければならないのだろう。

なお、この生の動向情報は、インターネット上では知り得ない情報がほとんどです。
こういった情報は、きちんとマネージメント(管理)されています。

こういったランキングで上位に上がりやすい素材というのは、

売れている素材ではなく、これから売りたい素材

のような要素が強いです。
売れていて売上に満足している素材は、反対に隠されます。競合を作らないように。

一生懸命に市場を創造しても、すぐに後発組に市場を食い散らかされる時代です。
こういったことが繰り返されたので、売れる商品が無くなってきたというのが実情だと思います。
中国系会社さんが素材に対して投資しない根底は、この部分にあったりもします。
(日本の原料メーカーは、同じ土俵で戦ってはいけない。真似されない素材に投資して、原料を育成しなけならない。)

なので、商品設計の部分で真似されない商品でない限り、売れている情報は、流出しないように細心の注意を払う必要があります。
私も、細心の注意を払っています。絶対に記事で紹介しないし、ほのめかすこともしない。
新規顧客を取ることより、既存顧客を育てることの方が大事だから。
ますます、そういった時代になってきたのでしょう。
そんなことが、今回の原料受託バンクのランキングでは、色濃く出ていたような感じがします。