どんなビジネスでも、トラブルはつきものです。
トラブルの発生率が最小限に抑えられるように工夫することは、非常に重要なことであり、経営者・管理者の仕事だと思います。
経営者や管理者は、そこを手掛けないと、単なるプレイヤーから脱することはできないでしょう。

もちろん、トラブルが起こった際の対応も重要。

健康食品サプリメント製造業界で、生じるトラブルは、ほぼ決まっています。
例えば、OEM事業の場合、

製造遅延(原料納入遅延)
製造ミス・表示ミス
原料の高騰


まぁ、一番多いのは、製造遅延だったり、スケジュールが顧客の希望と合わない時の調整でしょう。
時には、顧客の責任(主にデザインや包材納入の遅延)で遅延が起こっていても、無理を言われることも多々あるので、そこは、調整する人間の力量が問われます。

また、錠剤だと固まらない、ハードカプセルだと充填しきれない、という問題も生じることがありますが、無理な設計をしなければ、トラブルは回避できます。

ただし、原料メーカーが仕入れ先を勝手に変えたことで粒度や嵩比重が変化することで、そこは、要注意です。こういったリスクがあるので、メーカーや製造工場を開示しない輸入商社の利用を避けなければならないのです。

HMBカルシウム、カルニチン酒石酸塩、フェルラ酸、プラセンタエキス末、亜鉛酵母などが要注意な原料です。

表示上のミスを減らすには、マニュアル化とデータベース化を徹底するしかないと思います。
弊社も、原材料表示情報をデータベースに組み込むことで、簡略化とミスの低減を同時に行えるようにすることを検討しております。

例えば、データベースに「〇〇エキス末30、デキストリン70」のように分割表示する際の比率なども組み込めると、作業量は格段に減ってくるでしょう。

次に、原料事業で起こるトラブルですが、以下のようなものが多いでしょう。

異物
黒点
色目の変化(主に植物抽出物)
嵩比重の変動
規格割れ
供給遅延(輸入原料)


原料事業のトラブルは、これら以外のトラブルも多く、OEM事業に比べて想定外のことが多いと思います。
また、トラブルのレベルも高く、対応・処理の難易度も高いのが特徴です。

どうしても、経験豊富な人材と科学的に対応できる人材の両方の存在が不可欠になります。

色目の変化や嵩比重の変動は、植物抽出物の場合、データを蓄積しておく必要があります。
色目の幅は、画像データとして示せるようにしておくと良いでしょう。
赤ワインエキス末の色調幅

海外の原料は、日本と商習慣が異なるから、遅延は起こりやすい。リードタイムは、長めに設定して、在庫を切らさないようにしないといけない。
ここに、原料輸入商社の存在意義があります。

まぁ、私も、過去、大きなトラブルで、翌々日に中国の工場(荊州)に飛んだ経験もあります。
時代は変化し、中国工場の品質管理レベルも格段に上がっているので、こういったトラブルも激減していますが・・・。

なお、9月後半は、連休が2つもあり、めちゃめちゃ忙しいです。
どこの会社も、同じでしょう。
なので、投稿数は少なくても、記事の質を高めて、多くの人に読んでもらうことを意識しました。是非、お役立ていただければ幸いです。
今週も、この記事だけかな・・・・
書きかけの記事はたくさんあるけど、まとめ切れていない。
頑張って、役立つ情報を発信し続けれるよう、書き続けたいと思います。