2週連続、3連休(+子供達の運動会)があったので、私は死ぬかと思うくらいバタバタでした。
皆さまも、お忙しかったのではないでしょうか?
さらに、Hiに出展される企業様は、その準備に追われていたのでは、何でしょうか?

米国のエージェントが10月半ばからSupply Side West 2019に出展するので、私は、そのサポートで死ぬ思いをしていますが・・・。

さて、今日は、日本市場のお話。
それも、地味に伸びている医療系販売ルートの話です。

ぶっちゃけ、弊社は、クリニック・調剤薬局など医療系販売ルートの顧客も多いです。おそらく、他社さんが受けないような案件も、ギリギリの範囲で受けているからでしょう。

多くの顧客は、卸商品で販売していても儲からないから、自分で作りたいという方。でも、ハイリスクハイリターン、オリジナルサプリメントは、剤形毎の最小ロットを販売し切る覚悟が必要です。

まぁ、年間650個くらいをコンスタントに販売できることからチャレンジしてもらっていますが、多くの本ハードルをクリアされます。
自信がない顧客には、弊社の卸商品からチャレンジしてもらっています。


この医療系販売ルートの一番良いところは、何と言っても、

時間はかかっても、ほぼリピートし続ける

ことでしょう。弊社だからかもしれませんが(笑)
1年に1回の発注でも、塵も積もれば山となるです。

その中で、売れる商品、売れない商品というものを素材別に分析していくと、いろいろなことが見えてきます。今回は、その分析結果を紹介です。

まず、何と言っても、医療系販売ルートでよく売れるのは、

ビタミン です。

主にドラックや大手通販会社が取り扱わない 高用量ビタミンサプリメントです。

パントガール類似品もパントテン酸カルシウムとビタミンB1が高用量なので、高用量ビタミンサプリメントのカテゴリーに入るのかな?

まぁ、高過ぎる商品より、多少リーズナブルな商品の方が売れている。
結構、プライシング(価格戦略)は重要。

ビタミンが売れていれば、ミネラルも売れてそう。
意外に、ミネラルの商品は、売りにくいらしい。
その理由は、

ドラックや大手通販会社の商品と差別化がつけにくため

だろう。
ミネラルの高用量は、リスクも伴うので、なかなか難しいのだろう。
弊社の場合、ミネラルは、亜鉛を体感素材として利用するくらいです。

まぁ、例外は、まだ市場に出回っていない大豆由来フェリチン鉄だろう。
値段も崩れていないだけでなく、エビデンスもしっかりしていて、従来の素材より安全。かつ、鉄欠乏の人は、非常に多い。
というか、もう産婦人科ルートを通じて顧客の商品が流通し始めているか・・・。

また、診療科目によって、売れる素材が異なってくるのも医療機関ルート市場の特徴。
プラセンタや関節系素材が、良い例です。

ちょっと、まとめると・・・
クリニックなど医療系販売ルートで売れる素材には、法則があります。

素材の名前は知られている
でも、大きく市場に出回っている素材より優れている特殊素材


もちろん、エビデンスは必須!

そう考えると、非変性Ⅱ型コラーゲン、プロテオグリカンがねらい目なのだろう。
UC2や弘前PG以外の。

弊社としては、今後も、引き続き、医療系販売ルートで売れる素材の開発を行っていかなければならないでしょう。
ファイトです!!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。