レスベラトロールの最新研究報告の紹介です。
レスベラトロールは、認知機能改善データなど脳に対する機能性も報告されているのですが、今回は、うつ(鬱)に対してです。



原文:The antidepressant- and anxiolytic-like effects of resveratrol: Involvement of phosphodiesterase-4D inhibition. Neuropharmacology. 2019;153:20-31. Pubmed 外部サイト

概要:レスベラトロールがホスホジエステラーゼ4(PDE4 / ストレスホルモンのコルチコステロンによって影響される酵素)の発現を抑制するという内容です。

このレスベラトロールのPDE4阻害作用がマウスで確認されています。

このPDE4という酵素によって、環状アデノシンーリン酸(cAMP / 細胞の分裂・変化・移動・死といった生理学的変化の信号を出すメッセンジャー分子)が減少し、脳内の物理的な変化を引き起こしているようです。

既存の抗うつ剤は脳内にあるセロトニンやノルアドレナリンに作用して働くそうです。一方、効いて治るのは、3分の1程度だそうです。
そして、レスベラトロールが、既存の抗うつ剤が効かない人への効果が期待できるかもしれないと紹介されています。

一方、あくまでマウスでの実験データであり、ヒトでの有効性は、摂取量の設定面など、なかなか評価が難しいだろう。

最後に、この赤ワインと言う素材は、非常に神秘的 な素材です。

1990年代はOPCの抗動脈硬化性疾患で騒がれ、2000年代に入ると、レスベラトロールの老化抑制データで世の中を震撼させ、このよう新たな作用や新たな成分(免疫ビタミン:LPS)の含有なども発見され続け、話題が尽きない。

未だ、多角的なアンチエイジング素材として、定番素材として不動な位置をキープし続けています。
そして、見えない部分で、地味に市場を伸ばしていたりもします。
ほんと、面白い素材です。

まぁ、ヒミツの赤ワイン2を出版しても面白いのかもしれないが・・・

時間がないです。
費用対効果も合わず、自己満足な出版になってしまうだろう(笑)