ここ1年、SDGsや海洋プラスチックごみの問題の広がりによって プラスチックフリーという言葉を目にする。

私は、安易な判断であり、間違っていると思う。
プラスチックの事をあまりも知らなすぎる。

タイトルの通り、プラスチックとは上手く付き合っていかなければならない!

問題なのは、プラスチックではなく、ディスポーザブルプラスチックなのである。

一応、海洋プラスチックごみが博士課程のテーマなので、そこは、しっかり情報発信しておこうと思う。

我々の社会は、プラスチックとは切り離したく切り離せない時代になっている。そもそも、完全にフリーな生活を送ることは不可能に近いだろう。

例えば、衣類(速乾のポリエステル)や子供用の食器、食品容器、家電、オフィス機器、スマホなど、プラスチックは世の中にあふれている。
その他、住宅などのコーティング剤や断熱材、様々なパッキン関係など目に付きにくいところで活躍しているものもある。
今や、メガネのレンズも、プラスチックだ。

大事なのは、プラスチックの Re である。
リデュース(Reduce 減らす)、リユース(Reuse 再利用)、リサイクル(Recycle 再生)です。

リサイクルも、熱エネルギーに変換するサーマルリサイクルや再びプラスチックや油に戻すケミカルリサイクルなどに分類される。
まぁ、ケミカルリサイクルは、コスト的に難しいから、現実的なのは、サーマルリサイクルだろう。実際、温水プールなどにも利用されている。

日本の社会では、1つ根付いていないものがある。

それはプラスチックの リユース (;使いまわし)である。

リユースは、環境先進国であるドイツでは、当たり前になっている。例えば、ペットボトルなどは、リユースされている。

でも、リユースは、日本の文化や国民性では、根付かないだろう。
そうなってくると、もっと努力しなければならないのは、Reduce;減らすことだろう。

プラスチックを用途や重要性で優先順を考えると、まず減らすべきは、ディスポーザブル;使い捨ての食品包装容器である。

プラスチックごみの問題は、処理のキャパと流出 である。

そもそも、こんなにプラスチックごみ問題が注目されるようになったのも、中国での受け入れ(輸入)が禁止されたことに由来します。



急に、受け入れ先が無くなり、処理のキャパが縮小してしまい、プラスチックごみを減らさざる終えなくなりました。

加えて、中国以外の国に輸出し、そのプラスチックごみが流出してしまい今の海洋ごみ問題に発展しているのである。

もともと、東京湾も、プラスチックを始めとしたごみが流出し、海底に蓄積してゴミ箱状態になった時期もある。
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漁獲物と共に様々なごみが漁獲される様子

実は、日本国内の処理のキャパは、オーバーしており、外国に頼ざる負えない状況だ。
ちなみに、日本での処理のキャパは、主に焼却して熱エネルギーにサーマルリサイクルすることだろうと思いますが、それも限界だろう。

とにかく、日本はディスポーザブルな食品包装容器を減らさざる終えない状況にある。

ぶっちゃけ、待ったなし状況でもあるのです。

実際問題、スタバなどがストローをプラスチックフリーにすることより、対応すべきはコンビニ業界と弁当業界、スーパーだろう。

例えば、お弁当業界は、容器を持ってきたら割引するなどの対応(ゴミを減らす努力)が求められていくだろう。
コンビニも、アイスコーヒーなどで、非ディスポーザブルな容器を準備して、容器ごみを減らす努力が必要だろう。
スーパー業界は、ディスポーザブルな包装資材を減らす努力が必要だろう。肉なんて、昔のお肉屋さんが用いていた「へぎ板(経木)」に戻せば良いと思うんだけどな・・・。

ちなみに、スーパーの袋って、減らそうと思えば減らせるので、減らせば良いと思いますが、スーパーの袋って、ゴミ袋などとしてリユースされているから、そんなに問題視する必要もないような気がします。
論点がズレているんだよなぁ・・・。

最後に健康食品業界。
日本特有のパウチ型のアルミ袋を見直す必要があるかもしれない。
さて、どうなっていくだろう?