今月は、市場動向として、鉄不足のニュース記事が非常に多く発信されています。昨年末から徐々に伸び、現在、ピークに達しています。
そこで、弊社が以前より紹介させていただいております大豆由来フェリチン鉄の文献紹介です。



本文献では、大豆由来フェリチン鉄の吸収機構について、報告されています。

弊社の大豆フェリチン鉄原料:まめ鉄の開発者でもある、エリザベス・タイル教授が著者の一人として報告されています。

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Caco-2 Intestinal Epithelial Cells Absorb Soybean Ferritin by μ2 (AP2)-Dependent Endocytosis
Caco-2小腸上皮細胞はμ2(AP2)-依存的エンドサイトーシスにより大豆フェリチンを吸収する
J Nutr. 2008; 138(4): 659–666.
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要旨:最近の研究で豆類などの食品に含まれるフェリチン鉄が吸収されることがわかったが,そのメカニズムは解明されていない。大豆フェリチンは何百もの鉄原子と酸素原子からなる安定な蛋白質で,鉄欠乏のヒトが多い現在では重要な鉄源である。大豆フェリチンの吸収はフィチン酸で阻害されないので鉄輸送系とは異なる経路と考えられる。そこで131Iラベルまたは蛍光ラベルした大豆フェリチンをCaco-2培養細胞系に添加し,共焦点顕微鏡やイムノアッセイ法を用いて吸収メカニズムを調べた。その結果,大豆フェリチンはCaco-2細胞の頂膜表面からアセンブリーペプチド(AP)2-仲介エンドサイトーシス経路により細胞内に吸収され,大豆フェリチンの鉄は一般の細胞内鉄プールに貯蔵されることがわかった。大豆フェリチン中の大量の鉄原子は細胞膜を通過する鉄輸送をヘムや鉄イオンとしての単独鉄原子よりも効率良く行っている。
>> Full text (英文) 外部サイト
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ここで紹介されるエンドサイトーシスとは、ラスリン被覆小胞を介して、さまざまな細胞外分子や細胞膜タンパク質などを細胞内に取り込む機構です。
大豆由来フェリチン鉄は、消化されてイオン化することなく、以下のイラストのように取り込まれます。

endo

この吸収機構は、フリーラジカルの害が少ない理由と吸収が良い理由です。

この報告以前は、大豆由来フェリチン鉄の吸収機構すら解明されていませんでした。
実は、この報告は、かなり画期的な報告なのです。

現在、日本人の多くは、特に女性は、鉄が足りていません。また、鉄の害の問題もあり、大豆由来フェリチン鉄のような優しい鉄のニーズが非常に高いのです。





基本、月経のある女性は、鉄不足であり、鉄の摂取が非常に重要です。
2倍以上の鉄の摂取が必要になる妊娠期中期・後期の女性は、特に鉄が不足しやすいです。

弊社では、昨年より大豆由来フェリチン鉄の原料:まめ鉄を取り扱い始めています。少しづつではありますが、市場に、まめ鉄が用いられた商品が供給され始めています。
こういった商品が多くの女性に愛用していただければと思っております。