今回は、Amazonでの健康食品・サプリメントの販売が伸びて強くなっている理由を解説したいと思います。

おそらく、以下のような図式があるのだろう。

Amazonの利用率アップアクセス数アップ
※Kindle本、Video、Musicなどが必需品に(主にプライム会員向けサービス)
 &
Googleのアルゴリズム変更

追跡性アップ:よくアクセスするサイトへの誘導
大手企業や古いドメインのSEO効果アップ
 ↓
Amazonの健康食品・サプリメントが検索率アップ

→上位が独占されるので、Adwords広告やニュース配信媒体への出稿量もアップ→Googleも収益アップ

結果、必然的にAmazonの商品が上位検索されやすくなり、販売量が増える。
そして、販売が激化し、安く良い商品:高コスパ商品が多く揃うようになるので、消費者のアクセスがますます増えるという

正の循環が生まれる

ドンドン、Amazonでの販売が激化していく訳だ。

また、アフィリエイトを始めとしてSEOを中心としていた販売モデルが崩れたという状況がある。

Amazonのプライム会員向けサービスの影響もあるかもしれませんが・・・

結局はGoogle;神の影響だと思う。

Googleのアルゴリズム変更は、ネットの流れも変化し、こういった変化までもららした訳です。

そして、Amazonだけで販売する商品の強みは、

圧倒的なコスパです!

広告費が乗っている通販商品が広告費がほとんど乗っていない商品に勝てるはずがない!

通常、通販向けの健康食品・サプリメントの場合、以下のような原価構造をしています。Amazonは、モール系インターネット通販に該当しますが、今は、もっと高いかもしれない。

モール系インターネット通販:25~50%
広告型インターネット通販:15~25%
紙・電波系通販(シニア向け):15~35%


意外に、ドラックストアなどの量販店系サプリメントも同様な原価構造をしているため、Amazonでは、意外に量販店系サプリメントが売れている。
ただし、Amazon専用商品ほど価格を崩せない状況もあるようです。

今後、健康食品・サプリメントの平均原価率のは一気に高まってくるだろう。
アメリカの市場に近づいていく訳です。

消費者には、良い流れだろう。
また、若干画像での黒い表現をしている商品はあるものの、真っ黒な広告が存在しない点も良いことだと思う。

また、こういった局面、原料メーカーの商品が非常に強くなる傾向も出てきています。

最たる例がスピルリナだろう。

どうやっても、原料の製造者に敵うはずがない。
スピルリナなんて藻だし、原価率も低く、管理費割合が大きく流通量を増やせば原価が下がるような原料である。

ただし、弊社のように価格統制して大きく流通させている原料では、既存顧客への影響を考えると不可能だろう。
一方、原料メーカーのOEMであれば、良い勝負ができるのでは?とも考えています。そういった部分で、市場の変化と言うものもありそうです。

盛者必衰、弱肉強食の世の中

時代の流れに上手く乗りながら、上手く攻めていく必要があるだろう。
私も、必死に頑張っていかねば!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。