多くの方は、弊社の原料事業について勘違いされていると思う。
最大の特徴がクリエイティブサポートだと勘違いされていると思う。多くのクリエイティブの記事を書いておきながら、矛盾しているようだが・・・。

弊社の原料事業の最大の特徴は、

誠実さ

だと私は考えています。

決して、お客様が後々困るような嘘はつかない。また、トラブルが起こっても、全力で対応する。
私の昔から変わらぬ姿勢です。
その信用で、付いてきている長年の顧客も多いです。

それは、以下のようなところにも、現れていると思います。

1. 在庫状況の透明化と常時在庫
弊社は、余程のことがない限り、欠品することはないだろう。
基本、発注から2~5営業日で出荷されます。
この体制がないと、日本の短納期という商習慣に対応できないからです。

一方、在庫状況が不明で在庫がない輸入原料というのは、非常に多いケースです。
弊社もOEMで原料を調達するので、このケースは、非常に困る。弊社の顧客も、同様だろう。

こういった原料に限って、最小梱包単位は、20kg以上だ!
常時在庫も持たないし、小分けもしない。
当然、注文を受けてから調達するので、供給までに3週間以上かかる。国内で確認分析もされていない。
エビデンスデータなんて、とんでもない!
最悪、輸入実績もない。

供給面で迷惑をかけても、何とも思わない。
誠意なく、信頼できない。
でも、そういった最低な原料メーカーって今でもたくさん存在している。

2. 文献調査サポート
基本、弊社は、特許や学術文献の調査を行ってから原料販売を行います。必然的に、数多くの学術文献を購入することもあります。
それでも、想定外の質問や問い合わせが届くものです。近年は、葉酸関係の問い合わせが多いです。

弊社では、きちんと文献調査を行って、簡単にでも報告を行います。場合によっては、文献の原文を取り寄せます。
まぁ、基本、私が対応するのだが。

日々、学術的な知見を積み重ねていくことを大事にしています。
結果、とんでもない数の文献データベースができあがっていたりします。その膨大なデータベースを用いて顧客対応するので、顧客の満足度も高いのだろうと自負しています。

うちの原料販売事業は、営業不在、学術・企画・品管だけの会社と言っても過言ではないかもしれない・・・。
だって、私が原料営業に出向くのは、年間数回程度。
メール対応は、死ぬほど行っているけど・・・。

3. 管理分析の徹底
弊社は、輸入原料に対して、多額な分析コストを投じている会社だと思います。
できない分析があったら、外部機関で分析できるように手配することも多々あります。OPCやNMNの分析が代表例です。

機能性食品原料と言うものは、規格されている機能性関与成分(有効成分)の担保が重要です。
でも、その値は、結構、ブレます。
国内でも、確認分析は不可欠です。そして、メーカーや工場の分析値とのブレ幅や誤差の傾向をしっかりと認識しておく必要があります。

例えば、弊社の山芋抽出物は、工場の方では、ジオスゲニン含有量を15%ではなく16%を保証させています。理由は、国内で確認分析した際、平均1%くらい低めに値が示されるからです。

今後、機能性表示食品のような成分担保が不可欠な時代になっていけば、こういった管理も不可欠になっていきます。

4. 迅速なペーパーワーク対応
弊社は、見積りや資料一式に限らず、原料調査書の提出も、非常に速い会社だと思います。
(私は、他より優先させるような期限を切る顧客ほど、意地悪で提出を後回しにしますが・・・。)
依頼から数時間後には、提出されていることも多々あります。

ぶっちゃけ、ありとあらゆる原料調査書を作成・提出しているので、基本、コピペで完了する業務です。
そういった業務に時間をかけるのは、ナンセンスだと考えています。

まぁ、早い理由は、こういった書類を作ることだけを仕事にしていないからだと思います。
特に私の場合、仕事した振りする必要がないため。

とにかく重要なのは、効率性だと考えるためでしょう。

また、規格書も工夫しているので、最終商品での表示や品質管理に必要な最低限の情報が開示されているので、規格書だけで調査書は不要という会社さんもあるくらいです。

これら4つ以外にも、誠実さ示す姿勢があると思う。

弊社は、原料を売るだけの会社ではありません!

信用と安心が伴っていることを前提としております。

また、原料を購入していただいた顧客の成功を少しでも演出できることを大事にしております。
これは、すべての顧客に対して深く追求できている訳ではないですが、二人三脚で取り組んでいる大口顧客には、トコトンサポートしています。

特定の顧客のために、何らかの分析データを取ることも多々あります。
クリエイティブ強化だったり、オンリーワンの差別化のためです。

一方、私のリソースは有限であり、限られたリソースの中で最大限の結果を出していく必要があります。そのため、サポートは、取引額や関係性で強度を変えています。
その分、資料や情報等を充実させ、均一さサービス提供ができるようにも体制を整えています。

こういった誠実な姿勢が無ければ、今後の時代、決して支持されないと考えています。
生き残っていくために、この誠実さは不可欠だと考えています。
これからも、もっともっと誠実さを強めていくような体制強化を図っていきたいと思います。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。