健康食品・サプリメントのEC市場も、変化が激しいです。勝ちモデルが3ヶ月で通用しなくなる市場なので、大変でしょうね。

アフィリエイト系広告で展開されていた会社さんは、昨年4月以降、メタメタな状況もあるようです。Googleアルゴリズムの関係です。

反対に、ここ最近、調子が良いEC顧客層は、Amazonで展開している会社さんです。

中でも、準定番商品の調子が良いようです。定番商品は、大手さん・量販店さんに敵わないようです。
例えば、以下のような商品かな?

シトルリン
オルニチン
BCAA
リジン
HMB
マカ
生姜(金時生姜)
プエラリア
葉酸(妊活)


比較的、弊社が得意な商品。
やっぱり、弊社は、原料メーカーなので、加工費より原料コストの比率が高い商品ほど強いです。

予想!次は、ここにプラセンタが入ってくる。ただし、デンマーク産の豚プラセンタではダメだろう。

一方、この市場は、薄利多売で価格競争も激しいようです。
Amazonのシステムはエグく、自動的に類似商品が商品比較されてしまうため、かなり厳しくコスパを評価されてしまうようです。
必然的に、販売者が競争させられる。

もちろん、消費者がジャッチするのは、有効成分の含有量とコスパの関係です。
(この流れだと、60日分、90日分の商品も増えてきそう。)

そのため、類似商品でも、ちょっと含有量アップした設計が求められ続けます。

結果、適正原価率がずっと上がり続ける!
そのうち、必ず薄利になる。

今後、コスパ合戦を招かないような商品開発が不可欠になっていくのでしょうね・・・。

市場の適正化という面では、良い流れだと思います。
ゴミ商品が売れなくなり、消費者が騙されなくなる。
一方、ここは、大手企業が得な領域でもあるので、後々は、大手企業に攻め込まれてくるでしょう。
なので、それまでに大手企業に攻め込まれても問題ない商品での展開が重要になってくるでしょう。
今後の展開を見据えて商品開発を行っていく時代になってきました。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。