ようやく、検証したかった動画がYoutube上に表れ始めました。
それが、この動画。篠原選手の試合(8月のアジア大会)。


このcleopatra3939のチャンネルは、他の試合も、かなり紹介している。

アジア大会では、全部で金メダルは4つ。内2つは形で。
組手は、もうちょっと金メダルが欲しかった。
この動画だけでなく、他の日本選手が負けたり苦戦した試合を見ました。その要因は、以下の2点だったのかなぁと感じています。

ルール変更

ダッキング

ルール変更については、いろいろな面で。
例えば、蹴りのポイントが大きくなったのは、リーチもさほど長くない日本にとって不利。

蹴りのポイントが大きくなると、必然的に間合いが遠くなる。
しかも、逆構えで後傾になって待たれると、突きが届かない。
日本人選手は、なかなか間合いに入れない。得意な中段も活きない。下手に間合いに入ろうとすると、カウンターを食らってしまう。ジワリジワリと間を詰めると、再度に逃げて間を切られる。

ワンツーも、ワンで距離を詰めて、ツーで取る時代になっているのだろう。
日本の古いワンツーでは届かんだろう。

ダッキングについてだが、我々の時代は、確実に無防備(反則C2)を取られただろう。
蹴りの間合いを保たれつつ、突きの間合いに入られると、ダッキングで潰される。

加えて、掴みについても厳しくなってきちるので、一瞬しか掴めない。
なので、掴んで投げても、なかなかポイントが取れなくなっています。
ダッキングのように懐に入られた場合、掴んで投げれないなら、くっ付いての裏回し蹴りやサソリ蹴り以外、何もできなくなります。

まぁ、篠原選手が食らった裏回し蹴りは、微妙な感じだ・・・。双方で掴んでいるいるので、待て(ストップ)がかかっているタイミングだ。あれを取ること自体、空手というものがKarateになったんだと痛感する。
最初に取られた突きも抜けているように見えるし・・・。

今後、日本選手がどうしたら勝っていけるのかな?と考えても、なかなかイメージが湧かない。
でも、何となく、蹴りを磨きつつ、サイドステップやスウィッチで角度を付けた攻め方が必要な感じがする。

さて、オリンピックまで後2年。
世代交代もあるだろう。
いくつの金メダルが取れるだろうか?

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。