医療機関向けのサプリは、米国などに比べれば、まだまだ市場は小さいです。一方、まだ隙間のある市場であることは間違えないと思います。

この医療機関向けのサプリも、通販と同様、数多な商品が出てきては、売れてそうな商品の模倣品が生まれ、淘汰されていくというサイクルができてきています。

そして、勝ち残る商品の条件も、かなり明確になり始めています。
市場における勝ち組商品の特徴をまとめてみました。

エビデンスベースの商品
5000円以上の高コスパ商品
体感型商品


何と言っても、エビデンスベースの商品は、勝ち残ってきています。
おそらく、エビデンスに基づいていない商品は、医師や薬剤師も、本気で勧めることができないのでしょう。
理想は、商品としてヒト臨床試験が行われ、査読付き論文レベルの雑誌に投稿されていること。最低限、原料としてヒト臨床試験が行われ、商品にエビデンス量配合されていること。意外に、後者の方でも問題ないことがわかりつつあります。

お金をかけてデータ取りまで行うと会社の原料や商品でないと、なかなか信用されない。

過去の経験上、権威だけ売ろとされた商品は、意外に売れず、高くてもしっかりした商品が売れる市場であることは、明確です。

ぶちゃけ、医師が監修してサプリメントを販売すれば、どんな商品でも、それなりに売れる。でも、非常に狭い範囲であり、大きなビジネスモデルでは展開していけない。
まぁ、こういったビジネスも大事であり、弊社も数多くのクリニック単位のオーダーメイドオリジナルサプリを供給している訳である。

オリジナルサプリになると、どうしても、年間600個くらいの販売が求められます。
50人が毎月購入すれば、売りさばけちゃう量である。
ぶっちゃけ、売れない量ではない。9割以上のクリニックさんやエステさんが1店舗でも売り切っている量である。

発注サイクルの速いクリニックさんは、社販価格を設けて、スタッフさんだけでなくスタッフさんの家族も飲んでいるケースが多いです。
自分も利用しているので、オススメしやすいのでしょう。

実は、医療機関での販売戦略の第一歩は、社販戦略だったりもするのです。

弊社では、どうしてもオリジナルサプリで展開できないケースに対応するため、以下のような商品も用意しています。

弊社PB商品(医療機関専売品):15個(総額2万円)から
レスベラトロール、鮭鼻軟骨抽出物(非変性Ⅱ型コラーゲン&プロテオグリカン)、山芋ジオスゲニン(予定)
→どれも原料・商品としてヒト臨床試験データあり
※契約後のネット決済システムへ移行予定

バルク在庫品:300個から
DHA&EPA、ブルーベリー、ルテインなど
※設計は固定
※PB商品のパッケージ変えも可

今後も、クリニックルートを攻略していくため、いろいろと努力していかなければいけないなぁと思います。
頑張ります!

参考:
2014年09月01日 規制緩和後の医療機関におけるサプリメント販売での注意点

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。