昨日は、朝から出たっきりで、夕方に戻るまで3つの商談がありました。その1つの会議では、原料供給させていただいている顧客と競合対策のクリエイティブ戦略について話し合われました。

まぁ、私を知らない方は、なぜ?と思うかもしれません。

でも、これが私が行う原料事業の根幹の部分でもあるのです。

弊社と通しで原料が流通されるケースが多い理由も、ここにあります。
単なる寵愛で利用されている訳ではありません。

金額が大きくなれば、クリエイティブ戦略サポートだけでなく、機能性表示食品のサポートも無料で行う。
ちなみに、こういったことは、コンサルとして、お金をもらってもやらん。
本業で稼ぐこと(本業以外では稼がないこと)を大事にしているので、事業の中で成果報酬的に収益が出るようなモデルで動いています。

顧客とWinWinの関係が構築できて結果が出れば、みんながハッピーになる。

もう少しわかりやすく説明すると・・・レスが取れるクリエイティブ材料を提供できれば、広告費用対効果や売上額も上がりますので、結果、顧客は収益性が高くなり、原料の供給量も増えることで原料メーカーも売上が増えます。

さて、タイトルの内容に戻りますが、まさに今回の会議がそうでした。
原料メーカーは、努力し続けなければならないです。以下のように、どんな努力をすべきかをまとめてみました。

・特許取得
・各種認証の取得
・大学や公的機関との共同研究
・医師や有知識者とのコネクション作り
・研究開発による独自データ取り
・素材や成分の広報活動 などなど


これらが勝ちクリエイティブにつながります。

こういった努力に終わりはありません。

また、すべての情報やクリエイティブ上のノウハウを公開している訳ではなく、顧客単位で提供されることも多いです。
それが、既得権益を作り、顧客を守ることにつながったりもします。究極は、特定の顧客ためだけの研究開発を行うこと。

悪い言い方をすると、こういった部分で、私は顧客を選んでいます。
ビジネス上、すべての顧客は平等ではない!

ちなみに、近年、クリエイティブ上で大学名や医師の肩書を出しにくくなってきていますが、問題のない方法で出すこともできます。
正確には、チラリと出さなきゃいけない局面を作ればよい。
いろいろとテクニックがあります。

日本人は権威に弱いので、勝っていくには権威を利用したクリエイティブも不可欠です。

実際、原料メーカーは、こういった努力が必要であり、過度な営業活動は不要です。
OEM会社や販売会社の担当者さんからすると、ネタがないのに営業に来られても、迷惑ですから・・・。

勝っている通販会社さんの多くは、原料の購入は直接行わなくても、情報のやり取りは原料メーカーと直接行うということがほとんどであることは、この記事の本質の部分です。

でも、求める情報を提供してくれるかは、原料メーカーによっても異なるし、担当する営業マンによっても異なります。
当然、営業マンでも、知識やスキルに大きな差があります。
論文レベルで原料の科学的情報を知っている者もいれば、原料の広告表現まで理解している者もいる。また、反対に、営業マンではなくオペレーターとして最低限の情報しか提供できない者もいる。

営業は不要と言いながら、人でも差が出るのも原料営業の難しくも面白いところ。

中小企業のビジネスの部分が強いです。私は大手さんにはできない原料営業をしていければ良いと思っています。

今期も2桁成長できるよう、頑張っていかないとなぁ!!
そのためには、努力だけでなく、アイディアや戦略も重要なんだろうなぁ。
ファイトです!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。