弊社の山芋抽出物を用い、富山大学で実施されたヒト臨床試験の論文が公開されました。本試験には、弊社原料ジオパワー15が使用されています。
ポイントだけ説明です。

一日あたり山芋抽出物50mg(機能性関与成分:ジオスゲニン)を健常人に対して12週間摂取させ、日本語版神経心理検査(RBANS)などを評価しております。どちらかの試験食品を12週間の摂取後、6週間ウォッシュアウト期間を設け、もう一方の試験食品を12週間摂取するという、二重盲検のクロスオーバー試験で実施されています。
結果、RBANSのトータルスコアで顕著な有意差が示され、認知機能の改善効果が示されました。

論文は以下のサイトからダウンロードできますので、詳細は論文で論文でご確認ください。

Chihiro Tohda, Ximeng Yang, Mie Matsui, Yuna Inada, Emika Kadomoto, Shotaro Nakada, Hidetoshi Watari, Naotoshi Shibahara. Diosgenin-Rich Yam Extract Enhances Cognitive Function: A Placebo-Controlled, Randomized, Double-Blind, Crossover Study of Healthy Adults. Nutrients 2017, 9(10), 1160.

なお、このジオスゲニンの機能性メカニズムは、血流改善のような一時的なものではなく、アミロイドβなどの原因物質を減少させ、さらに破綻した神経回路網を再構築させるという根本治癒の画期的なものです。
今後、認知症患者に対しても試験が実施されていくでしょう。

超高齢社会の日本において、認知症の予防は、必要不可欠な状況です。今後、本原料が日本の健康長寿に寄与していくことを願うばかりです。

【追記2】 説明
図2が最も結果の全体像を表しています。それぞれの項目である即時記憶・視空間/構成・言語・注意・遅延記憶では、変化こそ確認できるものの有意差まで示していないです。それをトータルスコア、特に男女別のトータルスコアで解析すると、見事に顕著な有意差が示されています。また、年齢別では、47~81歳で有意差、60~81歳で統計学的な有意傾向が示されている。
【追記1】
おそらく、近日中、富山大学のプレスリリースで発表されるでしょう。
作用メカニズムが発見された前回は、NHKやテレビ朝日にも取り上げられました。今回も、様々なメディアに取り上げられそうです。


山芋がアルツハイマー病に効果…富山大が研究結果 投稿者 samthavasa

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。