今程、以下のような報道がありました。

“バストアップ”うたう食品で健康被害
 国民生活センターは13日、バストアップなどの美容目的で販売されている「プエラリア・ミリフィカ」という植物を含んだ健康食品の摂取後、健康被害が相次いでいるとして注意を呼びかけた。
 国民生活センターによると、「プエラリア・ミリフィカ」は植物で、女性ホルモンの1つと同じような作用を持つ成分が含まれているとされている。
 バストアップやスタイルアップなど美容目的の健康食品として販売されていて、今年4月までの5年余りで209件の健康被害の届け出があったという。半数は10代20代の若い女性からで、月経不順や不正出血、乳房の異常など女性特有の健康被害が多くみられたという。
 国民生活センターでは、安易な摂取をひかえるとともに、摂取後、異常を感じた場合は医療機関を受診するよう勧めている。


弊社の原料:美活花80は、葛(プエラリア・ロバータ)花の抽出物です。
この度、問題となっているプエラリア・ミリフィカとは種が異なるだけでなく、(根に含まれる)プエラリンを含まない花の抽出物です。
また、葛花抽出物の主たるイソフラボンであるカッカライドには、強い女性ホルモン様作用がございません。

ご安心ください!

参考:
イソフラボンの一斉分析で、葛花にプエラリンが含まれないことを示した論文
Simultaneous analysis of isoflavones and saponins in Pueraria flowers using HPLC coupled to an evaporative light scattering detector and isolation of a new isoflavone diglucoside., J Nat Med. 2010 64(3):313-20.
葛花イソフラボンに女性ホルモン様作用が無いと述べられている論文
腸内細菌による配糖体の加水分解と代謝活性化

本原料は、時折、バストアップ商品にもWプエラリア原料として採用されていました。また、弊社では、プエラリア・ミリフィカ根(プエラリン)の女性ホルモン様作用も把握しておりましたので、これまで、安全面を重視して、葛(プエラリア・ロバータ)花抽出物も配合することを推奨しておりました。

一方、カッカライドアは、プエラリンほど女性ホルモン様作用は強くないですが、作用がマイルドなだけで、女性ホルモン様作用が全く無い訳ではないとも考えております。
また、プエラリア・ミリフィカ(根)と組み合わせれば、当然、女性ホルモン様作用を注意する必要性が出てきます。
その点は、ご理解いただき、本原料を適切にご活用いただければと思います。
また、引き続き、相変わらぬ本原料のご愛顧の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
<(_ _)>

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。