ここ最近、私は、ネット印刷のラクスルを利用して、クリニックのチラシや商品パンフレットなどを印刷しております。
とても便利。

今日、初めて知ったのですが、ラミネート加工まで行ってくれるようです。

こんな便利なものができたら、既存の印刷会社さんは、大変だろうなぁと思います。
広告代理店さんは、小口の印刷は、ネット印刷を使ったりもするようになるんだろうなぁと思ったりもします。

ただし、このネット印刷ツールを使いこなすには、制作業務ができることが条件
ちなみに、ラクスルの凄いところは、必ずしもイラストレーターでなくても良く、ワードやパワーポイントでも入稿できること。そこが画期的。

したがって、既存の印刷会社さんが生き残っていくには、デザインや制作業務の部分での差別化なんだろうなぁと思います。ハードではなくソフトの部分。
それでも、近年は、ネット入札制のデザイナーさんを使われるケースもありますし、デザイナーさんを常時雇用するにも常時デザインの仕事がなければ成り立たないです。

私が、顧客からデータ入稿される際、非常に困っている点
それは、データ入稿の仕様書を出しても、デザイナーさんが全く守ってくれないこと。特に、Webデザイナーさんが入稿して来るパッケージのデータは、酷いことが多いです。
この仕様書には、印刷方法毎のデータ作成の注意点や関連法規への順守などが記載されています。

なので、弊社では、関連法規まで加味して制作してくれる印刷会社さんのデザイナーさんを利用することが多いです。
デザイン自身が景品表示表や薬機法に引っかかることもあり、結局、全部やり直しということもありますので、校正している時間などを考えると、初めてのデザイナーさんのデータは怖い・・・。
こういった既存の印刷会社さんの制作業務も、選ばれる企業戦略の1つなんだろうなぁと思っています。

こういったネット印刷はIT技術の賜物です。
古いものは新しいものにドンドン淘汰されていく世の中の仕組みが非常に早くなっています。
大変な世の中です。
我々も便利なものはドンドン取り入れながら進化し続けるしかないのですね!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。