先日土曜日、情報番組(サタデープラス)でも「蒸ししょうが」で体温を上げて免疫(NK細胞)アップすると紹介されていましたが、的を得た健康法だなあと思っておりました。
あそこまでしっかりとNK細胞の数に変化が現れるのですね。

蒸ししょうがの作り方:
できるだけ薄くスライスされた生姜をオーブン(100℃の条件)で一時間加熱。乾燥した生姜をミキサーなどで粉末化。

古来より、漢方の世界では、ショウガを様々な漢方薬に利用しています。ショウガは、生のショウガである生姜(ショウキョウ)と加熱乾燥されたショウガである乾姜(カンキョウ)が用途に応じて使用されています。
理由は、この2つのショウガでは、主な有効成分が異なるためです。

生のショウガ(生姜)には、ジンゲロールという成分が中心です。一方、乾燥されたショウガ(乾姜)には、ショウガオールが中心です。この二つの有効成分は、機能性も異なります。

生のショウガに多く含まれるジンゲロールは、主に血流を良くするので、体の末端部分を温めます。体の深部にある熱を移動するだけで熱が作られないので、一時的な発汗はありますが、低体温や冷え性の根本的な改善にはつながりにくいようです。
ジンゲロールは、温め効果より、殺菌効果の方が大事であり、寿司のガリなどは、生姜ジンゲロールの殺菌作用を利用したものなのです。

一方、加熱乾燥されたショウガ(乾姜)に多く含まれるショウガオールは、体の深部に熱を作り出して身体を温める効果があります。したがって、低体温や冷え性の根本的改善には良いのです。

まあ、ジンゲロールもショウガオールも、両方同時に摂った方が良いです。まあ、生姜にも乾姜にも、比率が異なるだけで両成分が含まれているため、必然的に両方の成分を摂取できます。

健康食品でも、このショウガがよく利用されます。私も、ショウガは、カンゾウ(リコリス)・山芋(山薬)・葛花・桂皮(シナモン)などと共によく利用する漢方素材の1つです。
でも、ジンゲロールが規格化された原料が多く、ショウガオール中心の原料がない。何か理由があるのかな?

何れにしても、低体温は、良いことがないです。
低体温解消のためにも、このショウガの力を上手く利用したいですね!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

kuri photoM2株式会社アンチエイジング・プロ COO/順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。