昨日もちょっと触れましたが、私の商品設計の特色は、クリエイティブを意識した販売重視の設計であることです。
ただし、勘違いされることも多々あるのですが、販売重視と言っても広告のレスポンスだけを追っている訳ではありません!昨日も申した通り、良い商品でないとリピートしないので、予算に応じて体感も期待できるような商品設計にしています。

主剤や副材でエビデンスベースで商品設計にすることも多いです。私特有のサービスですが、成約後、エビデンスの論文まで提供することがあります。
比較的好きな原料は、アミノ酸(主にオルニチン、アルギニン)、アセチルグルコサミン、ポリフェノール、乳酸菌、ビタミン・ミネラルです。
最近は、美味しさや続けやすさにも注力しています。
また、錠剤やカプセルなどの剤型にこだわらなくても良いのかな?とも考えています。

この健康食品業界、商品は玉石混合です。
また、医薬品医療機器等法(旧・薬事法)があるため、消費者は、良い商品を見極めにくいです。さらに、健康増進法の穴があり、薄い商品でも見せ方だけで売れてしまいます。
酷いものになると、シロップ・油・ゼラチンだけの健康食品が存在していたり、数%しか有益な原料が配合されていなかったりします。ソフトカプセルの酵素サプリなどが一例です。原価率も、10%くらいです。そういった商品に限って売れていたり、悪い広告代理店やコンサル会社が販売を薦めます。
まさにゴミを売る商売です。
正直、私は、そういった商売が好きではありません。
私の場合、そういった設計を求められても、最低限、健康に寄与する成分(主にビタミン・ミネラル)を配合して、悪あがきをします。もちろん、コストに大きく影響しない程度に配合します。
それが作り手側の良心というものだと考えています。

機能性食品に関して、正直、今は、それ程こだわっていません。
機能性食品だけが健康食品ではないですし、機能性食品にしにくい/できないけど、予防医学の観点から非常に重要なものもたくさん存在します。また、体感だけ支持され続ける商品も多々あります。
例えば、機能性食品でなくてもポリフェノールやルテインなどを摂取することは大事なことだと考えています。

そういった信念で、消費者を裏切らないリピート購入され続けられる売れる商品を生み出すことに情熱を傾けています。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。