今、新機能性表示制度では、ブルーベリー(ビルベリー)よりルテインの方が機能性表示が行いやすいという話がなされています。眼に対するブルーベリーのエビデンスが少ないためです。

2014年11月19日に「ブルーベリーを食べても夜間視力は良くならない」という、それを後押しするような、報告もなされました。
一方、明るい光に曝された後の正常な視力の回復には役立つことが明らかになったともされています。
評価が難しいと思います。

ちなみに、ルテインの機能性表示に対しても、1つハードルがあると思います。
日本人の眼の色です。青い目より黒い目の方が光の悪影響に強いです。日本人は、黒い色素を多く持つ人種なので、欧米人で示されるほど顕著に効果が示されないだろうと推測されます。日本人で黄斑変性を発症する人の数は、欧米に比べ、まだまだ少ないです。
人種間での効果の差というものが問われると、結構、厳しいものがると思われます。何らかの補足データが必要だと思います。

日本において、この眼の市場は大きいです。
ブルーベリー(ビルベリー)の眼に対する機能性は、原料としてもしくは商品としてのエビデンス(ヒト臨床試験)が国内で取られることで表示が可能になるのでは?と推測しております。
きっと、どこかの会社さんが、そう動いているでしょう。
さてさて、どのようになるか、興味津々です。
制度が始まったら、継続的にウォッチしていきたいと思います。

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■ブルーベリーを食べても夜間視力は良くならない

ブルーベリーは心臓の健康・記憶力の良さ・消化を促進するだけでなく、夜間視力を良くするという評判があり、健康食品の支持者の間で人気があるが、カナダの研究チームは、これを疑うに足る理由を発見したという。

数十年前に発表された研究が、ブルーベリーが夜間視力を向上させる可能性があるというヒントを与えたと言う。その後の実験室での実験でも、この所見を支持していた。例えばブルーベリーや他の植物に含まれる色素分子であるアントシアニンは、光を感知する眼の重要な分子の再生を促す。

しかし、ヒトを対象に行ったブルーベリーの夜間視力に対する効果を検討した以前の臨床研究のレビューにより、こうした研究は十分にコントロールされていなかったことが明らかになっている。

そこで今回研究チームが、72名を対象に3週間、そして59名を対象に12週間にわたるプラセボ対照臨床試験を実施した結果、ブルーベリー補充食は暗闇の中での視力を改善しないが、明るい光に曝された後の正常な視力の回復には役立つことが明らかになったという。

研究チームは、また殆どの健康な人には効果は小さくあまり目立たないものだと結論付けている。今後良くデザインされた研究で実証する必要はあるものの、アントシアニンは既に眼に障害がある人の視覚的な健康を向上することができる可能性があるかもしれないとしている。
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【出典】
翻訳記事: リンクDEダイエット
原文:Blueberry Effects on Dark Vision and Recovery after Photobleaching: Placebo-Controlled Crossover Studies

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

kuri photoM2株式会社アンチエイジング・プロ COO/順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。