先日書いたバストアップサプリの記事の評判がよかったため、再度、プエラリアの記事です。
弊社では、バストアップサプリを設計する際、いくつかのプエラリア素材を使い分けます。良く使うのは、この3つの原料です。

1. 質のクリエイティブを謳えるプエラリア(配合量制限があり、量のクリエイティブには不適)
2. とにかく価格優先で高配合するためのプエラリア
3. 女性ホルモン様作用が非常に少なく美活効果が強い野生種プエラリア濃縮エキス

プエラリアは、女性ホルモン様作用が強いプエラリンを含みます。体感があって当然なのですが、まあ、安全性を考えると、基本的には、1と3の原料を組み合せて使いたいのが本音です。
年々、配合量勝負しようとする顧客も増えているので、2で量のクリエイティブが謳える商品設計は、健康被害を起こす可能性も高いので、正直、躊躇します。
プエラリアは、なんだかんだ言って、葛根の一種なので、医薬品区分と食品区分のギリギリの原料ですから、アシュワガンダやカバカバなどのように、いつ食品として使えなくなるかはわからないので、そういった怖さもあります。

意外に、バストアップサプリは、商品単価も比較的高いですが、1000円オーバーの高原価の商品が多いです。
なので、困ったことに、高配合商品を要望されることが多いです。

健康食品は、実際、効果が無くても売れてしまいます。
供給する側としては、やっぱり、効果が期待できるものを供給したいです。
一方、効果があるということは、健康被害のリスクも同時に有するので、注意が必要です。バストアップサプリのように、ホルモンに関係するものは、特に注意が必要です。

できれば、副材を工夫して、少しでもリスクが少なく、クリエイティブ表現し易い商品設計にしたいと心がけています。
これからも、安全で良い商品を作れるよう、最善を尽くしていきたいと思います。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。