先日、発酵プラセンタエキス末のサンプルが届きました。
率直な感想です。

・想像以上に色が白い。淡いクリーム色。
嵩比重が軽い。ハードカプセル充填の時は要注意。
・流動性は良い。
・プラセンタ独特の動物臭はほとんどない。
 ただし、わずかな酸味のある独特な香りがある(もろみ酢末っぽい)。
・結構べたつく。固結性に注意が必要。

臭いの問題も少なそうなので、錠剤加工にも適してそうな感じがしますが、プラセンタエキスのような高タンパク原料はメイラード反応を注意しなければなりません。
配合量が多い場合は、吸湿性の注意も必要だと思います。

無難なのはソフトカプセルやハードカプセルなのかな・・・。
それでも、ソフトは、高配合の場合、割れ注意だなあ。糖衣錠でも良いけど、加工コストがなあ・・・。
配合量が25%以下なら、ソフトでもハードでも錠剤でも大丈夫かな・・・。
ドリンクは、沈殿しそうだなあ・・・試してみなきゃわからないなあ・・・。味付け次第では、スティクゼリーには良さそう・・・。
という感じでいろいろ悩んでいます。

まあ、何れにしても新しい原料なので、ソフトで・ハード・錠剤の場合、25%以下の配合にして、様子を見た方が良さそうです。

ここら辺の原料評価は、今後、使用することにより経験則で知見を積み重ねていかなければならないです。
日々、努力と積み重ねの部分です。
地道にがんばります!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。