ここ最近、原料受託バンクのランキングに反して問い合わせが多いのは、山芋ジオスゲニンに対してです。
理由は、どうやら「フェルガード」というフェラル酸の脳サプリの供給にトラブルがあったようです。
特許関係で。
この商品は、クリニック(歯科を含む)・整骨院・調剤薬局など、医療機関を中心といて販売されていたそうです。

何かのトラブルで供給が止まり、卸商品の購入を希望されたり、フェルラ酸を除いてプライベートブランドで商品を作りたいという希望の問い合わせが増えています。そういったお客さんは、十中八九、地味に販売力があります。
大事にせにゃなりません!

また、この山芋ジオスゲニンに関しては、一般消費者の方からの問い合わせも多いです。
お金に糸目は付けない、原料で構わないので、譲って欲しい・・・などという。
切羽詰って問い合わせられているので、弊社のOEM商品供給先を紹介したりなど、ケースバイケースで対応しています。

その理由となる情報は、富山大学の山芋ジオスゲニンのアルツハイマー型認知症への効果に対する発表です。
ほどんどの一般消費者の方がこの情報を閲覧して問い合わせされています。
そして、弊社の山芋ジオスゲニンは、唯一、クリエイティブ開発されてストーリー性のある原料なので、原料なのに問い合わせが来ているようです。

全く想定外の反応でした。
市場とは、何があるかわからないものです。

この脳の分野は、究極のアンチエイジングです。
最近、認知症の原因にホルモン低下が関与している報告も出てきています。
(アンチエイジングは、ビタミン・ミネラル・抗酸化・ホルモン補充が基本なのかな・・・。)
一方、なかなかエビデンスとしてデータを示すことが難しい分野の研究でもあります。

参考までに、富山大学の報道記事をまとめてみました。
是非、参考にしてみてください。
これらの記事を読む限り、将来性のある素材とも言えると思います。

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「ヤマイモにアルツハイマー改善効果」

「ヤマイモ」などに含まれる成分が、アルツハイマー病の原因とされる、タンパク質を減少させるなどの効果があるとする研究結果を、富山大学のグループがまとめ、新たな治療の手がかりになると注目されています。

研究を行ったのは、富山大学和漢医薬学総合研究所の東田千尋准教授らのグループです。

グループでは、神経細胞を活性化する働きがあるさまざまな生薬を調べ、このうち、ヤマイモなどに豊富に含まれる「ジオスゲニン」を、アルツハイマー病の症状を出るようにしたマウス6匹に、1日に1回20日間、投与しました。

その結果、マウスの脳に蓄積されていた、アルツハイマー病の原因とされる「ベータアミロイド」というタンパク質が、平均で70%減少したほか、記憶や情報伝達をつかさどる、「軸索」と呼ばれる神経細胞の突起の形が正常に近い状態に戻り、記憶力の改善も確認できたということです。

東田准教授は「アルツハイマー病の治療の新たな手がかりになる」と、話しています。

アルツハイマー病に詳しい名古屋大学の永津俊治名誉教授は、「日常的に食べるヤマイモに含まれる成分が、アルツハイマー病の症状の改善に有効だという科学的データが得られたことは、たいへん興味深い。ヒトにも有効か、今後の研究に期待したい」と話しています。

《NHKニュース》

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「ヤマイモ成分にアルツハイマー改善効果…富山大」

ヤマイモなどに含まれる成分にアルツハイマー病を改善する作用があることを、富山大学和漢医薬学総合研究所の東田千尋准教授(46)らの研究グループが動物実験で突き止めた。
病変した神経細胞を回復させる効果も確認され、治療薬開発につながると期待される。

成分は、ヤマイモなどに含まれ、強壮作用があるとされる化合物ジオスゲニン。実験では、アルツハイマー病を発症させたマウスに1日0・12ミリ・グラムずつ、20日間連続で注射した。

その後、記憶力を試すと、注射していないマウスが30分前に見た物体に初めて見るような反応を示したのに対し、注射したマウスは正常なマウスと同じく既知の物体と認識した。

アルツハイマー病はアミロイドβ(ベータ)と呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積することで、神経細胞から伸びた突起「軸索」が病変を起こして記憶に障害が出る。

実験では、ジオスゲニンの投与でアミロイドβが約7割減少し、さらに、軸索が正常な状態に戻っていたことが分かった。

《読売新聞》

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「ヤマイモの成分がアルツハイマー病を改善」

イギリスの電子版科学誌に、26日、富山大学の研究結果が掲載されました。
アルツハイマー病を改善させるのは、「ある食べもの」に含まれる成分だというんです。

「アルツハイマー病を改善するとされる物質、この”ヤマイモ”に含まれているんです」

研究を進めているのは、15年ほど前からアルツハイマー病に挑み続ける富山大学の東田千尋准教授です。
鍵になるのはヤマイモやナガイモに含まれる化合物「ジオスゲニン」。
東田准教授「ジオスゲニンそのものでアルツハイマー病にチャレンジしている例はない、世界的に見て私たちが初めてだと思います」

「脳の中の情報のやりとりに重要な役割を果たしている神経細胞の軸索という突起。これがアルツハイマー病の中では変性してしまうんですが、それがジオスゲニン投与によって顕著に正常状態に近い状態に戻っている事がわかりました」。

例えば「ジオスゲニン」を、記憶障害のあるマウスに与えると、こんな変化が起こります。
マウスに2つのものを覚えさせ、そのうち1つものを入れ替えると…「ジオスゲニン」を与えていないマウスは、以前あったものを忘れてしまい、2つとも新しいものだと認識してにおいを嗅ぐなどの反応をします。

一方「ジオスゲニン」を与えたマウスは、以前あったものを覚えていて、新しく入ってきたものにだけ反応をするといいます。
認知機能が改善されたのです。

現在使われている薬ではこうした認知機能の改善は期待できません。
薬では、変性してしまった脳自体を治せないからです。

東田准教授「多くのアルツハイマー病の認知症の患者さんは、もうかなり脳内で変性も進んでしまっているときに、ご自分がアルツハイマー病だと気付くわけです。」

「そこから少しでも記憶能力を正常な状態に戻したい、そういう戻せるような薬を開発したいと思ったのが私の研究の動機です」。
今後は、アルツハイマー病に効く別の化合物を開発するなど新薬開発の選択肢を広げたいということです。

この「ジオスゲニン」、脳に効果がある量をヤマイモなどから得るには一日10キロほど食べなければいけないそうです。この研究を生かして、早く効果的な薬が作られるといいですね。

《北日本放送》