今、健康食品の通販業界では、市場の更なる飽和により急激な変化が起こっています。
たまには、推定統計学を学んだ者として、まじめな話をしたいと思います。

現状、漁業に例えると、健康食品通販業界は、乱獲された漁場と同じようなことが起こっています。
需要と供給のバランスが崩れている市場の中で、ゲームの理論を無視した過剰な販売活動が行われ、お互いの潰し合いが起こっています。

ゲームの理論とは、簡単に言うと競争の原理のようなもので、複数の当事者(プレイヤー)が存在し、それぞれの行動が影響し合う状況(ゲーム)において、各人の利益(効用)に基づいて相手の行動を予測し意志決定を行う考え方です。
漁業の場合、推定統計学の手法と共に、資源管理などにも利用されています。

通販業界の需要や供給、市場、集客を漁業に例えると、

需要:一定のエリアでの魚の資源量
供給:漁業者の漁獲量
市場:漁場
集客:漁業活動

になります。
漁業者たちは、限りある資源(;魚など)を奪い合い、収益を競い合います。
1年間に増える資源量が年間漁獲量を上回っている状態というのは、市場が成長している状況です。
反対に、年間漁獲量が1年間に増える資源量を上回ると、市場が飽和している状況です。

そして、漁獲量が1年間に増える資源量を上回る状況にもかかわらず、魚を奪い合って過剰に漁獲し始め、それを続けると、乱獲という状況になります。
こういった状況下で起こるのは、漁業者同士で競争が起こるためです。要するに、有限である魚の取り合いをするためです。
ゲームの理論を考えると、当然です。

漁業と通販業界と面白い共通点は、漁業者(販売会社)は、ライバルとの競争があるため、費用対効果が悪くても漁業(集客や広告活動)を続けなければならない点です。
通販に例えると、集客(広告)の費用対効果が下がっていても、売上を落とすわけにはいかず、集客を止めるわけにいかないという状況です。
漁業の場合、乱獲がひどくなると、資源が枯渇するので、国などから漁獲制限がかかります。
ライバル同士の競争は、明確なルールが示されることで、収まります。

通販の場合、制限はありません
とことんまで潰し合うか、新しい市場(漁場)を探し求めるしかないのです。

現在、通販会社は、費用対効果の悪い広告を打ち続け、お互いに潰し合って、お互いに収益性を悪化させている状況があります。
繰り返しますが、こうなってくると、とことんまでライバルを潰してしまうか、新しい市場を求めるしかありません。
今、通販会社は、その選択を求められていると思います!

私は、新しい市場を開拓する方法を選択します。
その市場が良いか(その漁場で魚が取れるか)は、わかりませんが、潰し合うのは良い選択だと思いません。
販売のイノベーションを起こさない限り、潰し合いで生き残ることはできません。そのイノベーションを起こせる確立と新しい市場で成功する確率を比べると、現段階では、新しい市場を開拓する方が有益だし成功の確立も高いかなあと思っています。
いずれにしても、険しい道ですが、まあ、がんばるしかないですね♪