第11回日本抗加齢医学会総会のプログラム・抄録集が届きました。
非常に厚い一冊でした。

ここ最近、非常に学術志向が強くなったように感じます。
良いことだとは思います。
ますます専門家の集まりになったなぁと思います。

一方、通販を中心とした健康食品ビジネスとしては、絡みにくくなったなあとも思いました。
私は、健康食品でアンチエイジング医学や予防医学を行っていく仕組みを作ることを会社の目的としているので、ちょっと残念です。

(あまり深く突っ込むと、アンチエイジングや予防医学は、医療業界や薬業界のものなのか、食品業界のものでもあるのか、という論点に行き着いてしまいますが・・・。どこの業界のものでもないのですが、そういった争いになりがちです。)

私の持論ですが、アンチエイジング医学も、商品が流通仕組みと共に成長しなければ、大きな成長にはつながりにくいと考えています。
ちゃんとマーケティング戦略の上で、きちんと、良いアンチエイジング商品を流通させることが重要だと思います。
それが、高齢化社会の問題の緩和、医療費問題の解決やQOLの向上につながってくると考えています。

アンチエイジングサプリメントの多くは、作り手が提供したい、作り手よがりの商品設計になりがちです。
これでは、パワハラ的な販売モデルを作らないと、簡単に成立しません。
売れるアンチエイジングサプリメントを作るには、買い手ニーズも反映された魅力的かつエビデンスベースで本格的なアンチエイジングサプリメントに仕上げる必要があるのです。
それを実践していくのが私の役目だと思います。


この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。