健康食品業界における地震の影響は、どんどん明らかになりつつある。ただ、東北でものが売れなくなっただけではない。

まず、配送関係で、健康食品に限らず通販業界自体が混乱しました。

次に、東北で作られていた健康食品原料が壊滅的な被害を受けたものがある。

・気仙沼産サメ軟骨コンドロイチン
・HTCコラーゲン(トリペプチド高含有コラーゲンペプチド)
・重曹      などなど

特に、サメ軟骨エキスは、今後、気仙沼の漁業が復活しない限り、気仙沼でサメが水揚げさえることはない。
その市場自身がなくなってします危機的な状況である。
そりゃあ、気仙沼があの状況なのだから、当然である。
被害にあわなかった在庫の軟骨からしか作られず、いつまで供給が続くかは不明である。

国産、気仙沼産のコンドロイチンで儲かった会社は、多々あるだろう。
今は、原料メーカーが走り回り、四苦八苦していると思う。私は、元々が原料メーカーだったので、想像がつきます。
供給責任だなんだで、ギャーギャー言っている会社の話も耳に入ってきます。
悲しい・・・。

ここは、その原料を使用した商品を消費者に販売し、大きな収益を得た商品メーカーが支援してくれなければならないと考えます。
関わっていた多くの会社が気仙沼の漁業を支援すべき。

健康食品業界も、どこまで社会に貢献できるかが問われているのだと思います。
そして、今後、その気仙沼の漁業に復興に尽くした会社だけが優先的に再びコンドロイチンの供給を受けるべきだと思います。

しかし、その復興までには時間がかかります。
今後、如何にスピーディーに対応できるかが焦点になるだろうと考えております。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。